Brasil特集

定番のボサノヴァやサンバはもちろん、地域別やブラジルの若者最新トレンドまでリアル・ブラジル音楽をご紹介!
選曲&text by Willie Whopper

ボサノヴァ

日本でも大人気のボサノヴァ。定番中の定番をピックアップしました。

The Composer Of Desafinado, Plays

The Composer Of Desafinado, Plays

Antonio Carlos Jobim

作曲家/歌手/ピアニスト。「ボサノヴァの法王」ともいわれる最重要人物。「イパネマの娘」、「シェガ・ヂ・サウダーヂ」、「デザフィーナド」といった定番曲を多数発表した。本作は米国で録音したワールド・デビュー作。
João

João

João Gilberto

歌手/ギタリスト。ジョビンと共にボサノヴァ界の最重要人物。1958年に録音した「シェガ・ヂ・サウダーヂ」が音楽業界を中心に大きな衝撃を与え、今ではボサノヴァ第1号曲とされる。本作は1991年発表で、古いサンバ曲中心。
Nara Rara

Nara Rara

Nara Leão

歌手/ギタリスト。良家の子女で、彼女の住んでいたマンションに夜な夜な演奏家が出入り、ボサノヴァが誕生したと言われている。後にボサノヴァと決別、社会派な曲を歌った。本作は珍しい曲を集めたコンピレーション。
Nosso Baden

Nosso Baden

Baden Powell

歌手/ギタリスト/作曲家。ボサノヴァ誕生以前から独自のスタイルで活動、本人はボサノヴァ演奏家といわれるのを嫌っていたそうだ。ヨーロッパのジャズ界でも人気があり長期滞在経験がある。本作は1980年録音。CDはレア。
Revolución Con Brasilia! (The Girls From Bahia)

Revolución Con Brasilia! (The Girls From Bahia)

Quarteto em Cy

ボサノヴァの詩人、ヴィニシウス・ヂ・モラエスが発掘した女性4人組コーラス・グループ。本作は米国進出を狙い「ガールズ・フロム・バイーア」名義で録音した音源。メンバーを入れ替えながらも現在まで活動中。

サンバ

ブラジルといえばサンバ。カーニヴァルのサンバからしっとりした曲調のサンバまで。

Verde Que Te Quero Rosa

Verde Que Te Quero Rosa

Cartola

エスコーラ・ヂ・サンバ(サンバ・チーム)、マンゲイラのシンガーソングライター。1930年代から活動していたが、初録音は1960年代になってからという遅咲き。スタイルは異なるがブルースにも似た味わいがある。
Nos Botequins Da Vida

Nos Botequins Da Vida

Beth Carvalho

元々はサンバのコミュニティの出身ではないが、1970年代よりサンバを歌い、特に1980年前後のパゴーヂ・ブームで人気を決定的にした女性シンガー。カヴァキーニョも得意で弾き語るスタイルが定番。現在はマンゲイラ所属。
Martinho Da Vila

Martinho Da Vila

Martinho Da Vila

歴史あるエスコーラ・ヂ・サンバ、ヴィラ・イザベル出身、1970年代にサンバをヒットチャートに返り咲きさせた人物。彼の書く楽曲はアフリカを感じるルーツ・サンバ・スタイルが多い。娘のマルチナリアもサンバ歌手。
Saudosa Maloca

Saudosa Maloca

Adoniran Barbosa

サンパウロのサンバ界の代表的作曲家/歌手。ラジオDJ、詩人、役者、コメディアンと今でいうところのマルチ・タレントのはしり。イタリア系移民の末裔で、生涯イタリア人街ビシーガで暮らした。哀愁ある楽曲が多い。
Revolución Con Brasilia! (The Girls From Bahia)

A Arte De Jair Rodrigues

Jair Rodrigues

サンパウロ出身、「トリステーザ」を歌い大ヒット、サンバ歌手として有名だがセレナーデも得意。奥さんは日系2世で、息子のジャイルジーニョ、娘のルシアーナもプロのアーティストとして成功した。2014年に75歳で死去。

