オリジナル・サウンドトラック 配信開始

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ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー オリジナル・サウンドトラック

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー オリジナル・サウンドトラック

スター・ウォーズ・シリーズの原点である『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』へと続くアナザー・ストーリー、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』が、2016 年 12 月 16 日(金)公開!そして、オリジナル・サウンドトラックも映画公開と同時発売!音楽はアカデミー賞作曲賞の受賞経験もあるマイケル・ジアッキーノ。遂に新たなスター・ウォーズサウンドがここに誕生!

各エピソードを遡ってそれぞれのサントラの聴きどころを佐藤 順氏に解説してもらいました。
音楽で感じる『スター・ウォーズ』の世界!

Angelic Angel/Hello,星を数えて

スター・ウォーズ/フォースの覚醒 オリジナル・サウンドトラック

2015年、何百回議論されても所詮は「たら、れば」の域を出なかったスター・ウォーズの7作目が現実のものに。新監督、J・J・エイブラムスのお抱え作曲家、マイケル・ジアッチーノに作曲依頼が行くものの、同氏の「ジョン・ウィリアムズ以外に考えられない」の一言で、齢83歳、ヨーダやドゥークー伯爵が束になっても敵わない映画音楽界最高のジェダイ・マスター、ジョン・ウィリアムズが再々登板。エキゾチックなフレーズを持つ新主人公レイのテーマと、勇壮なレジスタンス・マーチの新テーマを引っ提げてのサントラ・リリースが実現。何が凄いかと言って、”いつものスター・ウォーズの音楽”になっているところ。想像を絶するプレッシャーの中で、新テーマと旧テーマを自然にブレンドさせるというセオリーに全くブレがない。こんな事の出来るのはやはりこの人だけ。この後エピソード9まで至福の音楽を享受できる幸せを素直に喜びたい。

Star Wars: A New Hope/スター・ウォーズ エピソードIV 新たなる希望 

Star Wars: A New Hope/スター・ウォーズ エピソードIV 新たなる希望 

1977年。その2年前にスティーヴン・スピルバーグ監督の出世作「ジョーズ」の斬新な音楽でアカデミー作曲賞を受賞。45歳にして一躍映画音楽界のホープとなっていたジョン・ウィリアムズが「スター・ウォーズ」の音楽を担当。各キャラクターごとにそれぞれテーマを設け、SF映画と言えば電子音楽や前衛的な作風が王道と思われていた当時の常識を根底から覆して、30年代のエーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルドや40年代のマックス・スタイナーらが得意とした活劇音楽を一流のロンドン交響楽団の演奏で70年代に甦らせ、2つ目のアカデミー作曲賞を受賞。映画音楽の歴史に大きな足跡を残した。しかも、誰も試みなかった革新的な事をやった訳でもなく、先人達が培った音楽を丁寧に現代にも通用するように再構築して見せたところが凄い。いくら褒めても褒めすぎる事のない永遠の名作。

Star Wars: The Empire Strikes Back/スター・ウォーズ エピソードV 帝国の逆襲

Star Wars: The Empire Strikes Back/スター・ウォーズ エピソードV 帝国の逆襲

一大社会現象を巻き起こし、作品賞こそ逃したもののアカデミー賞を6部門で受賞した「スター・ウォーズ」待望の続編となるエピソードV。ここではヨーダ、ランド・カルシリアン、ハン・ソロ&レイアのラヴ・テーマなど新テーマが続々と登場。それらが前作のテーマ群と複雑に絡み合って一大音楽絵巻を醸造する究極のカタルシスが体験出来る。特に、ともすれば主要人物たちを喰ってしまう人気ヒール、ダース・ベイダ―のテーマとなる“帝国のマーチ”が白眉中の白眉。巨匠ジョン・ウィリアムズ47歳。新作毎に新しいキャラクターのテーマが登場し、前作までのテーマと絡み合う―という、この後の「スター・ウォーズ」シリーズの音楽的基盤が形成されたという点で非常に重要な1作。第53回(1980年度)アカデミー作曲賞ノミネート。

