「ソルファ」聴き比べ
時の流れを感じとれるか?
過去作品ハイレゾ音源順次配信中!
ソルファ(2016)配信記念!
moraだけでしか読めない過去曲にまつわるコメント掲載中!!
マジックディスク
配信開始日:2016.11.16
ポエトリーリーディングのM1「新世紀のラブソング」、ホーンを導入したM5「迷子犬と雨のビード」など、より音楽性を拡張した6枚目のオリジナルフルアルバム。失われゆくCDというメディアへの鎮魂歌でもあるM2「マジックディスク」をデータで聴けるのもハイレゾでの醍醐味。同名映画のテーマ曲となったM13「ソラニン」」は、現状では唯一の後藤正文以外の作詞曲となる。ランドマーク
配信開始日:2016.11.16
歌詞がほとんどないM3.「1.2.3.4.5.6.Baby」からMVではダンスまで披露したM11.「踵で愛を打ち鳴らせ」まで、バラエティに富むというよりはある種のカオスがエネルギーとして渦巻いているアルバムであり、当時の情勢を反映している作品とも言えるだろう。この後時期にバンドが大文字でロックを標榜するのとは対象的な、未だ言語化されない混沌としたアルバム。中村研一氏が全曲録音とミックスをしている。未だ見ぬ明日に
配信開始日:2016.11.9
「ワールド ワールド ワールド」と同時に録音されながら、アルバムに収録されなかった曲を集めたミニアルバム。とはいえ、どの曲もシングルにして惜しくないほどの高い水準で、バンドの充実度が推し量れる。M2「ムスタング」は映画「ソラニン」の際にミックスを変えてエンディングテーマとなる。サーフブンガクカマクラ
配信開始日:2016.11.9
江ノ電をテーマに、各駅の名前を曲のタイトルに冠し、ご丁寧にもきちんと藤沢から停車順に並べたアルバム。そのトリッキーさにもかかわらず、きっちりトータルでパワーポップアルバムの体をなしているのは後藤正文のソングライターとしての力量のなせる技か。一発撮りに近い状態で録音されたという意味では、アジアン・カンフー・ジェネレーションの中でも最もラフなアルバム。フィードバックファイル
配信開始日:2016.10.26
シングルのカップリングや未発表曲を集めた初の編集盤。実はインディー時代から演奏されていたM6「Hold me tight」やソルファの時期になぜかお蔵入りになっていたM3「絵画教室」など、c/wと言えども全力投球のバンドの姿勢が伺える。初のライブ音源収録となったM12以降もフェス文化黎明期の当時の熱気が伝わってくる。ワールド ワールド ワールド
配信開始日:2016.10.26
前作「ファンクラブ」から一転、アジカン史上でも最もカラフルでポップなアルバム。導入部から畳み掛けるように曲が連なる前半から、ライブの最後に演奏されることが多いM10「転がる岩、君に朝が降る」など感動的な楽曲が続く後半まで、「世界」と向き合いながら進むバンドの新たな決意表明のような曲が並ぶ。このアルバムから松本靖夫、小野寺伯文などがミックスを担当するようになる。ファンクラブ
配信開始日:2016.10.5
前作「ソルファ」が巨大な商業的成功を得た結果として、様々なバンドへのプレッシャーが高まる中で作られたサードアルバム。ジャケットのイメージもあいまって暗く思いアルバムという評価も多いが、例えばM1「暗号のワルツ」での3拍子のトリックやM3「ブラックアウト」での裏表拍の入れ替えなど、リズム的な冒険要素の多いアルバムでもある。繰り返し部分がないまま最後まで展開が変化し続けるM9「センスレス」は今でもライブの定番。ソルファ
配信開始日:2016.10.5
「サイレン」「ループ&ループ」「リライト」「君の街まで」の四枚の先行シングルを含む言わずとしれた日本のロックの金字塔。あらゆるフェスで大合唱が巻き起こるアンセムM2「リライト」を始め、今でもライブで演奏される名曲が並ぶ。2016年のリメイクアルバムと音質を比べるのも今回のハイレゾ化の楽しみの一つだろう。崩壊アンプリファー
配信開始日:2016.9.21
横浜の普通の青年たちがインディーズで発表したこのアルバムから全てが始まった。そのクオリティの高さに驚いたキューンミュージックからリイシューされ大きな反響を得るとともに、M1「遥か彼方」がテレビ東京系アニメ「NARUTO」のオープニングに起用されることで、小さなライブハウスで演奏していたロックバンドはメジャーの大海に乗り出すことになる。ややまだ粗が目立つ演奏とは裏腹に、既にこの時点でもバンドのアレンジの精巧さは完成の域に達していたことが、ハイレゾでよりくっきりと確認出来るだろう。