【ライブレポ】ディア❤ヴォーカリスト、台風を吹き飛ばすような熱狂の初単独ライブ!

「本番5秒前!4、3、2、1……」

カウントダウンに合わせて、悲鳴に近い歓声が上がる。
この熱狂を目の前に、誰が“初の単独ライブ”だと思うだろうか。

 

 

台風24号の雨の臭いが近づく中、「ディア❤ヴォーカリスト」の単独ライブ・CR69Fes.2018「Dead or Alive」夜公演がマイナビBLITZ赤坂で開催された。
「ディア❤ヴォーカリスト」とは、今年10周年を迎えたRejet株式会社が展開する人気シチュエーションCDシリーズ。ドラマパートはさることながら、R・O・N氏の作り上げるハイクオリティーな楽曲の数々、豪華キャスト陣の高い歌唱力も、人気の理由だ。

夜公演は、悪天候を考慮して急遽開演時間が30分早まったものの、会場は開演を待ちきれないオーディエンスの熱気で溢れていた。
パンダ社長(CV.山口勝平)が「盛り上がってるかニャー?」と問いかけると、すかさず客席から声が上がる。

 

最初に登場するのは、Brave ChildのVo.ヨシュア(CV.島﨑信長)。「今、ドキドキしてる?もーっとドキドキさせちゃうから、覚悟しててね♪」
1曲目の『アーティストナイト』から、笑顔が弾け飛ぶ。その可愛らしい笑顔と、左足を台に乗せながらかっこよく歌い上げるギャップに、客席中のドキドキが止まらない。無邪気に手を振るヨシュア。歌い終わりの「ありがと!」の一言に、歓声が上がる。
ピアノソロがしっとりと始まり、2曲目の『あなたへと。』へ。胸に手を当てながら、心込めて歌う姿が印象的だ。ヨシュアの美しい裏声が、マイナビBLITZ赤坂に響く。

 

 

会場の熱気はそのままに、JET RAT FURYのVo.ユゥ(CV.花江夏樹)の声が流れる。
「みんな大丈夫デスかー?具合悪い子とかいない?」という優しい言葉から一転、深いビートで『Relationship』が始まる。意味深な歌詞に、がっつりとエッジを効かせた声を乗せ、オーディエンスを魅了する。
続く『day after day』は、スタンドマイクで歌い上げる。力強いバンドサウンドに負けない、伸びやかな歌声が、ギターの音色と絡み合う。ラスサビは特に感情がこもり、余韻が止まない。

 

 

 

“いつものアレ”から盛り上げるのはVeronicaのVo.モモチ(CV.豊永利行)だ。「えいえいお~っ!」と、会場中が一体となる。
Last Coffee』のイントロが流れ出すと、歌いながら、ゆっくりとステージ中央に現れるモモチ。2拍ずつ伸びるベースラインが、重厚ながらも爽やかな彩を与え、モモチの魅力をより一層引き立てる。
背中を向けたまま、次の楽曲の『騙(かた)り鳥』へ。リズムに乗りながら、「はい!はい!」とオーディエンスを煽る。三味線の音色と、生のバウンドサウンドの掛け合いも最高だ。

 

 

「おい、いつまでザワザワしてんだよ」と、篝火のVoO.ジュダ(CV.斉藤壮馬)の声が響く。
マイクスタンドに両手をかけて、『エスカレーション!』が始まる。「僕が、僕であるが為の」の歌詞に合わせて、左手を胸に当てる。ブリッジをテンポ良く裏拍で歌い上げ、ジュダのリズム感を証明するようだ。続いて、『I Can’t Say GoodBye』のギターイントロが流れ始める。引き続き、マイクスタンドに寄りかかるように歌うジュダ。絞り出すような声で「もう一度、会いたい――……」と最後のフレーズを歌うと、「最高」と言い捨てる。そして、2ピースバンドである篝火のギタリストに見立てたR・O・Nさんと、ハイタッチをしてステージを去っていく。

 

 