ショーロ

ジャズより歴史が古い、世界最古の即興ポピュラーミュージック。

Benedito Lacerda E Pixinguinha

Benedito Lacerda E Pixinguinha

Benedito Lacerda E Pixinguinha

ブラジル音楽の父と言われるサックス奏者ピシンギーニャ。1940年代にピシンギーニャがフルート奏者のベネヂート・ラセルダと録音した貴重なセッションを収録。今日ではショーロの模範演奏的な音源となっている。
In Memoriam

In Memoriam

Jacob Do Bandolim

第2次世界大戦後頃よりシーンに登場、自身のグループ、エポカ・ヂ・オウロを結成し活躍したバンドリン奏者。ショーロの名曲名演がここに。ジャコーは1969年に51歳の若さで亡くなったがエポカ・ヂ・オウロは現在も活動中。
Noites Cariocas (Os Maiores do choro ao vivo no municipal)

Noites Cariocas (Os Maiores do choro ao vivo no municipal)

Altamiro Carrilho

ショーロだけでなくマシーシやマルシャ、ヴァルサなども得意としたフルート奏者アルタミロ・カヒーリョ。パウリーニョ・ダ・ヴィオラやパウロ・モウラをはじめゴージャスなアーティストが出演した伝説ライブ音源を収録。
Retratos

Retratos

Radames Gnattali

アントニオ・カルロス・ジョビンの師匠であり、クラッシックからポピュラー音楽まで垣根無く演奏したピアニストのハダメス・ニャタリ。ショーロの時代に活躍したピシンギーニャやエルネスト・ナザレーに捧げた楽曲を収録。
Fundamental – Choro

Fundamental – Choro

Vários Artistas

リオデジャネイロのインディーズレーベル、Deckdiscのカタログの中からショーロの有名曲をコンパイルした作品。ジャズと同様ショーロにもスタンダードと呼ばれる曲があるので、まずはこういった作品から習得しよう。

MPB

MPBとはムジカ・ポプラール・ブラジレイラの略。モダンなブラジル音楽です。

Elis(1973 Version)

Elis(1973 Version)

Elis Regina

ブラジルの国民的シンガー、エリス・レジーナ。没後30年を超えたがいまだ人気は衰えない。本作はピアニストのセーザル・カマルゴ・マリアーノと結婚後、最初に共同制作した歴史的作品。全ブラジル音楽ファン必聴。
Caetano Veloso(Remixed Original Album)

Caetano Veloso(Remixed Original Album)

Caetano Veloso

バイーア州サント・アマーロ出身。元々は映画監督になりたかったそうで、斬新な切り口でいつの時代もシーンをリードしている。本作はデビュー作で、彼が提唱した「トロピカリア宣言」を踏まえた実験的な内容。
Meus Caros Amigos

Meus Caros Amigos

Chico Buarque

「全ブラジル人女性の恋人」、「ノエル・ホーザの再来」とも呼ばれるシコ・ブアルキ。彼が新曲を発表すると女性シンガー達がこぞってカヴァーしたという。本作はミルトン・ナシメントを始め多くのゲストを招いて制作した。
Edu Lobo Por Edu Lobo Com Tamba Trio

Edu Lobo Por Edu Lobo Com Tamba Trio

Edú Lobo

ボサノヴァの洗礼を浴び、自己のアイディンティティである北東部のエッセンスを取り入れ、音楽フェスティヴァルで大きく注目されたエドゥ・ロボ。本作は彼のデビュー作で、ピアノ・トリオを伴奏に新たなスタイルを提示した。
Luz

Luz

Djavan

ブラジル北東部アラゴアス州が生んだ大スター、ジャヴァン。1982年発表の本作はスティービー・ワンダーと共演した「サムライ」が世界的に大ヒットを記録、日本でもFMでヘヴィーローテーションした。現在も第一線で活動している。

