eufonius ミニアルバム「ソラフルハテ」配信記念!mora限定インタビュー公開!

eufonius本人たちが立ち上げたオリジナルレーベルより発売された
オリジナルミニアルバム「ソラフルハテ」の通常/ハイレゾ先行配信!!

特別限定ボーナス・トラックとして、eufoniusが手がけた
人気アニメ&ゲーム『CLANNAD』OPテーマ「メグメル」のアレンジ・バージョン
「メグメル ~spieldose~」が収録されます!

 ハイレゾ通常


── ミニアルバム「ノエシス」以来、約1年ぶりの発売となるミニアルバムがいよいよデジタル配信となりますが、ミニアルバム自体の制作はいつ頃からされていましたか?

菊地創 デモを作り始めたのが3月過ぎくらいからですね。
4月末には完パケでしたので、ミニアルバムで曲数は少ないとはいえ結構ハイペースの制作でした(笑)

 

riya  なんだか1日1曲歌詞を書いていたような気がするハイペースぶりでした(苦笑)。
レコーディングも結構続けてやったと思います。

 

── 他のアーティストや作品への楽曲提供をされていますが、
他アーティストや作品への楽曲提供時と、eufoniusとしての楽曲制作時とで何か差別されていることなどありますか

 

riya  作詞に関しては、やはり自主制作で作るよりもキャッチーな方に向かっているかと思います(あくまでも当社比…)。提供させていただく作品や歌って下さるアーティストさんがいる以上、何の事言ってるのか分からないー!ではダメだと思うので…。ただそういった中でも、聴いて下さる方達に色々な意味に取れるようにしているつもりです。その代わりと言うか、自主制作では自分の内に向かって書く事が多いです。

 

菊地創 楽曲提供の場合、基本的にはありがたいことに「eufoniusらしい曲でお願いします」みたいな自由なオーダーが殆どなのですが、その中でもやはり歌い手さんの声のオイシいところは活かしつつ、また新しい魅力も引き出せそうな可能性ある曲を自分なりに探りながら作曲してます。


── ミニアルバム「ソラフルハテ」というタイトルに込めた想いを教えていただけますか?

riya  涯=果ての当て字であるんですが、ガイやきしなんて読み方もあって、水ぎわって意味もあります。果てしない場所、水ぎわに空が降って来る、終わりなのに無限の広さの空が降って終わりじゃなくなるイメージ、空降る涯という楽曲には合う言葉かなと思いました。


菊地創 
「空降る涯」を最初riyaにもらったときに「涯(はて)」が読めなくて・・漢字の勉強になりました(笑)
意味を聞いたらとても世界観が今回のアルバムに相応しい素敵な言葉だと思います。
相談してアルバムタイトルはカタカナ表記になりました。

 

── 前作「ノエシス」に続き、朝井泰生(Guitar)、ただすけ(Piano)、渡辺等(Bass)など
日本のトップミュージシャンがレコーディングに参加していますがレコーディング時に意識したことなどありますか?

 

菊地創 もう10年くらいずっとお願いしているメンバーなのでいつもとても楽しくレコーディングしてます。
特別意識はありませんが、らしさは出しつつ何か面白い事が出来たら良いなとは常に思ってます。
曲がいつも難しいので(笑)、本当に素晴らしいメンバーに支えられて幸せです。

 

riya  毎度毎度、演奏陣に助けられております…。安心感がすごいですよね、絶対間違いない!という。ライブでもお世話になったり、長い事仲良くしていただいて本当に有難いです。

 

── 4曲目「ミラコリット」では霜月はるかさんをゲストボーカルに迎えていますが、
聴きどころや、意識した点などあればお伺いできますか?その他の収録曲の聴きどころもお願いします!
(moraスタッフ個人的には1曲目のアップテンポな「APSIS」と、2曲目の壮大な「nadeje」が好きです!)


菊地創
 
この曲は少しシュールで不思議なカーニバルのイメージでデモを作ったんですが、制作途中でふとriyaとは違ったテイスト、解り易く言えば少し民族的なコーラスで混沌とした感じが欲しくて、霜月さんがイメージに浮かびました。

すぐ霜月さんにメールでご相談して、ご快諾頂きレコーディングに参加して頂きました。
その他曲で個人的に好きなのは「sefar」ですね。

 

riya  なんとなく民族的なコーラスだろうなとデモを聴いた時点で思っていました。私は残念ながら経験がなくすぐには無理だったので、霜月さんが快諾して下さって本当に良かった…!好きな曲は…選ぶのが難しいですがAPSISでしょうか。

 

── 今作では霜月はるかさんがゲストボーカルで参加されていますが、今後一緒にやってみたいアーティストはいますか?

riya  それはもうたくさんいらっしゃいます!是非お声掛け下さい!!


菊地創
 
好きなアーティストさんは沢山いて、リアルにお名前上げたら切りがないのですが・・・(笑)
逆にeufoniusの作品に参加してみたいと思って下さる方いれば喜んでご一緒させて頂きたいといつも思ってます。
「え!?」って思うような意外な組み合わせとかも面白いかなと。

 

── 特別限定ボーナス・トラックとして「メグメル ~spieldose~」が収録されます。
ドイツ語でオルゴールの意味をもつ「spieldose」アレンジバージョンでの配信となりますが、
アレンジする際に意識した点やこだわりをお伺いしたいです!


riya
 これは曲の半分以上がeufoniusの象徴ともなっている造語詞なのですが、それだけでもイメージが割と変わってるかなと思います。驚いてもらえると嬉しいです。

 

菊地創 「ねじまきむじか」というeufonius曲のオルゴールアレンジVerを収録したシリーズがございまして、その中に収録した楽曲です。みんなが知ってるオリジナルの「メグメル」のイメージとはガラッと違った独特の世界観を出せればと思いました。

 

── ミニアルバム以外の質問です。8月に恵比寿、9月に初台でのライブがありました。
・ライブ前にゲン担ぎ的に行っていることや習慣はありますか?
・ライブで印象的に残っている出来事がありましたら教えてください!

