【ベスト・クラシック100極】クラシック音楽の世界遺産100枚、ここに集結

クラシック音楽の世界遺産100枚、4年ぶりの全面リニューアル

世代を超えたクラシックの歴史的名盤から時代を映す現代の話題盤までソニー・クラシカルが誇る素晴らしいアーティストたちの芸術を最新技術による最高の品質と、お求めやすい価格でお届けする『ベスト・クラシック100極』。
略して「ベスクラ」と称される、アナログLP時代からのソニーミュージックのクラシックシリーズ決定版と呼べるこの人気シリーズが、4年ぶりにリニューアルされました。

ソニー・クラシカルとRCAレッド・シールといういずれも100年以上の歴史を誇る世界的な2大メジャー・レーベルの豊富なカタログから極め付きの名盤が100枚、勢ぞろい!CDの発売に合わせて、未配信だったタイトルも補完されCDと同じラインナップでお楽しみ頂けます!

※新規配信分は[NEW]で表示

  • モーツァルト:交響曲第40番&第41番「ジュピター」他

    [NEW] モーツァルト:交響曲第40番&第41番「ジュピター」他

    ブルーノ・ワルター

    AAC

    20世紀を代表する大指揮者ブルーノ・ワルターが、アメリカ時代の最晩年に録音した不滅のモーツァルト・アルバム。このアルバムで聴くワルターの演奏は、限りなく美しい魂の歌と言えます。彼のロマンティックな音楽性は、すこぶる人間的なモーツァルト表現に徹しており、“偉大なト短調交響曲”では憧憬に溢れた究極の美を湛えた音楽を聴かせ、“「ジュピター」交響曲”では堂々とした巨匠の至芸を聴かせてくれます。カップリングには、たおやかな調べが流れる「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」を収録、ワルターの慈愛に満ちた表現が、これらの名曲に新しい表現を与えています。

  • ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」&第6番「田園」

    [NEW] ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」&第6番「田園」

    ブルーノ・ワルター

    AAC

    ベートーヴェンのみならず、古今の交響曲、いやクラシック音楽すべてを代表するといっても過言ではない大名曲2曲を、ワルター/コロンビア交響楽団による定評ある名演奏でどうぞ。クラシックのスタンダードたるこれら2曲の、きわめつけのスタンダードな名演が1枚で楽しめます。「運命」に聴ける推進力、「田園」での牧歌的な雰囲気、いずれをとっても老巨匠ワルターが晩年に到達した深遠な世界感が生んだものといえましょう。

  • ブラームス:交響曲第4番&ハイドン変奏曲

    [NEW] ブラームス:交響曲第4番&ハイドン変奏曲

    ブルーノ・ワルター

    AAC

    ワルター/コロンビア交響楽団によるブラームスの交響曲全集のなかでも、この第4交響曲における枯淡の境地、寂寥感あふれる表現は誰にも真似できないものでしょう。この演奏からは巨匠の到達した深遠な世界を垣間見ることができるかもしれません。カップリングの「ハイドン変奏曲」も、老巨匠の巧みなスコアリーディングによる各変奏の性格描写が素晴らしいものとなっています。

  • マーラー:交響曲第1番「巨人」&さすらう若人の歌

    [NEW] マーラー:交響曲第1番「巨人」&さすらう若人の歌

    ブルーノ・ワルター

    AAC

    ブルーノ・ワルターはマーラーの愛弟子であり、その解釈はまさしく作曲家直伝。ワルター最晩年に録音された「巨人」は、永遠のスタンダードとしてこれまでも愛聴されてきたものです。この録音の後も、バーンスタインをはじめ多くの指揮者がこの曲を録音し、その中には斬新な解釈で人々をうならせたもの、豊穣な響きと歌で酔わせたものなど、さまざまなものがありますが、それにしてもこのワルターの「巨人」は、永遠に色あせないエヴァーグリーンな1枚となっていることは万人の認めるところでしょう。「巨人」はワルターにはじまり、ワルターに還る…誰もが一度は耳にすべき銘盤の筆頭です。カップリングは「巨人」と同じ主題を使った歌曲「さすらう若人の歌」です。

  • チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

    チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

    テオドール・クルレンツィス

    AAC

    モーツァルトのオペラ三部作「フィガロ」「コジ」「ドン・ジョヴァンニ」で話題をさらったギリシャの鬼才指揮者クルレンツィスの、ソニークラシカルへの初の交響曲作品となったアルバムで、そのあまりにも衝撃的な解釈とパフォーマンスは世界中の音楽界を震撼させた。日本でも第55回レコードアカデミー賞の大賞を受賞するという栄誉に浴した1枚である。どこまでも深く沈み込んでいく音楽もさることながら、イギリスのポスト・パンクを代表するロック・バンド、ジョイ・ディヴィジョンの名曲のタイトルを援用したクルレンツィスによるエッセイ<Love will tear us apart(愛はふたたびふたりを切り裂いていく)>も読みごたえ・話題性十分だ。

  • ストラヴィンスキー:春の祭典

    ストラヴィンスキー:春の祭典

    テオドール・クルレンツィス

    AAC

    テオドール・クルレンツィスのレパートリーはバロック・古典よりと思われているが実は幅広く、ソニークラシカル移籍前にもショスタコーヴィチの交響曲でレコードアカデミー賞を受賞したりもしています。移籍後はモーツァルトのオペラ録音に専念していたかに思われたクルレンツィスと手兵ムジカエテルナが突然そのさなかに発表したのがこの現代音楽への端緒を拓いたストラヴィンスキーの問題作「春の祭典」でした。クルレンツィスは、ムジカエテルナ結成前の2002年、モスクワでこの曲を指揮してキャリアを発展させたと語っており、今回の録音はまさに彼にとっても大きな仕事だったに違いありません。2014年にはイタリアの著名な演出家ロメオ・カステルッチと組んでドイツのルール・トリエンナーレで破天荒なパフォーマンスが披露され大きな話題をさらったことも記憶におられる方もいらっしゃることでしょう。このアルバムは間違いなくクルレンツィスの日本での受容を変える1枚となりました。ジャケットのユニークさとあいまって、かつてない<ハルサイ>の誕生です。

  • ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

    [NEW] ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

    パーヴォ・ヤルヴィ

    DSD

    AAC

    世界各地でのチクルス演奏とRCAへの録音によって「これこそ世界一のベートーヴェン」と絶賛されている、パーヴォ・ヤルヴィとドイツ・カンマーフィルのベートーヴェン・チクルス。全集録音の掉尾を飾った「第9」では、このコンビの総決算ともいうべき凄まじい求心力を保持したドラマティックな展開、一音一音にこだわりぬいた緻密な造型など、作曲者がこの作品に込めた革新的メッセージを生々しく現代によみがえらせています。第4楽章の要となる声楽陣も、バリトンのゲルネ、テノールのフォークトを初めとする旬の名歌手を揃え、2001年の創設以来優れた室内合唱団として注目を浴びるドイッチェ・カンマーコーアを擁し、世界標準となるべきハイスタンダードの「第9」に結実しています。

  • R.シュトラウス:英雄の生涯&ドン・ファン

    R.シュトラウス:英雄の生涯&ドン・ファン

    パーヴォ・ヤルヴィ

    DSD

    FLAC

    AAC

    パーヴォ・ヤルヴィとNHK交響楽団による録音プロジェクトの第1弾となった記念碑的なアルバム。N響に刻み込まれてきたドイツ本流の演奏伝統・重厚なソノリティ、そして現在のN響が獲得している「アメリカのメジャー・オーケストラに匹敵するほどの」(パーヴォ・ヤルヴィ言)卓越した機能美や色彩感。その全てをフルに生かすことのできるレパートリーとして選ばれたのが、20世紀を代表するオーケストラ曲、リヒャルト・シュトラウスの交響詩チクルス。2015年2月、パーヴォの緻密なかつ大胆な解釈のもと、対抗配置にしたN響の持つ底力と凄みが発揮された白熱のサントリーホール定期をDSDテクノロジーで余すところなく収録。空前のコンビの実力を遺憾なく発揮した名演です。

  • ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」他

    ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」他

    レナード・バーンスタイン

    AAC

    バーンスタインとニューヨーク・フィルがもっとも良好な関係にあったその最盛期に録音された銘盤です。ボヘミア人ドヴォルザークが感じたアメリカを描き出した有名な「新世界」交響曲を、生粋のアメリカン、バーンスタインが意外にもしっとりとした情感をこめて好演しています。カップリングもボヘミア色あふれる名曲ばかりで、かの地の美しい自然が目に浮かんでくるようなすばらしい演奏が繰り広げられます。

  • マーラー:交響曲第5番

    マーラー:交響曲第5番

    レナード・バーンスタイン

    AAC

    バーンスタインが最初に完成したマーラーの交響曲全集からの分売。ここに聴くエネルギーに満ち溢れたパワフルさ、時として荒くなることも厭わないほどの迸り出るパッションは格別で、後年のより粘りの強い濃厚な表現とは一線を画しています。その赤裸々とも言える音楽への没入ぶりはやはりバーンスタインならではで、いつしか否応なく聴き手を呑み込んでいきます。。

  • ショスタコーヴィチ:交響曲第5番&チェロ協奏曲第1番

    ショスタコーヴィチ:交響曲第5番&チェロ協奏曲第1番

    レナード・バーンスタイン

    AAC

    「ショスタコの5番」といえば、後にも先にもこれしかないといっていいほどの決定的名演がこの79年、東京文化会館での来日公演時のライヴ・レコーディング盤です。バーンスタインとしては59年の同じニューヨーク・フィルとのスタジオ録音もあり、そちらも熱演として世評の高いものですが、ここでの充実度は群を抜いています。カップリングのチェロ協奏曲は、若き日のヨーヨー・マと巨匠オーマンディによる勢いを感じさせる充実した名演奏です。

  • 星条旗よ永遠なれ~マーチ名曲集

    [NEW] 星条旗よ永遠なれ~マーチ名曲集

    レナード・バーンスタイン

    AAC

    マーチといえば吹奏楽でしょうが、弦楽器も入ったフルオーケストラで演奏されたスーザのマーチが堪能できるのはこのバーンスタインのアルバムが大定番! マーチ王スーザ以外にもクラシックの有名なマーチが一堂に会した肩のこらない好盤。サーヴィス精神あふれたバーンスタインならではの愉しく、それでいて深みも忘れないマーチ集の決定版!

  • ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー他

    ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー他

    レナード・バーンスタイン

    AAC

    ジャズとクラシックを行き来した作曲家といえばジョージ・ガーシュウィンがまず最初に出てきます。TVドラマやCMでもお馴染みの「ラプソディ・イン・ブルー」で彼のオーケストラ編曲を手助けしたのはジャズ・バンド・アレンジャーをしえていたグローフェでした。ジャンルの垣根を越えたクロス・オーバーの先駆ともいえる彼らのポピュラーな名曲を、これまたジャンルの横断を得意としていたバーンスタインの華麗な演奏でお届けします。JAZZの名匠ベニー・グッドマンと共演した自作「プレリュード、フーガとリフ」もボーナストラックとして収録しています。

  • ドヴォルザーク:交響曲第8番他

    ドヴォルザーク:交響曲第8番他

    クラウディオ・アバド

    AAC

    イタリアの巨匠アバドが当時音楽監督をつとめていたベルリン・フィルとドヴォルザークのもっとも有名な交響曲のひとつと比較的珍しいレパートリーの組み合わせで、アバドにとっては初のドヴォルザーク録音となりました。いずれもベルリン・フィルの圧倒的なアンサンブルとアバドの音楽性が見事に合致した名演奏で、ライヴ録音とは思えないほどの完成度を誇ります。民族色というよりは歌心と生命力に満ち溢れた美しい名盤で、共にアバド唯一の録音です。

  • チャイコフスキー:交響曲第5番&大序曲「1812年」

    [NEW] チャイコフスキー:交響曲第5番&大序曲「1812年」

    クラウディオ・アバド

    AAC

    アバドによるチャイコフスキーの5番の録音としては3度目(ソニー・クラシカルからはシカゴ響との85年盤に続いて2度目)となった94年のライヴです。やはりベルリン・フィルの威力が驚異的ですが、アバドのカンタービレ(うたごころ)あふれる白熱の演奏となりました。カップリングは、シカゴ響とのチャイコフスキー全集録音の際に収録した 大序曲「1812年」で、こちらの演奏もヴィルトゥオーゾ・オーケストラの名人芸が光るダイナミックな演奏です。

  • モーツァルト:後期三大交響曲~交響曲第39番・第40番・第41番「ジュピター」

    モーツァルト:後期三大交響曲~交響曲第39番・第40番・第41番「ジュピター」

    ニコラウス・アーノンクール

    AAC

    アーノンクールにとって、モーツァルト「後期三大交響曲」の三度目の、そして決定盤ともいえる録音です。アーノンクールが手塩にかけて育て上げてきたオリジナル楽器演奏のパイオニア、コンツェントゥス・ムジクスとの初のモーツァルト後期交響曲録音となったこのアルバムでは、個性的な三曲をひとまとまりの「器楽によるオラトリオ」と捉える独自の視点で解釈しており、細部の鮮烈なまでの対比、強烈なアクセント、すべての反復の実施によって、作品の前衛性が明らかにされています。コンツェントゥス・ムジクスならではの献身的かつ練達のアンサンブルも聴きもの。熟成と革新を両立させ、モーツァルトの演奏史に新たな一歩を記した名盤です。

  • ベートーヴェン:交響曲第4番&第5番「運命」

    ベートーヴェン:交響曲第4番&第5番「運命」

    ニコラウス・アーノンクール

    FLAC

    アーノンクールにとってウィーンにおける最後の演奏会となった公演のライヴ。自筆譜を含む一次資料を丹念に洗い直し、「ベートーヴェンの楽譜には何も足さない」というストイックな姿勢が貫かれ、当時の楽器の特性や響きを知りつくしていた作曲者があちこちに仕掛けた独特の響きが徹底的に掘り起こされています。第5番第4楽章で登場するトロンボーンの驚くべき強調、ピッコロの独自のバランス、そして何よりも最後の和音連打のタメは、作品の初演に接した聴衆の驚きを想起させるほどの衝撃。重量感を持つ第4番も、「北欧神話の巨人に挟まれた優美なギリシャの乙女」というイメージをも覆す個性的な相貌を獲得。既存の解釈とは全く隔絶したところで打ち立てられた、巨匠ならではの箴言がここにあります。

  • ヘンデル:メサイア(全曲)

    ヘンデル:メサイア(全曲)

    ニコラウス・アーノンクール

    AAC

    75歳をむかえたアーノンクールの見事な円熟ぶりを刻印した2004年のライヴ録音。1982年録音のテルデック盤に比して、音楽自体が格段と豊かになり、全体の流れが実に自然な呼吸で運ばれており、指揮と一心同体となった手兵コンツェントゥス・ムジクスおよびA.シェーンベルク合唱団の見事な表現力、シェーファー、ラーソンなどの旬の名歌手の新鮮な歌唱ともども、21世紀の「メサイア」と呼ぶにふさわしい決定的名盤です。

  • ブラームス:ドイツ・レクイエム

    ブラームス:ドイツ・レクイエム

    ニコラウス・アーノンクール

    AAC

    2007年12月、ウィーンでライヴ・レコーディングされたブラームス「ドイツ・レクイエム」。アーノンクールはウィーン響のチェリスト時代にカラヤンをはじめとする錚々たる指揮者のもとでブラームス作品を繰り返し演奏してきた蓄積を持ち、ウィーンのブラームス演奏の伝統やブラームスの音楽語法の細部を肌で知り尽くしていました。旬のキューマイヤー、円熟のハンプソンという名歌手を独唱に、アーノンクールの声楽曲演奏には欠かせない存在だったアルノルト・シェーンベルク合唱団を合唱に起用し、全く新しい視点から見つめ直された「ドイツ・レクイエム」の決定的な演奏です。2010年度のレコード・アカデミー賞を受賞した名盤です。

  • ヴェルディ:レクイエム

    ヴェルディ:レクイエム

    ニコラウス・アーノンクール

    AAC

    2004年12月、75歳の誕生日をむかえたアーノンクールが、ウィーン・フィルを指揮して取り上げたヴェルディ「レクイエム」のライヴ録音。アーノンクールにとって2001年の「アイーダ」以来のヴェルディ録音となったもので、ヴェルディの生前に行われていたように「怒りの日」の後で休憩を入れ、休憩後は合唱団の各声部の配置を変えることで後半の「サンクトゥス」の二重合唱に相応しい響きを生み出し、弦は対向配置にし、低音部の金管パートにヴァルヴ付きのバス・トロンボーンを使用するなど、アーノンクールらしいこだわりが随所に込められています。メイ、シャーデなど透明感のある声を持つ独唱者を揃え、A.シェーンベルク合唱団の精緻な歌唱と相まって、作品から清冽かつ求心力のある、全く新しいイメージを引き出した演奏です。

  • ワーグナー:管弦楽曲集

    ワーグナー:管弦楽曲集

    ロリン・マゼール

    AAC

    1960年に史上最年少・初のアメリカ人指揮者としてワーグナーのメッカ、バイロイト音楽祭に登場して以来、ベルリン・ドイツ・オペラやウィーン国立歌劇場など重要なオペラ・ハウスのポストを歴任したマゼールにとってワーグナーは彼のもっとも得意とするレパートリーの一つで、ベルリン・フィルとのこのCDも彼の最高の名盤と言われています。

  • ホルスト:惑星他

    [NEW] ホルスト:惑星他

    ロリン・マゼール

    AAC

    近年、日本のJ-POPシーンでも有名になった「ジュピター」を含む組曲「惑星」と、近代ロシアのバレエ音楽の名作の一つ、プロコフィエフの「3つのオレンジへの恋」に、マゼールとフランス国立管弦楽団がかつてない新鮮な表現をうち立てた話題盤です。

