デューク・エイセス / デューク・エイセス 76/45
デューク・エイセス 76/45
・ドライ・ボーンズ/DRY BONES
・トルコ・マーチ/MARCHE TURQUE
・グリーンスリーヴス/GREENSLEEVES
・ホエン・ワズ・ジーザス・ボーン/WHEN WAS JESUS BORN?
・ゴー・ダウン、モーゼス/GO DOWN, MOSES
・イン・ジ・イヴニング・バイ・ザ・ムーンライト/IN THE EVENING BY THE MOONLIGHT
・2声のためのインヴェンション/INVENTION FÜR 2 PARTEN C-DUR BWV.772
・女ひとり
■歌/デューク・エイセス:谷口安正(トップ・テナー)、吉田一彦(セカンド・テナー)、谷 道夫(バリトン)、槇野義孝(バス)■サックス、フルート/市原宏祐■ギター/加藤孝信■ピアノ/片岡恭彦■ベース/横尾健司
■ドラムス/中屋博之■琴/山内喜美子
アナログ全盛時代のスーパー・アナログディスク、DAMオリジナル録音をDSD11.2配信開始!
1970年代にかけて、国内最大手の家電量販店「第一家庭電器」が、DAM会員向け企画「マニアを追い越せ!大作戦」のために、「スーパー・アナログディスクDAM 45/33」を、75タイトル(1975年〜1990年)、完全限定制作・頒布されました。 http://www.superanalogue-dam45.net/
その中に、DAMオリジナル録音作品が36タイトルあります。大半が1/2インチ76cm/secのアナログ録音です。
そのマスターテープを可能な限り忠実に再生するべく、DAMと東芝EMI技術陣(現ユニバーサル・ミュージック・ジャパン)が総力を挙げて完成したのが、「DAMオリジナル録音・スーパー・アナログディスク76/45」なのです。
ただ、そのオリジナル・アナログ・マスターテープは、たった1回だけプレスされただけで、その後27〜40年間あまり、門外不出とされ、一切市販されませんでした。(一部の共同録音を除く)
特に最新のDSD方式による録音&マスタリングでは、クラシック、ジャズなどアコースティック楽器の自然な音質再現、また空間再生などにその良さが顕著に現れます。
この度、その稀少価値のDAMオリジナル録音作品から、DAMPCおよび関係者の方々の協力をいただき、まず9タイトルに関して、オリジナル・アナログ・マスターテープを、素晴らしい精度で再現できるようになったDSD11.2MHz・DSDIFF(拡張子.dff )により、配信させていただく事になりました。
*今後、「DSD11.2MHz DSDIFF(拡張子.dff )」を「DSD11.2 (.dff )」と、略して表記いたします。
*いずれも、オリジナルのアナログ・マスターテープから、ダイレクトにDSD11.2 (.dff )に変換しています。
*音質を最優先するため、マスターテープ1本分を、そのままDSD11.2 (.dff )ファイル1個としました。
片面分、通しての再生になりますが、あしからずご了承ください。
*原則として、DAM45 片面分が、DSD11.2 (.dff )ファイル1個に対応します。
いずれのタイトルも、アーティストが全盛期に収録したマスターテープを、最新技術のDSD11.2 (.dff )マスタリングしたことにより、オリジナル・アナログ・マスターテープの持つ、驚くほどの情報量ともに、録音空間と音楽が自然かつリアルに再現されることなど、お楽しみいただけることと思います。
マスタリング・データ
・マスタリング・エンジニア 杉本一家(JVCKENWOOD Creative MediaCorporation)
Editing System:Merging Pyramix Ver.10(DSD option)
Monitor Amplifier:JVC Sugimoto Custom
Monitor Speaker:GENELEC 1033A、FOCAL CMS65、JVC WoodCone
Player:STUDER A80(JVC Custom)1/2 & 1/4 インチ 76cm/sec
2017.10.17〜20日 JVCKENWOOD Creative MediaCorporation 代官山スタジオ
・協力
河田爲雄
DAMPC 岩瀬勝一
DAMPC 渡邉昌彦(サンデュエット)
「デューク・エイセス76/45 DOR-0040」 を39年ぶりにDSD11.2 (.dff )で配信するにあたり
デューク・エイセスは1955年結成以来、62年にわたり男性コーラスグループの草分けとして活動されてきました。