ブラジリアン・ジャズ

欧米ジャズの影響を受けブラジル音楽と融合したブラジル独特のジャズ。

The Swinger From Rio

The Swinger From Rio

Sergio Mendes

ブラジル'66の大ブレイクの陰に隠れてしまっているが、もともとはジャズ・ピアニストを目指していたセルジオ・メンデス。この作品はアート・ファーマーやフィル・ウッズをゲストに迎えてジャズ的なアプローチで挑んだ。
Identity Tweet

Identity Tweet

Airto Moreira

元々はドラマーだったが渡米後マルチ・パーカッション奏者となった。日本で「アイアート」と表記されることが多いがこれは間違いで「アイルト」が正しい。本作は米国で録音したまさしく1970年代フュージョンの先駆け。
Circense

Circense

Egberto Gismonti

ギター、ピアノを中心に演奏するマルチ・プレーヤー。ブラジル音楽界隈だけでなくジャズ界でも人気。欧州でも高く評価されECMレーベルから多数の作品を発表している。本年4月に来日、緊張感の高いステージを披露した。
Ao Vivo (Remasterizado)

Ao Vivo (Remasterizado)

Hermeto Pascoal

マイルス・デイビスのグループにも在籍したことがある天才音楽家。ピアノ、ギター、フルートから生きている豚まで楽器として使う。ジャズ、プログレ、インプロなど各方面で人気だが、下地になっているのはブラジル地方音楽だ。
São Paulo - Brasil

São Paulo - Brasil

Cesar Camargo Mariano

エリス・レジーナの夫で、渡辺貞夫とも交流の深い鍵盤奏者セーザル・カマルゴ・マリアーノ。本作はジャズ・ファンク的なサウンドで、近年クラブ界隈において再評価、オリジナル盤のレコードは価格が高騰している。

ファンキ・カリオカ(リオデジャネイロ)

現代のリオデジャネイロの若者達の間ではサンバ以上に人気です!

Bang

Bang

Anitta

ストリートから誕生したファンキをポップ・ミュージックとして昇華、歌だけでなくダンスも得意でティーンから絶大に支持されているシンガー、アニッタ。なんとリオ・オリンピックの開会式に出演が決まったとか?
Hoje

Hoje

Ludmilla

アニッタが陽ならルヂミラは陰か。インディーズ時代はMCビヨンセと名乗っていた。ストリート・ミュージックとしての重厚なサウンドは保ちつつ、耳に残るキャッチーなメロディ・ラインが印象的。女優としても活動中。
Na Veia Tour

Na Veia Tour

Naldo Benny

1990年中期からナルド&ルーラというデュオで活動、2009年にソロとして再デビュー。ファンキ界では珍しくテレビ番組にも度々出演、イヴェッチ・サンガーロ等と共演している。自身の曲はアナログでもリリースするこだわりだ。
Kelly Key

Kelly Key

Kelly Key

子供時代にモデルとして活躍、現在はテレビ番組の司会者としても有名なケリー・キー。本作は彼女のデビュー作で2003年リリースとやや古いが、ファンキ・サウンドをメジャー作品に取り入れた貴重作。今聴いても色褪せない。
Mr. Catra

Mr. Catra

Mr. Catra

印象的なビートが注目を浴びるファンキだが、一方で歌詞も重要だ。ミスター・カトラはメッセージ性の強いリリックが特徴。彼が主人公のドキュメント映画『キング・オブ・バイレファンキ』は日本でもDVDがリリースされた。

セルタネージョ(中西部)

現代ブラジル音楽界において70%以上のシェアを持つブラジルのカントリー。

Classicos Sertanejos

Classicos Sertanejos

Xororó, Chitãozinho

結成40年超の兄弟デュオ。親も子もミュージシャンという音楽一家。田舎の民謡をモチーフに米国カントリー・ミュージックの要素を取り入れながら新しい音楽スタイル、セルタネージョの時代を築いた。本作は名曲のカヴァー集。
Com Você