  • ドビュッシー&ラヴェル:管弦楽曲集

    ドビュッシー&ラヴェル:管弦楽曲集

    カルロ・マリア・ジュリーニ

    AAC

    イタリアの名指揮者カルロ・マリア・ジュリーニは、80年代末から90年代にかけて、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、コンセルトヘボウ管、バイエルン放送響といった名門オーケストラとソニー・クラシカルに録音を行い、そのいずれもが高い評価を得ました。巨匠3度目の録音となる「海」、意外にも初録音となる「牧神」、2度目の録音となった「パヴァーヌ」など、味わい深い燻し銀の美しい演奏が繰り広げられます。第33回(1995年)レコード・アカデミー賞〈管弦楽曲部門〉受賞アルバム。

  • マーラー:交響曲第2番「復活」

    マーラー:交響曲第2番「復活」

    小澤征爾

    FLAC

    小澤征爾とサイトウ・キネン・オーケストラによる、マーラーの交響曲チクルス第1弾となったアルバムです。かつて80年代に、小澤は当時の手兵ボストン交響楽団とともにマーラーの交響曲全集を完成させており、マーラーのスペシャリストとしての呼び声も高い指揮者ですが、今回のオーケストラは世界中の名手を集めたサイトウ・キネン・オーケストラ、各所ですばらしいソロが繰り広げられ、またアンサンブルも臨時編成とは思えない素晴らしさを感じさせます。

  • プロコフィエフ:ピーターと狼&サン=サーンス:動物の謝肉祭他

    [NEW] プロコフィエフ:ピーターと狼&サン=サーンス:動物の謝肉祭他

    小澤征爾

    AAC

    小澤征爾が子供たちのために作り上げたとびっきりの音楽物語。「ピーターと狼」「動物の謝肉祭」「青少年のための管弦楽入門」という、いずれもオーケストラ入門者向けの名曲3曲を名門ボストン交響楽団の演奏で収録し、さらに全編にわたって小澤自身がナレーションを担当。小澤は、親しみやすい口調で語りかけながら、聴く者をクラシック音楽の奥深い魅力に引き込んでいきます。

  • 武満徹:ノヴェンバー・ステップス他

    [NEW] 武満徹:ノヴェンバー・ステップス他

    小澤征爾

    AAC

    世界初演のわずか1ヵ月後に録音された『ノヴェンバー・ステップス』をはじめ、武満を語るときに欠かせない小澤の名演奏を収める。ドビュッシー直系の感覚的な手触りを無反省に強調するのではなく、むしろ厳しく屹立する孤高の美を、その生成の瞬間に立ち返って一気にすくい取ったかのような緊張と火照りとが充溢するアルバムです。こうした生気と勢いに満ちた武満の演奏は、今日ではなかなか聞かれなくなってしまいました。

  • モーツァルト:ホルン協奏曲全集

    [NEW] モーツァルト:ホルン協奏曲全集

    小澤征爾&ラデク・バボラーク

    DSD

    FLAC

    AAC

    小澤征爾指揮の水戸室内管弦楽団が稀代の名手ラデク・バボラークを迎えて繰り広げるモーツァルトのホルン協奏曲全集。元ベルリン・フィル首席ホルン奏者のバボラークの天衣無縫の調べに乗り、世界のオザワのタクトのもと、精鋭・水戸室内管が見事なアンサンブルと美しいハーモニーでモーツァルトの音楽を奏で上げます。2005年と2009年の定期演奏会ライヴ録音。ベスト・クラシック100シリーズ初登場タイトルです。

  • ニューイヤー・コンサート1989

    ニューイヤー・コンサート1989

    カルロス・クライバー

    AAC

    現代最高の「カリスマ」指揮者といえば彼をおいて他には考えられないでしょう。カルロス・クライバー。その彼がウィーン・フィルの恒例の「ニューイヤー・コンサート」に1992年に登場した際にライヴ・レコーディングされたのがこのアルバム。クライバーの魔法のバトンがウィーン・フィルから新鮮でありながらどこか懐かしい極上の音楽を導き出しました。残念ながらこの年以降、彼は「ニューイヤー」に姿を現すことなく、2004年7月にこの世を去りましたが、彼が遺したこのアルバムは永遠に聴き継がれていくに違いありません。

  • ブルックナー:交響曲第8番[1990年東京ライヴ]

    [NEW] ブルックナー:交響曲第8番[1990年東京ライヴ]

    セルジュ・チェリビダッケ

    AAC

    ルーマニア出身の巨匠指揮者セルジュ・チェリビダッケが晩年に最も得意としたブルックナーの交響曲。その中でも、その極大のスケールと微速前進のテンポ、そして極めて個性的な解釈で仕上げられていたのが交響曲第8番で、当ディスクには1990年10月の日本公演中、サントリーホールでライヴ収録された伝説的な演奏が収められています。この時期はまさにチェリビダッケと手兵ミュンヘン・フィルが最も密度の濃い演奏をおこなっていた絶頂期にあたり、いくら遅いテンポをとっても高い緊張感を失わず、ホールを揺るがすような大音響を奏でても決して濁らない透明感のあるサウンドを保持するという奇跡的な存在であったことを聴きとることが出来る空前絶後の名演です。

  • シューベルト:交響曲第8番「未完成」&第9番「ザ・グレイト」[1995年ベルリン・ライヴ]

    シューベルト:交響曲第8番「未完成」&第9番「ザ・グレイト」[1995年ベルリン・ライヴ]

    ギュンター・ヴァント

    AAC

    1995年3月、ベルリン・フィルハーモニーは、満場の聴衆からのいつ果てるともない熱狂的な喝采に包まれていました。この日、C.クラインアーの代役として10数年ぶりにベルリン・フィルの指揮台に復帰したヴァントが、シューベルトの最後の2曲を指揮したのです。ヴァントの緻密なリハーサルのもと、ベルリン・フィルがフルトヴェングラー時代の雄大で重厚な響きを取り戻し、今や神話となっていた音楽作りを再び現実のものとしました。この2枚組はその歴史的な瞬間を封じ込めたライヴ・レコーディングです(終演後の拍手入り)。この時期にヴァントが到達していた途轍もない音楽の深まりを克明に記録し、その最晩年の豊饒の時代の到来を全世界に告げた至高の名演です。  

  • ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」[2001年ハンブルク・ライヴ]

    [NEW] ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」[2001年ハンブルク・ライヴ]

    ギュンター・ヴァント

    AAC

    当ディスクのブルックナー「ロマンティック」は、ギュンター・ヴァントのラスト・レコーディングとなったもの。2001年10月から11月にかけて、89歳のヴァントは北ドイツ放送響のこのブルックナー「ロマンティック」をメインの演目とするハンブルク定期を3回振った後、故郷ヴッパータールとフランクフルトへのツアーを行ない絶賛を浴びましたが、翌年90歳の誕生日を迎えた1か月後に逝去したため、これらがヴァントにとって生涯最後の演奏会となりました。当ディスクの演奏はそのハンブルク定期で収録されたもので、ひたすら音楽に奉仕してきたヴァントの生涯最後を飾る大演奏。緻密さと自由さが絶妙に組み合わされ、巨匠の歩みを完結させるかのような美しい「白鳥の歌」です。

  • ドビュッシー:管弦楽曲集

    [NEW] ドビュッシー:管弦楽曲集

    ピエール・ブーレーズ

    AAC

    1966年から1968年にかけて、ブーレーズがクレンペラー時代のニュー・フィルハーモニア管弦楽団を指揮して録音したドビュッシー・アルバム。オーケストレーションの細部を透明・精緻に再現し、伴奏音型の微妙な変化やリズム・パターンの推移をまるでレントゲンを当てたかのような明晰さで描き切ったという点で、それまでの19世紀生まれの識者たちのフランス音楽解釈とはまったく異なるドビュッシー演奏解釈の地平を開拓してみせた。後年のDGへの再録音に聞かれる巨匠的風貌とは異なる、壮年期のブーレーズならではの、冷徹なまでの情熱に貫かれた緻密さへの志向は、この録音以降も凌駕されたことはない。

  • タイプライター&トランペット吹きの休日~ルロイ・アンダーソン・ベスト・ヒット

    タイプライター&トランペット吹きの休日~ルロイ・アンダーソン・ベスト・ヒット

    レナード・スラットキン

    AAC

    クリスマスになると商店街から流れてくる「そり滑り」をはじめ、ラジオや運動会のBGMなどを通じて、作曲家の名やタイトルを知らなくても、アンダーソンの作品は、誰もがどこかで耳にしたことがあるはず。約3分という時間のなかに、アイデア賞ものの仕掛けを盛り込んで、多くの人のハートをキャッチしたアンダーソンの世界を、スラットキンとセントルイス響の名コンビがスタイリッシュに再現。楽しさ満点の一枚です。

  • ライヴ・イン・東京1970

    [NEW] ライヴ・イン・東京1970

    ジョージ・セル

    AAC

    正確無比な演奏技術、室内楽的とまで評された純度の高いアンサンブル、微妙なニュアンスの表現力ーヨーロッパの伝統に育まれた指揮者ジョージ・セルと、その美意識によって鍛え上げられた高い演奏技術を誇るクリーヴランド管弦楽団が生み出す音楽はまさに「完全」でした。1970年5月、初の来日公演を果たした彼らの東京での1公演を完全収録。この来日後わずか2か月で世を去ったセルの最後のライヴ・レコーディングとなっています。