Star Wars: Return of the Jedi/スター・ウォーズ エピソードVI ジェダイの帰還

Star Wars: Return of the Jedi/スター・ウォーズ エピソードVI ジェダイの帰還

「スター・ウォーズ」初期3部作を締めくくるエピソードVI。公開数ヶ月前にスピルバーグの「E.T.」で3度目のアカデミー作曲賞に輝いた50歳のジョン・ウィリアムズが作曲した今回の新テーマは、物語の核となるルークとレイアのテーマ、そして「イウォーク・アドベンチャー」、「エンドア/魔空の妖精」などのスピンオフ作品まで製作された人気者となった新キャラクター、イウォーク族の軽快なテーマ。これらのテーマが旧テーマと絡み合い、大団円への道程をしっかりと固める。再公開時に新録音された、シーウィンドのジェリー・ヘイ作の“ジェダイ・ロック”、劇中の白眉となる“森林での戦い”のコンサート用組曲も収録し、第1トリロジーはここに完結する。第56回(1983年度)アカデミー作曲賞ノミネート。

Star Wars: The Phantom Menace/スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス

Star Wars: The Phantom Menace/スター・ウォーズ エピソード1 ファントム・メナス

出るぞ出るぞと言われながらなかなか実現しなかった新3部作の第1弾。ジョージ・ルーカスが16年ぶりにようやく重い腰を上げて取り組んだ旧3部作の前日譚となる本作に、この16年間休むことなく第一線で活躍し、「シンドラーのリスト」で更にオスカーの数を増やしていた66歳のジョン・ウィリアムズが当然のごとく登板。何といってもシリーズ初となる合唱隊を使った荘厳なオスティナートによるアクション・スコア、“運命の闘い”のド迫力がとにかく圧倒的だが、それ以上に重要なのが物語の核となる“アナキンのテーマ”。この新テーマ、薄氷の上を踏むような限りなく優しい旋律を持ちながらも、“帝国のマーチ”に繋がる仕掛けを施された構成が美しくも悲しい。

Star Wars: Attack of the Clones/スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃

Star Wars: Attack of the Clones/スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃

新3部作の2作目となるエピソードⅡ。旧3部作で語られていた「クローン戦争」の真相が明らかになる本作でジョン・ウィリアムズが作曲した渾身の1曲は、”アクロス・ザ・スターズ”と題されたアナキンとアミダラのためのラヴ・テーマ。どこまでも情熱的なこの曲は、スター・ウォーズ・サーガを通しての愛のテーマの中でも出色の存在。その他、60~70年代に回帰したかのような、ジャズを下地にしたパーカッションを多用したアクション・スコアも嬉しい驚き。ジョン・ウィリアムズこの時古希。まだまだ若いそのパワーには頭が下がる。そして抑えに抑えられていたダークサイド・パワーが爆発するかの如く、“帝国のマーチ”がラストに登場するカタルシスに打ち震えながら最終章へと続く。

Star Wars: Revenge of the Sith/スター・ウォーズ エピソード3:シスの復讐

Star Wars: Revenge of the Sith/スター・ウォーズ エピソード3:シスの復讐

新3部作の最終作にして、ダークサイドがすべてを支配して悲しい結末に終わるエピソード3。齢73歳、巨匠ジョン・ウィリアムズのミュージカル・ジャーニーの行きついた果ては、苦悩する“アナキンの夢”と、どんな時にも誇りを捨てないジェダイ戦士たちの為の“英雄たちの戦い”の2つの新テーマ。また、”新たなる希望”として誕生したレイア姫のテーマが感動的に登場し、旧3部作エピソード4への橋渡しを務める。30年近く続いたスター・ウォーズ・サーガの大仕事を終えたかに見えたジョン・ウィリアムズ。しかし旅は終わらず、10年後の「フォースの覚醒」へと続くのであった。

John Williams Conducts Music From Star Wars

John Williams Conducts Music From Star Wars

Star Wars SAGA

Star Wars SAGA

Star Wars Suite; Close Encounters of the Third Kind Suite

Star Wars Suite; Close Encounters of the Third Kind Suite

佐藤 順

昭和37年6月2日生まれ
CDショップ、WAVE渋谷店にてサウンドトラック、映像を担当。同社倒産後、現在はタワーレコード渋谷店にてサウンドトラック、映像担当。

スター・ウォーズについて:第1作の2枚組LPを買った(買ってもらった?)のは中学3年の時でした。 クラスの友人が、やれクイーンだパープルだツェッペリンだと騒いでいるときにひたすらスター・ウォーズを聴きまくっていました。 そして50代になって手にした「フォースの覚醒」。このシリーズと人生を共に出来て本当に幸せだと思います。