【訃報】加川 良さん死去

日本フォーク界の先駆け的存在だったフォークシンガー加川 良さんが死去されました。所属事務所によると、急性白血病のため昨年12月から入院されていたとの事です。

加川 良さんはアルバム『教訓』で1971年にデビュー、続いて「こがらし・えれじい」「偶成」を含む『親愛なるQに捧ぐ』を1972年にリリース、ライヴアルバム『やぁ。』をたて続けに発表。

また1972年、よしだたくろうの代表作『元気です。』に「加川良の手紙」(作詞・加川良、作曲・吉田拓郎)という曲も収録されています。

加川さんは毎年全国を1年かけて一巡するライブを重ねており、」以前西日本新聞のインタビューにて〈だから命を捨てないようにね…お国のためなのと言われてもね〉という歌詞が印象的な1970年リリースの「教訓1」をいまでも歌い続けていることを訊かれ、「歌うたんびに新曲と思える。」と答えており、現代では「集団的自衛権」や「福島第1原発」などにも通じる「命の歌」としています。日本を代表するフォークシンガーの訃報に悲しみが広がっています。

心よりお悔みを申し上げます。

 

 

教訓 <エレック/URC復刻プロジェクト2009>

 

親愛なるQに捧ぐ <エレック/URC復刻プロジェクト2009>

 

よしだたくろう/元気です。