  • J. S. バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)

    J. S. バッハ:ブランデンブルク協奏曲(全曲)

    グスタフ・レオンハルト

    AAC

    オリジナル楽器による「ブランデンブルク協奏曲」の決定盤。バロック界を代表する名手たちが集まったアンサンブルではレオンハルトが全体の指揮をとり、ブリュッヘンが管楽器、シギスヴァルト・クイケンが弦楽器をまとめ上げ演奏しています。レコード史に大きく位置づけられた名盤にして、音楽を聴く喜びを堪能する永久保存盤です。

  • ヴェルディ:序曲・前奏曲集

    ヴェルディ:序曲・前奏曲集

    リッカルド・ムーティ

    AAC

    イタリアが生んだ巨匠指揮者リッカルド・ムーティがミラノ・スカラ座フィルと奏でるヴェルディ・オペラの世界。ムーティの確信に満ちたタクトは、引き締まった造形の美しさとエネルギッシュな感情表現、千変万化する色彩などヴェルディの音楽の深い美の真実を明らかにしています。音楽がどれほど激しく燃え上がっても流麗な歌心が損なわれることはありません。血沸き肉躍るヴェルディ・オペラのエッセンスが1枚につまった理想的な名盤です。

  • レスピーギ:ローマ三部作

    [NEW] レスピーギ:ローマ三部作

    ダニエル・ガッティ

    AAC

    イタリアの名指揮者、ダニエレ・ガッティ若き日の名盤です。レスピーギのローマ三部作の世界初演・イタリア初演を担った名門サンタ・チェチーリア国立アカデミー管の音楽監督時代に、ガッティが同管と残した唯一の録音です。単なる派手なオーケストラ・ショーピースと捉えるのではなく、情景描写よりも音楽的な表現力にこそ力点を置いている点が極めてユニークです。ガッティの緻密かつタイトなコントロールの行き届いたイタリアのオーケストラならではの輝かしいサウンドにも不足しませんが、特に印象派思わせるような抒情的パッセージの繊細な響きや、巧みにブレンドされた音色の変化が、レスピーギの音楽の本質的な魅力を極めて明晰に表現しています。

  • モリコーネ・プレイズ・モリコーネ

    モリコーネ・プレイズ・モリコーネ

    エンニオ・モリコーネ

    AAC

    イタリアが生んだ音楽界の巨匠モリコーネが、自身の代表作をオーケストラと演奏した1998年11月ローマ・ライヴ。2020年7月6日、ローマで91年の生涯を閉じた巨匠は1960年代「夕陽のガンマン」等レオーネ監督作品のヒットにより世界的注目を集めました。その後もデ・パルマ監督「アンタッチャブル」やトルナトーレ監督の「ニュー・シネマ・パラダイス」「海の上のピアニスト」等で、人々の心に残る比類なき美しい旋律を書き続けました。2016年にはアカデミー賞作曲賞を受賞。作曲家としての豊かな軌跡をモリコーネの演奏で辿る至福のアルバム。

  • グレイテスト・ヒッツ1969-1999

    グレイテスト・ヒッツ1969-1999

    ジョン・ウィリアムズ

    AAC

    映画音楽の世界に燦然と輝く巨匠、ジョン・ウィリアムズ。そんな彼が長いキャリアの中で手がけてきた様々な映画音楽の聴き所ばかりを集めた究極のベスト・アルバム。ジョン・ウィリアムズの代名詞的作品である「スター・ウォーズ」を始めとする、ジョン・ウィリアムズのすべてが分かる2枚組です。

  • ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番&シベリウス:交響曲第5番

    [NEW] ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番&シベリウス:交響曲第5番

    グレン・グールド&ヘルベルト・フォン・カラヤン

    AAC

    カラヤンとグールドによる1957年の歴史的なライヴ盤。1957年5月24日から26日の3日間、ベルリンのホッホシューレ・ザールにて行われたヘルベルト・フォン・カラヤン指揮によるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートは、ヒンデミットの「交響曲『画家マティス』」、ベートーヴェンの「ピアノ協奏曲第3番」を前半に、後半にはシベリウスの「交響曲第5番」を置いたものでした。ピアノ・ソロは、すでにデビュー・アルバム「J.S.バッハ:ゴールドベルク変奏曲」を世に問い、話題を集めていた若きグレン・グールド!彼のディスコグラフィのほとんどはスタジオ録音によるものなのですが、公式、非公式にはいくつかのライヴ・ディスクが存在します。この「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番」の録音は、以前からプライヴェート盤のかたちでその存在が知られていた演奏で、2008年にソニー・クラシカルから正規盤としてリリースされたものす。後半に演奏されたシベリウスの「交響曲第5番」が収められていることも注目です。

  • J. S. バッハ:ゴールドベルク変奏曲(55年モノラル録音)

    J. S. バッハ:ゴールドベルク変奏曲(55年モノラル録音)

    グレン・グールド

    FLAC

    その後数々の伝説をつくりあげることになるピアニスト、グレン・グールドの記念すべきデビュー・アルバムは、モノラル録音によるバッハの「ゴールドベルク」です。このアルバムにおける演奏は、当時の、そしてもちろん現代の聴き手の心を確実に捉えて離さないものです。グールドといえば「バッハ」であり、そして「ゴールドベルク」ですが、彼のすべての表現の第一歩となったこの録音を聴かずしてグールドは語れません。「ゴールドベルク」に始まり、「ゴールドベルク」に終わった彼のディスコグラフィのなかでも、もっとも重要な1枚です。

  • J. S. バッハ:ゴールドベルク変奏曲(81年ステレオ録音)

    J. S. バッハ:ゴールドベルク変奏曲(81年ステレオ録音)

    グレン・グールド

    FLAC

    1955年にこの作品のセンセーショナルなパフォーマンスを収めたアルバムでデビューを飾ったグレン・グールドは、26年ぶりに斬新で魅惑的なこのデジタルによるステレオ・スタジオ再録音を残し、唐突に世を去りました。まさに鬼才・グールドの墓碑銘といえる永遠の名盤です。

  • J. S. バッハ:インヴェンションとシンフォニア&イギリス組曲第1番

    [NEW] J. S. バッハ:インヴェンションとシンフォニア&イギリス組曲第1番

    グレン・グールド

    AAC

    わずか50年の人生を疾走した孤高の天才グレン・グールドの芸術の精華は、生涯にわたって演奏し続けた大バッハの音楽とされています。このアルバムでグールドは、教育用音楽と考えられていた「インヴェンションとシンフォニア」に新たな生命を与えたといえるでしょう。録音に使用したピアノは第二次世界大戦以前のスタインウェイCD318で、グールドがバッハの演奏に不可欠と考えていたノンレガートの特性が見事に生かされた名演奏となりました。カップリングのイギリス組曲はバッハの生きる喜び、音楽の喜びが溢れている軽やかな舞曲集で、グールドはここでは愉悦に満ちた生き生きとした演奏を聴かせます。

  • J. S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集(抜粋)

    [NEW] J. S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集(抜粋)

    グレン・グールド

    AAC

    1955年にJ.S.バッハの「ゴールドベルク変奏曲」でセンセーショナルな録音デビューを飾ったグレン・グールド。彼は以後バッハ作品を次々に録音していきましたが、ピアノ音楽の「旧約聖書」であると言われている「平均律クラヴィーア曲集」を1962年から約10年を費やして完成させました。本作はその全集からの抜粋版です。研ぎ澄まされた感性が美しく描き出すバッハの小宇宙は、聴く者に新たな発見を促すに違いありません。

  • J. S. バッハ:イタリア協奏曲&フランス組曲他

    [NEW] J. S. バッハ:イタリア協奏曲&フランス組曲他

    グレン・グールド

    AAC

    グレン・グールドの演奏は、J.S.バッハに限らずすべてがユニークで大胆です。それも一本太い芯が通ったもので、そのために聴き手は新鮮な驚きとショックを受けるのですが、ここで聴けるバッハも絶妙といえる表現で彩られています。バロック時代に流行した様々な舞曲の性格が生き生きと浮かび上がり、作品のもつ即興性を鮮やかにとらえ、繊細な美しさで演奏しています。

  • モーツァルト:ピアノ・ソナタ集

    [NEW] モーツァルト:ピアノ・ソナタ集

    グレン・グールド

    AAC

    グールドのモーツァルト──ここにきくモーツァルトは、従来のモーツァルト弾きといわれるピアニストたちのそれに比較しても無意味なほど個性的ですが、圧倒的な説得力がみなぎっているのは言うまでもありません。天衣無縫の天才モーツァルトの音楽を、現代の天才ピアニスト、グールドが自由奔放に甦らせたのです。

  • ブラームス:間奏曲集、4つのバラードより&2つのラプソディ

    [NEW] ブラームス:間奏曲集、4つのバラードより&2つのラプソディ

    グレン・グールド

    AAC

    芸術家人生の大半を、ひとりスタジオで生きたグールドが遺した膨大な量の録音は、時間の経過とまったく無縁のように、常に新鮮な感動を聴くものに与えてくれます。グールドというとバッハが有名ですが、1960年に録音したブラームス晩年の作品から間奏曲ばかりを集めたグールドの隠れた名盤です。郷愁と渋いロマンに満ちたブラームス晩年の枯淡の境地をグールドが慈しむように演奏しています。カップリングには、グールド最後の録音となったの82年録音のブラームス「バラード集」と「2つのラプソディ」から抜粋、瑞々しい詩情に満ちあふれた佳作です。