2017年末をもって惜しまれながら活動を終わられるということですが、奇しくも、DAM・東芝EMIオリジナル録音第一弾である、40年前のアルバムを、DSDで配信させていただくことになりました。
当時25周年を間近に控えたデューク・エイセスさんの熱唱を余すところなくとらえるため、スタジオでヴォーカルとバックを
同時録音(76cm/sec)するという、非商業録音ならではの良さが、演奏にも録音にも生かされています。
デューク・エイセスの代表曲集「にほんのうた」(永六輔作詞、いずみたく作曲) のオリジナル録音メンバーによる素晴らしい
ヴォーカルが、リアルな臨場感をともない眼前にひろがります。
39年前とはとても思えない、76cm/secオリジナル・アナログ・マスターテープが持つ凄さを、DSD11.2 (.dff )による再生で
ご体感ください。
なお、録音時の詳細は、DAM45発表当時の下記解説書PDFをご覧ください。
http://www.superanalogue-dam45.net/index-dam/jacket/dor0040/dor0040.pdf
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DAMオリジナル・レコーディング・データ (1978年6月当時)
DAMオリジナル・ディスク・ナンバー:DOR-0040
録音:1978年5月4日 東芝EMI第1スタジオ 2インチ76cm/sec 16トラック・マルチ録音
カッティングマスター:1/4インチ76cm/sec 2トラック→ このテープをDSD11.2 (.dff )化しました。
ディレクター: 小山正敏
サウンド・エンジニア: 高橋英男
テクニカル・エンジニア: 河村正一
カッティング・エンジニア: 竹内昭五
フォトグラファー: 宮崎金次郎
ジャケット・デザイナー: 押山正道
ジャケット・エディター: 松葉 良
企画・制作: 第一家庭電器DAM
製造 : 東芝EMI株式会社
*DAM = 第一家庭電器オーディオ・メンバーズクラブ(1973年発足) DAMPC= DAM Promotion Committee
<制作にあたって>
*1978年当時の「デューク・エイセス76/45」の解説 (下記URL) よりDAMPCの協力をいただき転載。
http://www.superanalogue-dam45.net/index-dam/dor0040.htm
*録音時の詳細情報は、上記URLから、上段・右端の「解説書PDF」ボタンをクリックしてご覧ください。
DAM オリジナル録音第3弾は、DAM の念願である本格的ヴォーカルを取り上げる事になりました。
そう、誰一人として知らない人のいない、結成25周年を迎えようとしているコーラス・グループ、“デューク・エイセス”を、76c m/sec 録音、45r.p.m のハイ・レベル・カッティングによるDAMの自信作です。
“熱唱するデューク” “円熱したハーモニーのデューク”を楽しみながら、あなたのオーディオ・システムを徹底的にチェック出来る様に”デューク”のレパートリーの全てのジャンルから、多くの曲を実際に聴き込んで厳選した上、更に東芝EMI の最新技術を駆使して制作にあたり
ました。
一般的には、バックの演奏を先に録音し、後から歌をかぶせる方法がとられるわけですが、今回は特に、リズム感やタイム感覚、雰囲気などを十分に出せる様に考慮して、東芝EMI の第1スタジオを使つての同時録音で“デューク”の会てを盛り込んだオーディオ・チェック・レコードを作り上げました。
“デューク”が永年にわたって歌い込んだ得意中の得意の曲〈ドライ・ボーンズ〉は、軽快さ、カ強さ、ハーモニーの美しさがすばらしく、デューク”の持味を100% 出し切った、出色の出来映えです。
また無伴奏で歌う〈イン・ジ・イヴニング・バイ・ザ・ムーンライト〉のハーモニーの良さ、またイギリス民謡として古くから有名な〈グリーンスリーブス〉は霧深い田園のグルーミーな感じを“デューク”はその独特のハーモニーで心にくいまでにかもし出しています。
<女ひとり>の曲のイメージを代表するような琴の響き。等々、音楽そのものを楽しみながら、“オーディオ・チェック”用として、このDAM オリジナル録音盤を末永く御愛用いただければ幸いです。
今後、DAM といたしましでも、会員の皆様に御協カを頂きまして、共に、オーディオ・ライフの飽く無き探求に全力を上げて行く所存ですので、よろしく御支後下さいます様、お願いいたします。
最後に、このDAM オリジナル録音盤の製作にあたりまして、絶大な御協力を頂きました”デューク・エイセス”の皆線、”東芝EMI” 関係各位の皆様に心から御礼申し上げます。
DAM推進委員会
*名称などは録音当時のものです。