NSFWのVo.エーダッシュ(CV.木村良平)が続く。「ドカンと一発頼みます~!いっせーのーで!」とオーディエンスを煽ると、「エーたん!」という声が会場中を包み込む。
黒の長いジャケットで登場したエーダッシュ。ときどき腕まくりをする姿が、作品中最年少設定であるキャラクターを感じさせて素敵だ。「まさかのMassacre!」のタイトなビートに合わせて、台の上に駆け上がる。
間髪いれずに、「KKK→E」へ。軽快なビートに合わせて、手を振りまわすオーディエンス。曲中、エーダッシュが「みんなで一緒に歌おうぜ!いけるか!」と煽ると、その声に応えるように大合唱が起きる。

 

 

最後に、LUMIEREのVo.レオード(CV.増田俊樹)の落ち着いた声が流れる。「ラストライブになんか絶対にさせない。行くぞ、ミネッツ!そして、オレたちのオーディエンス!」
間髪入れず「EGOIST?」が始まる。白いズボンを黒いブーツにインさせて、まるで本物のカリスマ王子・レオードが登場したかのようだ。熱がこもった間奏部分の台詞にも、大きな歓声が上がる。
そのまま「I am a Loser」へ。後ろ姿のまま、拳を突き上げる。「知ってるやつは歌えー!」と煽ると、オーディエンスは「I am a Loser」と声を合わせる。エッジの効いた声で、そしてラスサビはシャウト気味に歌い、会場を沸かせる。

 

 

ここでスクリーンに映像が映し出され、パンダ社長とヴォーカリスト達の短いボイスドラマが流れる。
エーダッシュ「とにかく今回のフェス、マジでサイコー・オブ・サイコーでしたわァ~!ホントにホントにセンキュー!」
ヨシュア「オレ、今日の事は絶対に忘れないよ。絶対またみんなに会いたいし、きっと会えるって信じてる!」
ジュダ「サバイバルだかなんだか知らねーケド、こんなんで終わると思うな。篝火のCD、今以上に聴きこんどけ!」
ユゥ「今日ほど、みんなの気持ちがステージまで伝わってくるライブは、そうないんじゃないかって思います。RATちゃんもみんなもまた会おうね!」
モモチ「みんな、夜公演も楽しんでくれたかな~?今日のコトをずっとず~っと覚えてくれたら嬉しいな~。」
レオード「会場のみんな、今日は本当にありがとな。最後に一言だけ言わせてくれ。ミネット、そしてオレたちのオーディエンス、絶対また会おう!」
これからハワイの別荘に行くというパンダ社長、フライトは大丈夫だっただろうか。

 

最後に改めて、キャストからの挨拶が行われ、こうして「ディア❤ヴォーカリスト」初の単独ライブは、熱狂のまま幕を閉じた。台風の影響もあって1時間強という短い時間ではあったが、キャストの歌唱力とパフォーマンス力も相まり、これまでボイスドラマでだけ出会ってきたヴォーカリスト達が、まるで手の届く位置にいるようであった。ライブ終盤に繰り返された、“最後ではない”“また会おう”という言葉が、胸に熱く染みわたる。
ちなみにライブが終わって外に出ると、なんと雨は一瞬止んでいた。「すごい!」という声が上がる。それは文字通りに、台風を吹き飛ばすようなライブだったのだ。

 


 

《夜公演・セットリスト》
■Brave Child:Vo.ヨシュア(CV.島﨑信長)
M-1. アーティストナイト
M-2. あなたへと。

■JET RAT FURY:Vo.ユゥ(CV.花江夏樹)
M-3. Relationship
M-4. day after day

■Veronica:Vo.モモチ(CV.豊永利行)
M-5. Last Coffee
M-6. 騙り鳥

■篝火:Vo.ジュダ(CV.斉藤壮馬)
M-7. エスカレーション!
M-8. I Can’t Say GoodBye

■NSFW:Vo.エーダッシュ(CV.木村良平)
M-9. まさかのMassacre!
M-10. KKK→E

■LUMIERE:Vo.レオード(CV.増田俊樹)
M-11. EGOIST?
M-12. I am a Loser

 

©Rejet

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ディア❤ヴォーカリスト 配信楽曲一覧

 

■夢子
音楽好きのアニメ・ゲームオタクとして、mora内ブログやTwitterにしばしば出没。
ライブレポートやレビューなどを随時執筆中。過去の記事はこちら