Com Você

Cesar Menotti, Fabiano

サンパウロ出身、ミナス州で結成した兄弟デュオ。セルタネージョは男性2人組で歌われることが多いが、彼らはその伝統を受け継ぐ今世紀のスター。巨体から出るオペラ並みの声量は圧倒的。本作は100万枚セールスを記録。
Amor de Alma

Amor de Alma

Victor & Leo

ミナス州出身の兄弟デュオ。セルタネージョにロックのエッセンスを取り入れ大ブレイクした。一時期はブラジルで一番ギャラが高いと噂があった。本作はパウラ・フェルナンデスをゲストに迎えた9枚目の作品。
Amanhecer

Amanhecer

Paula Fernandes

男性が幅を利かせるセルタネージョ界において、女性ながら圧倒的人気を誇るシンガーソングライター。海外でも人気で、ヨーロッパや米国カントリー界では知られた存在。本作は目下最新作で、フォホーにも挑戦した。
Melodias Do Sertão(Ao Vivo)

Melodias Do Sertão(Ao Vivo)

Bruna Viola

セルタネージョの中でも、ルーツ・サウンドであるムジカ・カイピーラで必須のヴィオラ・カイピーラ(ブラジルの田舎ギター)を弾きこなすブルーナ・ヴィオラ。多様化するセルタネージョだが、彼女の存在は大きい。

アシェー(バイーア)

ブラジル最初の首都で誕生したアフリカ色が強いトロピカル・ミュージック!!

Carnaval De Ivete Sangalo - Sai Do Chão(Ao Vivo)

Carnaval De Ivete Sangalo - Sai Do Chão(Ao Vivo)

Ivete Sangalo

現在、アシェーだけでなく全ブラジル音楽界において頂点に君臨している女王、イヴェッチ・サンガーロ。本作品はカーニヴァル期にヒットしたイケイケの楽曲を集めたベスト・セレクション。このグルーヴ感はサンバ以上!?
Eva Sunset(Live)

Eva Sunset(Live)

Banda Eva

そのイヴェッチを始め、多くの人気シンガーを輩出した老舗グループ、バンダ・エヴァ。新ヴォーカルのフェレッピ・ペゾーニをフロントに立てたライブ収録作品。新曲はもちろんお馴染みの曲まで新アレンジで!!
Carnaval Electrônico Tweet

Carnaval Electrônico Tweet

Daniela Mercury

元祖アシェー・クイーン、ダニエラ・メルクリ。1990年代初頭のアシェー・ブームを牽引した。本作はアシェーの特徴であるバテリア(太鼓のアンサンブル)とエレクトリックな打ち込みがミックスした、時代を先取りした作品。
Ao Vivo Pelourinho(Live)

Ao Vivo Pelourinho(Live)

Babado Novo

クラウヂア・レイチを輩出したことで知られるババード・ノヴォ。本作は新ヴォーカルのマリ・アントゥネスを全面フィーチャー、サルヴァドールの中心街、ペロウリーニョで収録した。バンド名は「新しい恋人」の意味。
A MÚsica Do Olodum - 20 Anos

A MÚsica Do Olodum - 20 Anos

Olodum

アシェー・ブーム以前から活動、サンバとレゲエのミックス「サンバヘギ」で世界的に知られるパーカッション集団。マイケル・ジャクソンやポール・サイモン、渡辺貞夫とも共演している。メンバーのほとんどが地元の素人。

フォホー(北東部)

北東部で盛んなペアダンス音楽。ブラジル版サルサともいえます。

Os Grandes Sucessos

Os Grandes Sucessos

Dominguinhos

フォホーの王様、ルイス・ゴンザーガの後を継ぎ、1970年代以降フォホーの普及に大きく貢献したアコーディオン奏者のドミンギーニョス。ジルベルト・ジルやナラ・レオン、ガル・コスタ等、MPB界とも交流は深い。本作はベスト盤。
O Forró de Elba Ramalho

