「RIVERSIDE」ジャズ100th レーベル紹介

RIVERSIDE/リヴァーサイド

【創立】1953年

【創立者】オリン・キープニュス / ビル・グラウアー

【創立地】ニューヨーク

【主要アーティスト】ビル・エヴァンス / セロニアス・モンク / ウェス・モンゴメリー 他

ヒストリー

モダン・ジャズを代表する名門レーベル。

ビル・エヴァンスとセロニアス・モンクが全盛期の多数のレコーディングを残した。エヴァンスの『ワルツ・フォー・デビイ』『ポートレイト・イン・ジャズ』『サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』や、モンクの『ブリリアント・コーナーズ』『セロニアス・ヒムセルフ』『モンクス・ミュージック』などは、モダン・ジャズ・ピアノの金字塔といえる傑作群である。また、ウェス・モンゴメリ ーが多数の名作を残したことでも知られ、『インクレディブル・ジャズ・ギター』『フルハウス』などは不滅の人気を博している。

リヴァーサイドは 1953 年にオリン・キープニュースとビル・グラウアーが設立した。キープニュースがプロデュースを担当し、グラウアーが経営に従事した。当初はディキシーランド・ジャズなどのアーリー・ジャズの復刻が中心で、54 年のランディ・ウェストンからモダン・ジャズの録音を開始。そして、翌年、セロニアス・モンクの『プレイズ・デューク・エリントン』の録音と発売から本格的にモダン・ジャズ・シリーズが始ま った。
それ以降キャノンボール・アダレイ、ジョニー・グリフィン、ブルー・ミッチェル、ボビー・ティモンズ、チャーリー・バードなどの代表作を多数録音する。

キャノンボールはタレント・スカウト、音楽ディレクターとしても尽力。地方で活動していたウェス・モンゴメリーを発掘したのはキャノンボールである。リヴァーサイドはブルーノート、プレスティッジと並ぶモダン・ジャズ3大レーベルとして躍進し、モダン・ジャズの輝かしいカタログを残すことになる。
傍系レーベルにはジャズランド、オフビート、ジャドソンなどがある。しかし、グラウアーが 63 年に死去し、翌年リヴァーサイドは活動を休止する。72 年にファンタジー・レコードに吸収。キープニュースは未発表の発掘や復刻に着手した。

レーベルの特徴

  1. モダン・ジャズ3大レーベルの1つに数えられる名門
  2. ビル・エヴァンス、セロニアス・モンクという2大スター・ピアニストの名盤が多数
  3. 『ワルツ・フォー・デビイ』をはじめとしたビル・エヴァンスの代表作を網羅!

代表的なアルバム

  • ピアノの決定版!

    ワルツ・フォー・デビイ/Bill Evans Trio

    Tr:9 ワルツ・フォー・デビイ /ビル・エヴァンス

    決してピアノ+バック・バンドではなくピアノ、ベース、ドラムスの 3 人それぞれが対等な立場で演奏する “インタープレイ”というスタイルを確立し、ピアノ・トリオに革命を起こしたビル・エヴァンスの代表作。

    通常音源

  • 天才のソロ作!

    セロニアス・ヒムセルフ+1/Thelonious Monk

    セロニアス・ヒムセルフ / セロニアス・モンク

    天才的な演奏スタイルと作曲能力を併せ持ち、数多くの名曲名演を生んだ孤高のピアニスト=セロニアス・モンクの代表的ソロ作。モンクは後進に大きな影響を与え、彼の名前を冠した世界最大の新人コンペティションが毎年開催されるほど、今もジャズマンの憧憬の的です。 

    通常音源

まだまだある、ユニバーサルミュージックの名盤たち