  • ブラームス:ピアノ協奏曲第1番

    ブラームス:ピアノ協奏曲第1番

    グレン・グールド

    AAC

    グールドのテンポ設定にどうしても納得のいかないバーンスタインが、開演前に聴衆に向って「今日のテンポはグールド氏のテンポです」とユーモアを交えながら説明したという伝説のライヴ演奏です。そのスピーチを最初のトラックに収め、続いて曲が演奏されるという趣向に加えて、最後にグールドがラジオでこの一件について語った音源も収録するというドキュメンタリーのようなディスクになっています。グールドの個性的な解釈はいつもどおり圧倒的なもの。必聴の伝説ライヴ盤です。

  • スカルラッティ:ソナタ集

    [NEW] スカルラッティ:ソナタ集

    ウラディミール・ホロヴィッツ

    AAC

    大バッハと同年に生まれたイタリアの作曲家ドメニコ・スカルラッティは、555曲のチェンバロ・ソナタによって、その名を不滅のものとしました。ホロヴィッツは、自分のコンサートに必ずスカルラッティのソナタをとり上げていました。このアルバムは、巨匠が愛したスカルラッティのソナタの決定的名盤なのです。

  • ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「月光」、「悲愴」、「熱情」他

    [NEW] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「月光」、「悲愴」、「熱情」他

    ウラディミール・ホロヴィッツ

    AAC

    ベートーヴェンの32曲のピアノ・ソナタの中で、もっとも人気の高いいわゆる「三大ソナタ」を中心に、シューベルトの代表的なピアノ曲である「即興曲」全8曲からの2曲を加え、ホロヴィッツの全盛期の演奏で満喫する1枚です。ホロヴィッツの指先から引き出される響きは、ピアノが持つ美しさの本質をあますところなく聴き手に伝えます。

  • シューマン:子供の情景&クライスレリアーナ他

    シューマン:子供の情景&クライスレリアーナ他

    ウラディミール・ホロヴィッツ

    AAC

    20世紀最大のヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ホロヴィッツがもっとも脂の乗り切った60年代に行った録音によるシューマン名曲集です。このアルバムの中心をなす「子供の情景」と「クライスレリアーナ」は、ともにシューマンが恋人クララとの結婚を成就する2年前、もっとも創造意欲に満ちていた時期の密度の濃い作品です。ホロヴィッツの稀有な才能が、シューマンの音楽と見事に融合した不滅の1枚といえましょう。

  • ショパン・アルバム

    [NEW] ショパン・アルバム

    ウラディミール・ホロヴィッツ

    AAC

    ホロヴィッツは、19世紀ロマン主義の時代に花開いたピアノのヴィルトゥオーゾ派に属する20世紀最大のピアニストでした。1965年にかの劇的な”ヒストリカル・リターン”を遂げてから70年代初めにかけての、2度目の絶頂期に録音されたショパン演奏を収めたこのアルバムで、ホロヴィッツはショパンの小品からあらゆる人間感情を内面から抉り出し、身震いするほどの壮絶なショパンを聴かせてくれます。

  • ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番&ピアノ・ソナタ第2番

    ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番&ピアノ・ソナタ第2番

    ウラディミール・ホロヴィッツ

    AAC

    2メートル近い長身で、大きな手の持ち主だったラフマニノフは、分厚い和音が轟き、身を焦がすようなメロディが滔々と流れる作品を残しましたが、自作自演盤では速めのテンポを設定。技巧的な難所を超特急のスピードで突っ走り、情緒に溺れてテンポを揺らすことなく、すっきりとした演奏を披露していきます。和音を崩して弾くなど、作曲者ならではの自由な変更もあり、この2作を愛する人なら、一度は耳にしておきたい歴史的名盤です。

  • ホロヴィッツ・アンコール

    ホロヴィッツ・アンコール

    ウラディミール・ホロヴィッツ

    AAC

    20世紀最大のヴィルトゥオーゾ・ピアニスト、ホロヴィッツのエッセンスが詰まった名曲集。 独特な打鍵と音色、他に並べる者のない超絶技巧で一世を風靡した稀代の名ピアニスト、ホロヴィッツが生涯にわたって愛奏したショパン、シューベルト、モーツァルト、ラフマニノフやスクリャービンといった作曲家たちの名品をぎっしり21曲を収録しました。空前絶後、唯一無二といえるホロヴィッツのタッチを様々な面から楽しめるベスト・アルバムとなっています。

  • ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」&第4番

    [NEW] ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」&第4番

    アルトゥール・ルービンシュタイン

    AAC

    齢85歳を超えたこのピアニストにテクニックの衰えはほとんどなく、持ち前の輝かしい音色と逞しいタッチに穏やかな表情を加えながら、豊かな音楽を作り出してゆきます。「皇帝」の第1・第3楽章のスケールの大きさはもちろん、第2楽章の深々とした旋律のなんという美しさ。70余年にもわたるキャリアの末に辿り着いた巨匠の芸術のすべてが、ここにあります。若きバレンボイムの指揮も堂々としており、現在の彼を彷彿とさせます。

  • ショパン:夜想曲集(全19曲)

    ショパン:夜想曲集(全19曲)

    アルトゥール・ルービンシュタイン

    AAC

    夜の詩たるこの曲集で、ルービンシュタインはセンチメンタルで独善的な惑溺と詩的インスピレーションの飛翔との危うく際どい境界線をキッチリ見極めています。初期の比較的単純な曲から、めまぐるしく転調する後期の複雑な曲へと至るショパンの生涯を俯瞰するようなこの曲集に対し、彼は各曲の彫琢に意を砕くのみならず、作風の推移への目配せも余念がありません。かくしてショパンの生涯の雄弁な要約とすら言える演奏が生み出されました。

  • ショパン:ワルツ集(全14曲)

    ショパン:ワルツ集(全14曲)

    アルトゥール・ルービンシュタイン

    AAC

    名高いルービンシュタインのショパン盤のなかでも、特に初期ワルツは最も軽やかに無邪気に、そして幸福に弾かれた演奏の筆頭格。彼は20世紀最高のタッチ技術を誇った奏者の一人ゆえ、ときに無邪気に、ときに物憂げに、ときに華々しく音色の変転を惜しげもなく開示してくれます。くわえて遺作ワルツの数々で、サロン風を大幅に脱したショパンを描き出す手腕も並大抵のものではなく、その驚異的な音色の魔術を堪能できる一枚です。

  • ショパン:バラード&スケルツォ(全曲)

    [NEW] ショパン:バラード&スケルツォ(全曲)

    アルトゥール・ルービンシュタイン

    AAC

    たとえば今や小学生でも弾く有名なスケルツォ第2番・・・最初の2分音符の重みを感じ、その後の三連符を挟んで小節線があり、その後沈黙がある、ということの意味をこのルービンシュタイン盤ほど十全に捉えた演奏実はきわめて少ないのです。ショパンが敷設したきわめて精緻な転調の妙技を自然に色分けする音色の魔術には溜息がもれてきます。バラードもスケルツォも第4曲は異質な作風ですが、その創意のすべてを汲み取った華麗な詩が編み上げられていきます。

  • ショパン:幻想即興曲~即興曲(全曲)、舟歌&子守歌他

    [NEW] ショパン:幻想即興曲~即興曲(全曲)、舟歌&子守歌他

    アルトゥール・ルービンシュタイン

    AAC

    ルービンシュタインの「幻想即興曲」は彼が所有していた自筆楽譜による演奏なので、音の相違がある点に注意。演奏はいずれも素晴らしく、なかでも「3つの新練習曲」、「子守歌」、そして難曲たる「舟歌」が白眉。名演とは独善的に他を圧し去るものではなく、他の演奏の面白味を的確に教えてくれるし、そして巡り巡ってまた聴き返すたびに新たな発見を約束する、無尽蔵の富を蓄えているものです。この演奏はまさにその好個の例といえるでしょう。

  • ザ・ベスト・オブ・ショパン

    [NEW] ザ・ベスト・オブ・ショパン

    アルトゥール・ルービンシュタイン

    AAC

    タイトル通りさまざまな曲集からのベスト・テイクをあつめた、ルービンシュタインによるショパン超有名曲をギッシリ詰めこんだ人気のアルバムです。「軍隊ポロネーズ」ではじまる華麗なオープニングから、ノスタルジックなワルツ第7番で変化を付け、軽やかな「小犬のワルツ」~「英雄ポロネーズ」で一気にはじけ、あるいは、ノクターンの闇の後に沈鬱なバラード第1番、最後はスケルツォ第2番で輝かしく締めくくる配列にもセンスが光る、入門にうってつけの一枚です。

  • ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&ショパン:ピアノ協奏曲第2番

    [NEW] ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番&ショパン:ピアノ協奏曲第2番

    カティア・ブニアティシヴィリ

    AAC

    数多くのすぐれた音楽家を輩出してきた国、ジョージア(グルジア)から彗星のように登場したカティア・ブニアティシヴィリ。2011年にソニー・クラシカルと専属契約を結び、同年春に生誕200年を祝うフランツ・リストの作品集で華麗にデビューした逸材。まもなく7作目のアルバムも登場する予定のカティア・ブニアティシヴィリがこれまでソニー・クラシカルに録音した協奏曲の名曲をカップリング! ラフマニノフのもっとも有名な協奏曲と、ピアノの詩人ショパンの若き日のメランコリックな協奏曲、ふたつの<第2>を、今や巨匠の仲間入りを果たしたパーヴォ・ヤルヴィ指揮するチェコ・フィル、パリ管弦楽団との共演で聞く豪奢な1枚です。

  • モーツァルト:ピアノ協奏曲 第17番&第24 番

    [NEW] モーツァルト:ピアノ協奏曲 第17番&第24 番

    ラン・ラン

    AAC

    中国出身の天才ピアニスト、ラン・ランと古楽の世界を切り拓いた偉大なパイオニアであるアーノンクール指揮のウィーン・フィルとによるモーツァルトのピアノ協奏曲第24番と第17番。アーノンクールがラン・ランの才能を高く評価し、2人の共演が実現したというエピソードが残されていますが、ウィーン・フィルの本拠地ムジークフェラインザールで4日間にわたる録音セッションで、音楽的洞察力に溢れ一音一音を慈しむかのように美しく奏で上げる極上のアンサンブルが繰り広げられました。両曲とも特に緩徐楽章の美しさは絶品です。この録音の2年後に巨匠はこの世を去りました。まさに一期一会の共演の記録になります。

  • 幻想即興曲&英雄ポロネーズ~キーシン・プレイズ・ショパン

    幻想即興曲&英雄ポロネーズ~キーシン・プレイズ・ショパン

    エフゲニー・キーシン

    AAC

    ますます充実の度を増し、21世紀の巨匠としての位置をゆるぎないものにしているエフゲニー・キーシン。当アルバムは、2004年夏にヴェルビエ音楽祭で行われたリサイタルのライヴで、キーシン本人の強い希望で別途収録していた同一曲目によるスタジオ録音の代わりに急遽リリースされたものです。超人気・名曲「幻想即興曲」を含む即興曲全曲、「英雄ポロネーズ」を含むポロネーズ4曲とスケルツォ第3番からなるオール・ショパン・プログラムは、デビュー時から積極的にショパンを取り上げてきたキーシンのこの作曲家との強い親和性を感じさせる名演ぞろい。聴衆の熱い期待を受けたステージでキーシンが成し遂げる演奏は、完璧な技巧に裏付けられた即興的な閃きさえ感じさせる未曽有のショパン解釈といえるでしょう。

  • ラフマニノフ自作自演~ピアノ協奏曲第2番&第3番

    [NEW] ラフマニノフ自作自演~ピアノ協奏曲第2番&第3番

    セルゲイ・ラフマニノフ

    AAC

    2メートル近い長身で、大きな手の持ち主だったラフマニノフは、分厚い和音が轟き、身を焦がすようなメロディが滔々と流れる作品を残しましたが、自作自演盤では速めのテンポを設定。技巧的な難所を超特急のスピードで突っ走り、情緒に溺れてテンポを揺らすことなく、すっきりとした演奏を披露していきます。和音を崩して弾くなど、作曲者ならではの自由な変更もあり、この2作を愛する人なら、一度は耳にしておきたい歴史的名盤です。

  • J. S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(全曲)

    J. S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集第1巻(全曲)

    スヴャトスラフ・リヒテル

    AAC

    筋金入りのスタジオ録音嫌いとして知られたリヒテルは、70年代前半、自分の全レパートリーを録音するという一大プロジェクトに着手し、歴史的名盤を連発した。このディスクは、ザルツブルクとウィーンで収録された「平均律」全集録音から第1巻を抜粋したもの。全曲録音嫌いとしても名を馳せたリヒテルが例外的に取り組んだ「平均律」は、対位法的テクスチュアの卓越した描き分け技術の素晴らしさを残響豊かなサウンドによる類いまれな美しさで記録した超名演です。

  • チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

    チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番&ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番

    ヴァン・クライバーン

    AAC

    20世紀アメリカを代表する伝説のピアニスト、クライバーン。1958年のチャイコフスキー国際コンクール制覇直後に、ニューヨークの目抜き通りで凱旋パレードを行なったクライバーンが録音したチャイコフスキーの協奏曲は、クラシック初のミリオン・セラーとしても有名です。開始部から、明朗な音色を駆使した爽快なアプローチをとり、時の人の勢いが随所に刻み込まれています。憂愁よりも、フレッシュなセンスが表に立った名演は今きいても新鮮な感動をもって胸に迫ります。カップリングのラフマニノフも、誠実で屈託のない表現が魅力的です。

  • ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「月光」、「悲愴」、「熱情」

    ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ「月光」、「悲愴」、「熱情」

    ヴァレリー・アファナシェフ

    DSD

    FLAC

    AAC

    ピアノ界きっての個性派アファナシエフによるベートーヴェン三大ソナタ。ベートーヴェンはアファナシエフにとって、師ギレリスから薫陶を受け、シューベルトやバッハとならぶ重要なレパートリーであり、「最後の3つのソナタ」など一部の作品の演奏や録音には積極的に取り組んできましたが、この最も人口に膾炙した3曲はこのアルバムの録音まで人前で演奏したことさえありませんでした。「自分が最高の演奏ができる」という強い確信を持つまで、新しい作品をレパートリーに加えないアファナシエフが、68歳にして生涯初めて取り組んだこの名ソナタ3曲。トータルで75分58秒にものぼるゆっくりしたテンポの中で繰り広げられる個性的なアファナシエフ・ワールドをご堪能ください。

  • ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲

    ベートーヴェン:ディアベリ変奏曲

    イゴール・レヴィット

    FLAC

    2013年秋のデビュー盤『ベートーヴェン後期ソナタ集』、2014年発表のセカンド『J.S.バッハ:パルティータ集』を立て続けに2枚組で発表したイゴール・レヴィットが2015年に発表した3作目「変奏曲の世界」は、J.S.バッハの「ゴールドベルク変奏曲」、ベートーヴェンの「ディアベリ変奏曲」、そして近代の作曲家ジェフスキの「不屈の民」という古今を代表する長大な変奏曲をまとめたもので、「変奏曲」にスポットを当てたレヴィットの冷徹な視線に大きな話題が集まった。その中から、ベートーヴェン晩年の1823年に完成された傑作であり、ベートーヴェンの「不滅の恋人」とされるアントニー・ブレンターノに献呈された「ディアベリ変奏曲」を単独リリース! ベートーヴェン・イヤーにふさわしい1枚。

  • スカルラッティ・ショパン・リスト・ラヴェル

    スカルラッティ・ショパン・リスト・ラヴェル

    リュカ・ドゥバルグ

    FLAC

    第15回チャイコフスキー国際コンクール(2015)で強烈な個性を放ち、「ラヴェル:夜のガスパール」の演奏が話題沸騰!一躍世界へその名を轟かせたフランスの新星リュカ・ドゥバルグ。11歳の時モーツァルトに感銘を受けピアノを習い始めるも、途中ピアノから離れた時期もあったといいます。リュカのオリジナリティ溢れる透明度の高い演奏は一度聴いたら忘れることができない印象を残します。それは音楽への尽きることのない深い愛に貫かれているからにほかなりません。彼の人生の新しいチャプターが始まった、2015年11月パリ・ライヴ。

  • カンタービレ

    [NEW] カンタービレ

    小山実稚恵

    AAC

    人気・実力ともに日本を代表するピアニスト、小山実稚恵の最新ベスト・アルバム。アルバム・デビューから30年目をとなる2017年、充実の時をむかえた小山実稚恵が描き出す名曲・名旋律をセレクト。ピアノという楽器の奥深さや表現の豊かさを心ゆくまで堪能できる永久保存盤です。コンサートでアンコール・ピースとして演奏される小品も多数収録し、即売会場でもマスト・アイテムとなること間違いなしの1枚。

  • ショパン:ワルツ

    [NEW] ショパン:ワルツ

    仲道郁代

    DSD

    FLAC

    AAC

    ショパンのワルツ集は、1曲1曲が個性的な輝きを放つ、ショパンのピアノ作品の中でも最も人気の高い作品。当アルバムには、生前に出版された作品を中心とする最も有名な14曲に、没後に出版された3曲を追加した17曲を成立順に収録。ショパンのワルツの本質は、華麗な曲調の陰に隠された「作曲者自らの魂の告白」と考える仲道は、陰影の深さに共感を示した、これまでとは一味違うショパンのワルツ像を描き上げています。アコースティック鍵盤楽器の進化の頂点であるスタインウェイ・コンサードグランドが備えた幅広いダイナミックスや多彩なニュアンスを十全に生かし、実に深みのある名演奏です。

  • ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ選集

    [NEW] ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ選集

    小菅優

    AAC

    2011年から「音楽の新約聖書」といわれるベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集録音に着手し、2012年から毎年2枚組のセットをリリース、「出発」「愛」「自然」「超越」、そして2016年の最終第5巻「極限」をもってついに全集を完結させた若きピアニスト、小菅優。全曲水戸芸術館でのセッション録音、すべてDSDによる高音質録音で、演奏、音質ともに最上級の評価を得た若き巨匠のベートーヴェンのソナタ全集から、ベートーヴェンのソナタの中でも昔から人気の高い「悲愴」「月光」「熱情」を、このシリーズのために特別カップリング! 巨匠たちが連綿と繋いできたベートーヴェン演奏の系譜に新しい風を吹き込んだ小菅優の新鮮なベートーヴェン解釈をお楽しみください。

  • 夜想(ノットゥルノ)~ショパンの世界

    [NEW] 夜想(ノットゥルノ)~ショパンの世界

    河村尚子

    AAC

    河村尚子(かわむらひさこ)。日本人離れした感性や音楽表現を備え、クララ・ハスキル・コンクール優勝(2007年)、ミュンヘン国際コンクール第2位(2006年)ほか名だたるコンクールで優勝・入賞した逸材。昨今の演奏活動の充実ぶりは、第51回サントリー音楽賞受賞(2020年)や映画「蜜蜂と遠雷」で主人公・栄伝亜夜のピアノ演奏を担当するなどの目覚ましい成果に結実しています。2008年にベルリンで録音され、名門RCA Red Sealからのデビュー盤となったオール・ショパン・アルバムは、秘曲「華麗なる変奏曲」で幕を開け、「アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ」で締めくくられる、絶妙なコントラストに彩られた10曲。千変万化する音色、絶妙なリズム感によって、ショパンの音楽の織り成す美しい綾が、圧倒的な生命感を持って描き出されています。

  • ベートーヴェン&ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

    [NEW] ベートーヴェン&ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

    ヤッシャ・ハイフェッツ

    AAC

    両曲ともに、テンポが速いことでも有名ですが、単なるテクニックの誇示に終わらずに、ベートーヴェンの第1楽章では、シンプルに音階を上下行するだけの箇所からもスリリングな楽興の時を紡ぎ出し、アウアー作にハイフェッツが手を加えた至難なカデンツァを演奏。ブラームスも、その歯切れの良さが圧巻で、ハイフェッツ自作のカデンツァが奏されています。ハイフェッツと共演した二人の巨匠指揮者の存在感も光り輝いています。

  • メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

    メンデルスゾーン&チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲

    ヤッシャ・ハイフェッツ

    AAC

    ハイフェッツがライナーやミュンシュと組んだ“メン・チャイ”のゴールデン・カップリング盤。ともに名高い協奏曲だけに音盤の数はそれこそ星の数ほどありますが、世界最高のテクニシャンたるハイフェッツらしく、ビシッと決まった音程、理知的でインテンポな構築感の怜悧な鋭さ、それでいて決して機械的なわけではなく、行間からあふれ出る抑制の効いた歌はまさに絶品です。バックも完璧ですが、ハイフェッツの偉大さを堪能できる一枚。

  • ツィゴイネルワイゼン~ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン

    [NEW] ツィゴイネルワイゼン~ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリン

    ヤッシャ・ハイフェッツ

    AAC

    ハイフェッツのスーパー・テクニックなら、表題作の「ツィゴイネルワイゼン」やワックスマンの「カルメン幻想曲」もすばらしいのですが、その一方で、ショーソンの「詩曲」の、澄み切った美音で奏でられる切ない歌もまたたまらないもので、8曲のどれを取っても、不世出のヴァイオリニスト、ハイフェッツの、そして、ヴァイオリンという楽器そのものの凄さが凝縮されたような極めつきのアルバムです。

  • ホラ・スタッカート~ハイフェッツ・アンコール

    [NEW] ホラ・スタッカート~ハイフェッツ・アンコール

    ヤッシャ・ハイフェッツ

    AAC

    “カミソリのようだ”と称された鋭いスタッカート奏法を武器にしていたハイフェッツにとって、当盤所収の「ホラ・スタッカート」は、まさに名刺代わりの1曲と言えます。そのほかのショー・ピースも、完璧な技巧ときりりと冴えた歌い回しが楽しめる逸品揃い。弓を弦の上にバウンドさせ、明快で短い音を発するスピッカート奏法の際に、左手の指で迅速にヴィブラートをかけていくハイフェッツの妙技には絶句するほかないでしょう。

  • パガニーニ:カプリース(全24曲)

    パガニーニ:カプリース(全24曲)

    五嶋みどり

    AAC

    ヴィルトゥオーゾ・ヴァイオリニストは必ずとりあげるパガニーニの難曲を、現代最高のヴァイオリニストのひとり、五嶋みどりがついに録音! と、当時大きな話題を提供したアルバムです。ヴァイオリン音楽のなかでももっとも演奏至難な作品と言われるソロ・ヴァイオリンのためのこの曲を、唖然とする技巧、泉のように湧き出る自然な音楽性で弾ききったみどりの演奏にはもはや完璧の二文字しか思い浮かばないほどです。

  • アンコール! ヴァイオリン愛奏曲集

    アンコール! ヴァイオリン愛奏曲集

    五嶋みどり

    AAC

    12歳にしてズービン・メータ指揮するニューヨーク・フィルと共演し、「メニューインの再来」と絶賛され、以後リサイタルや名演奏家との共演で、若くして世界の楽壇を制覇した天才ヴァイオリニスト、五嶋みどりが珠玉の小品を華麗に弾ききったアンコール・ピース集。誰もが知っているあの名曲から、知られざる佳曲まで、五嶋みどりの水際立った演奏で楽しめる1枚です。

  • チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲&ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番

    チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲&ショスタコーヴィチ:ヴァイオリン協奏曲第1番

    五嶋みどり

    AAC

    長く待たれていたみどりのチャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲の録音がついに実現!しかもバックをつとめるのは世界最高の指揮者とオーケストラ、クラウディオ・アバド指揮するベルリン・フィルというのですから豪華このうえない組み合わせといえましょう。五嶋みどりのヴァイオリンという至宝の銘器との組み合わせは、まさしく音楽ファンにとっては夢の共演というにふさわしいでしょう。カップリングのショスタコーヴィチともども、長く語り継がれることは間違いないアルバムです。

  • メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲&ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番

    メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲&ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番

    五嶋みどり

    AAC

    世界最高のヴァイオリニストのひとり、五嶋みどりによるヴァイオリン協奏曲中の二大名曲。みどりの美しいヴァイオリンで聴く、メンデルスゾーンとブルッフの至福のメロディは、まさにこれ以上のものは望めない素晴らしさ。バックをつとめるのはマリス・ヤンソンス指揮するベルリン・フィルという、最高の布陣。演奏家デビュー20周年の2002年にリリースされ、五嶋みどりの新たなディケイドのスタートの幕開けを告げた記念碑的なアルバムです。

  • J. S. バッハ: シャコンヌ他

    J. S. バッハ: シャコンヌ他

    ヒラリー・ハーン

    AAC

    ボルティモア出身のヴァイオリニスト、ヒラリー・ハーン17歳の時のデビュー・アルバム。その恐ろしい程の才能とパーフェクトと呼ぶに相応しいテクニックをこの若さでひっさげてのデビューは、非常に大きな衝撃として我々の胸に刻まれました。初来日でも噂に違わぬそのポテンシャルを遺憾なく発揮、その凄まじいまでの実力を見せつけ、各メディアにより絶賛の嵐を受けました。その奇跡の第1歩をその耳で、お確かめ下さい。

  • メンデルスゾーン&ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

    [NEW] メンデルスゾーン&ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

    ヒラリー・ハーン

    AAC

    17才の若さでデビューをバッハ無伴奏で飾って以来、世界最高のヴァイオリニストとして活躍を続けるヒラリー・ハーンのメンデルスゾーンとブラームスのヴァイオリン協奏曲。現代最高のテクニックを余すところなく披露しながら、音楽に対する深い洞察力をも同時に感じさせるというヒラリーならではの表現が、類い希な音楽的愉悦をもたらしてくれます。

  • チャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

    チャイコフスキー&シベリウス:ヴァイオリン協奏曲

    ダヴィッド・オイストラフ

    AAC

    20世紀のヴァイオリン界が生んだ巨匠、ダヴィッド・オイストラフ。第二次世界大戦以後、世界的な脚光を浴びて、1950年代には日本にもやってきて、大きなセンセーションを巻き起こしました。独奏者としてだけではなく、室内楽奏者や指揮者としても活躍し、総合的な音楽家として大きな尊敬を集めたのです。このアルバムは、1959年にオイストラフがアメリカを訪れた際に録音されたもので、ヴァイオリン協奏曲の古今の名品2題が選ばれています。協奏曲指揮者としても名声を博したオーマンディ/フィラデルフィアの華麗なバックもあいまって、これらの曲の決定的名演となっています。

  • チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲&プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番

    チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲&プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番