O Forró de Elba Ramalho

Elba Ramalho

1970年代末、「パライバの花」のニックネームでデビュー、北東部音楽のアイドル的存在となった女性シンガー、エルバ・ハマーリョ。ペルナンブーコのカーニヴァルには欠かせない存在で、今年もメインアクトを飾った。
Forro Chama Chuva

Forro Chama Chuva

Chama Chuva

2000年頃、都市部に住む大学生達の間でロマンチック・スタイルのフォホーが流行したが、このグループもそんな時代に活動していた。歌詞の内容を現代的な若者視点で、いわば歌謡曲的なノリのフォホーとして成功した。
Bar Das Coleguinhas(Ao Vivo)

Bar Das Coleguinhas(Ao Vivo)

Simone & Simaria

こちらはバイーア州出身の姉妹デュオ。10代の頃からプロとして活動、フォホーのメッカ、北東部地域を中心に絶大な人気を誇っている。ドラムやエレキギター、ベースも入った現代的サウンドが特徴で、メドレー形式で歌い継ぐ。
Matuto Baiao

Matuto Baiao

Matuto Baiao

近年、フォホーをクラブ・ミュージック的解釈で演奏しているユニットが増えているが、この作品はエッヂの効いたハードコア・フォホーだ。イタリア在住ブラジル人がブラジルで録音、イタリアのレーベルからリリース。

都会派ポップス

ブラジルの都会ではこんなに洒落た音楽がヒットチャートを賑わせます!!

Esmeraldas

Esmeraldas

Tiê

本作収録の「A Noite」がドラマの挿入歌として使われ大ブレイク、Youtubeは3千万回再生を記録したサンパウロの都会派ポップス系女性シンガー。ブラジルのチャートを賑わせているのはサンバやボサノヴァだけではありません。
No Calçadão

No Calçadão

Max Viana

MPB界の大物、ジャヴァンの実の息子で、セッション系ギタリストとして活動しているマックス・ヴィアーナ。自身のソロはアーバンでグルーヴィーなソウル/ファンク・スタイル。彼のCDは入手困難なだけにここで聴けるのがありがたい。
Pitanga

Pitanga

Mallu Magalhães

中学生の頃にYoutubeにUpしたオリジナル曲がメディアを中心に「天才少女現わる」と大きな話題になったマル・マガリャエンス。フォーク調の楽曲は懐かしさも。近年は恋人のマルセロ・カメーロとのユニット、バンダ・ド・マールで活動。
Perpetual Gateways

Perpetual Gateways

ED MOTTA

ブラジルを代表するシンガー、エヂ・モッタを叔父に持ち、歌だけでなくピアノ、ギター、ドラムとこなすマルチ・プレーヤーで、レコード・コレクターとしても著名なエヂ・モッタ。近年はAORに傾倒、音楽マニアも納得の作品。
Não Pare Pra Pensar

Não Pare Pra Pensar

Pato Fu

ソロでも活躍している日系ブラジル人ヴォーカリストのフェルナンダ・タカイを中心とする結成20年超のポップ・ロックバンド。メンバーは日本の渋谷系音楽のファンで、ポップで親しみやすい楽曲が多い。2016年10月に来日予定。

write by Willie Whopper

ブラジル音楽フリーペーパー「ジョルナル・コルデル」編集長。ブラジル情報発信スペース「Aparecida」(東京・西荻窪)オーナー。ブラジル訪問歴16回。著書にブラジルCDガイド『ムジカ・モデルナ』(アスペクト)、ブラジル音楽ガイド『リアルブラジル音楽』(ヤマハミュージックメディア)、『ボサノヴァの真実』(彩流社)、『音楽でたどるブラジル』(彩流社)がある。
2011年9月、第1回 ブラジリアン・プレス・アワード音楽部門受賞。