 

riya  ゲン担ぎ…私、実は割と忘れんぼうでして、これをやろう!なんて思っていても忘れている事が多いんです(汗)。なので、特に決まって続けてやっているような事はありません(笑)。

印象的に残っている出来事は、先の忘れんぼうの性質によるものですが、ほぼ毎回みんなで写真を撮るのを忘れる事でしょうか…(涙)。

 

菊地創 ゲン担ぎでは無いのですが、・・前日はお酒を控えめにしてます(笑)

印象的というか自分のミスなのですが、一度会場に持ち込む物販のタオルを昨年の物と間違えて搬入してしまった事がありまして、本番前に車で急いで取りに戻りました。

既に入場前のお客さんの行列がかなり出来ていたので、段ボールで顔隠しながら抱えて戻ったのをよく覚えてます(笑)

 

── 数々のアニメやゲームに楽曲提供されていますが、個人的に大好きな作品(アニメ/ゲーム)はありますか?

riya  大好きな作品と言うか、ゲームデビューで関わらせてもらったCLANNADとアニメデビューの双恋は、今でもやっぱり特別です。その後も素敵な作品ばかり関わらせてもらっているのでそこからはとても選べないですが、関わっていない作品では、アニメはカウボーイビバップと鋼の錬金術士、ゲームはファイナルファンタジー7が好きでした。


菊地創
 
僕も自分が携わった作品で「true tears」は今でも特別ですね。客観的に作品として観てもとても大好きです。関われて本当に良かったと思える作品です。

── 9/16より「ヨスガノソラ オリジナルサウンドトラック/オープニング主題歌&番組挿入歌アルバム」がハイレゾとして配信開始となりました。オープニング主題歌である「比翼の羽根」も収録されております!
携わった作品でハイレゾで聞いてみたい作品などございますか?

菊地創 eufoniusの曲は11年前のデビュー当時から基本96kHz24bit以上のフォーマットでレコーディングしてますので、過去のアニメ&ゲームタイアップ作品も全ていつでもハイレゾ配信可能です。

当時はまだコンピューターのスペックや機材、一般の主流的にも96kHz24bitは珍しく結構大変だったのですが、時代が追いついてくれてやっと努力が報われました(笑)「リフレクティア」なんかは是非聴いてほしいですね。

 

riya  eufoniusは音質にこだわったレコーディングをしてくれているので、チェックの時もいい音で聴く事が出来ています。それもあって、是非みなさんにも全曲ハイレゾでお届け出来たらいいなぁという気持ちです。

 

── 最後にmoraをご利用の皆様へ一言お願いいたします!

riya  制作期間は短かったのですが、もちろん一曲一曲心を込めて作りました。どこか懐かしさを感じるようなこのアルバムを、色んな音で楽しんでいただけると嬉しいです。

 

菊地創 自分のリスニング環境に合わせてお好きなフォーマットで楽しんで頂ければ嬉しいです。
riyaのボーカルの透明感や、生楽器のリアルな響きがより感じられるハイレゾは僕らがスタジオのレコーディング時に直接聴いている音に迫る魅力ある音源ですので、
ボーナストラック付の「ソラフルハテ」、是非楽しんで頂ければ幸いです。

 


▼△▼ アーティストプロフィール ▼△▼

ボーカルriyaとサウンドプロデューサー菊地創による音楽ユニット。2004年のメジャーデビュー以来「CLANNAD」「true tears」「ヨスガノソラ」等、数々のアニメ&ゲーム主題歌、BGMを担当。透明感溢れるサウンドメイクとドラマチックでオリジナリティ溢れるメロディメイクが魅力。

riya  
福岡県出身、2月18日生まれのAB型。短大の音楽科を卒業後、新居昭乃さんに憧れて、鍵盤の講師をしながら音楽制作を始める。その後個人のホームページにUPした曲がきっかけで菊地氏と出会い、eufoniusを結成、2004年10月にメジャーデビュー。透き通るような心地よい歌声が各方面で話題になり、数々のアニメ&ゲーム主題歌を担当。2012年には「FINAL FANTASY LEGENDS」主題歌「セカイノユクエ」の歌唱を担当。その他様々なアーティストへの作詞&コーラス参加等、幅広く活動中。

 

菊地創 
北海道出身、2月24日生まれのAB型。音楽専門学校卒業後20歳よりCM音楽、ゲーム音楽の制作に携わる。その後23歳で作編曲家としてメジャーデビュー後、2004年10月にはeufoniusとしてメジャーデビュー。eufoniusのサウンドプロデューサーとして数々のアニメ&ゲーム主題歌を担当。また「true tears」、「ネギま!白き翼〜ALA ALBA〜」等では劇伴も担当。独特の転調を駆使したメロディメイクと透明感のあるクリアなサウンドメイクを特徴とし、プライベートスタジオを拠点に楽曲提供、録音からMIXまで手がける。