    神尾真由子

    AAC

    神尾真由子のトレードマーク、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲。2007年、チャイコフスキー・コンクールで居並ぶ審査員と耳の肥えた聴衆を圧倒して優勝を飾ったのがまさにこの協奏曲であり、世界各地で取り上げている神尾のキー・レパートリーの録音です。カップリングは、プロコフィエフの人気作、ヴァイオリン協奏曲第2番。ロシア音楽の伝統を継承する名匠トーマス・ザンデルリンク、イギリスの名門ハレ管との共演によって、大ヴァイオリニスト達が数々の名盤を残してきたこれら有名曲の新たなスタンダードとなる演奏が実現。全編にわたって濃密なカンタービレと情熱あふれる神尾節が全開し、作品の核心が浮き彫りにされてゆきます。

  • ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

    ブラームス:ヴァイオリン協奏曲

    樫本大進

    AAC

    ベルリン・フィルのコンサートマスターとして世界を舞台に活躍する樫本大進が満を持して挑んだ、初のコンチェルト・アルバム。チョン・ミョンフン指揮のもと、世界で最も歴史ある名門オーケストラ=シュターツカペレ・ドレスデンと奏でた2006年11月のライヴ・レコーディングです。この録音について「夢が叶った」と語る樫本。その熱き想いがほとばしる香り高く豊かなヴァイオリンの音色が胸を打つ、2007年発表作品。21世紀の新定盤、誕生です。

  • J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)[2018年録音]

    J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲(全曲)[2018年録音]

    ヨーヨー・マ

    FLAC

    現代最高のチェリスト=ヨーヨー・マが約20年ぶりに録音した生涯3度目の『バッハ:無伴奏』録音。4歳の時ヴァイオリニストだった父親の手ほどきで弾き始めたこの曲は、ヨーヨー・マにとって人生を共に歩んだ“音楽的伴侶”だと語っています。チェロのレパートリーを意欲的に広げチェロという楽器の可能性を追求し、ジャンルや文化の違いを超越する中で20代、40代と2回全曲録音を発表してきたヨーヨー・マが60代になって挑んだ本作は、最後の無伴奏録音となるとのことです。。

  • ソングス・フロム・アーク・オブ・ライフ

    ソングス・フロム・アーク・オブ・ライフ

    ヨーヨー・マ

    FLAC

    AAC

    2015年に60歳となったヨーヨー・マが、30年演奏活動を共にしてきたピアニストのストットと発表した音楽による“人生の経験を巡る旅”。バッハの“アヴェ・マリア”に始まり、シューベルトの“アヴェ・マリア”で終わる、ヨーヨー・マとストット、この2人の思い出が音で綴られた2015年3月録音。リサイタルのアンコールで奏される事の多い人気曲「愛のあいさつ」もこのアルバムで初めて録音された。日本盤にはボーナス・トラック3曲収録しています。

  • ヨーヨー・マ プレイズ・ピアソラ+2

    [NEW] ヨーヨー・マ プレイズ・ピアソラ+2

    ヨーヨー・マ

    AAC

    タンゴの巨人アストル・ピアソラ(1921-1992)の魂がここに!1990年代後半にクラシック、ジャズ界で起こったピアソラ・ブームを牽引した大ヒット・アルバム。ヨーヨー・マがブエノスアイレスを訪れピアソラと共演したタンゴ界の匠たちと共演した1997年発表作品。コマーシャルで流れお茶の間ヒットになった「リベルタンゴ」を始め、ピアソラの87年録音音源との幻の共演(7)等ヨーヨー・マのあくなき探求心から生まれた後世に語り継ぐべき1枚。このアルバムの発売以降チェロでピアソラを演奏することがスタンダードになりました。

  • ヨーヨー・マ・プレイズ・モリコーネ

    [NEW] ヨーヨー・マ・プレイズ・モリコーネ

    ヨーヨー・マ

    AAC

    映画音楽界の巨匠エンニオ・モリコーネとヨーヨー・マとの出会いは2001年アカデミー賞受賞式で映画『グリーン・デスティニー』(アカデミー賞作曲賞受賞作品)のテーマをヨーヨー・マがライヴ演奏した時にさかのぼります。一世を風靡したマカロニ・ウエスタンとのヒット作から 『ニュー・シネマ・パラダイス』『海の上のピアニスト』等々、人々の心に残る思い出のシーンを彩った数々の名旋律が、モリコーネ指揮のもとヨーヨー・マのチェロにより紡がれてゆきます。日本盤ボーナス・トラック2曲収録。

  • 鳥の歌~ホワイトハウス・コンサート

    [NEW] 鳥の歌~ホワイトハウス・コンサート

    パブロ・カザルス

    AAC

    世界平和を訴え続けた20世紀最大の音楽家のひとり、パブロ・カザルスによる感動の記録。1961年11月13日、ケネディ大統領に招かれた伝説のチェリストが、ホワイトハウスで披露した歴史的な演奏を収めた名盤です。祖国の姿に胸を痛め、1938年以来アメリカ国内における公の席での演奏を中止していた巨匠が、ケネディ大統領のヒューマニズムの指導者としての姿に心を打たれて披露した一世一代の名演。有名な「鳥の歌」をはじめ、3人の巨匠が感動的な演奏を繰り広げる。まさに全人類必聴の名盤。

  • リベルタンゴ&ブエノスアイレス午前零時~タンゴ・アルバム

    リベルタンゴ&ブエノスアイレス午前零時~タンゴ・アルバム

    ベルリン・フィル 12人のチェリストたち

    FLAC

    ベルリン・フィルが擁するさまざまなサンサンブルの中でも抜群の知名度と人気を誇る「ベルリンフィル12人のチェリストたち」。2016年にソニー・クラシカルに録音された当アルバムは、ピアソラの「リベルタンゴ」「愛のデュオ」「現実との3分間」をはじめとする名曲をずらりと収録したタンゴ・アルバムです。1972年の結成以来40年以上の歴史を持つ彼らとしてもタンゴによるフル・アルバムは彼らにとっても初めてとなるものでした。「ピアソラはタンゴにより自らの世界を創造し、人としての情緒や想念をそこに表現した」とメンバーの一人が語るように、ピアソラをはじめとするタンゴの名曲にほれ込んだ「12人」の熱い共感が込められた、極め付きのタンゴ・アルバムといえましょう。

  • プレイズ・ザ・ムーヴィーズ

    プレイズ・ザ・ムーヴィーズ

    ジョン・ウィリアムス

    AAC

    “キング・オブ・ギター”と称されるジョン・ウィリアムス(1941-)が映画音楽を録音した1996年作品。ジョンにとって映画音楽集を作ることは長年の夢だったと語るジョン・ウィリアムス。そのギターの音色が一世を風靡した映画『ディアハンター』のテーマ曲「カヴァティナ」、本作をつくるきっかけにもなった巨匠モリコーネの「ウエスタン」、また「シェルブールの雨傘」や「シンドラーのリスト」等名画を彩った人々の心を魅了してやまない美しい旋律の数々が唯一無二の音色とともに綴られた全18曲。次世代へ聴き継いでいきたい20世紀の名盤です。

  • ザ・ベスト・オブ・グザヴィエ・ドゥ・メストレ

    [NEW] ザ・ベスト・オブ・グザヴィエ・ドゥ・メストレ

    グザヴィエ・ドゥ・メストレ

    AAC

    世界最高峰のオーケストラ、ウィーン・フィルの首席ハープ奏者という地位を辞し、ハープという楽器の概念を大きく変える革新者として世界を飛び回る第一人者、グザヴィエ・ドゥ・メストレのベスト盤です。有名なモーツァルトの「フルートとハープのための協奏曲」などハープの基本レパートリーはもちろん、実はハープと親和性の高いフランス、スペインの名曲をハープ版で演奏、作品自体の持つ真の魅力を浮き彫りにするような表現はこの演奏者ならではのものと言えます。

  • ピアソラ・ベスト

    [NEW] ピアソラ・ベスト

    小松亮太

    AAC

    日本が誇る世界的バンドネオン奏者 小松亮太演奏によるピアソラ名作集。小松亮太の監修に基づき、ピアソラが作曲しただけでなく、編曲もピアソラが行ったヴァージョンを多数収録。また、「ラ・クンパルシータ」や「ジェラシー」といった、タンゴの代表的名曲をピアソラがアレンジしたヴァージョンで収録し、編曲が作曲と同等に重要なタンゴの世界で、ピアソラを正格にとらえたベスト盤です。

  • 誰も寝てはならぬ~プッチーニ・アルバム

    誰も寝てはならぬ~プッチーニ・アルバム

    ヨナス・カウフマン

    FLAC

    誰もが待ち望んだ、ヨナス・カウフマンによるプッチーニ・アルバム。プッチーニのオペラの諸役を重要なレパートリーとしているカウフマンですが、全曲プッチーニ・オペラのアリア集は当アルバムのみ。「プッチーニのオペラがどのように発展していったかを、最初のオペラ《エドガール》から最後の《トゥーランドット》に至るまで、辿っていただきたいという思いでレコーディングした」とカウフマン自身が語っているように、人気曲「誰も寝てはならぬ」をはじめ、プッチーニのヒット・メロディともいうべき名アリア・二重唱が満載されています。カウフマンとはオペラ公演や録音で何度も共演し、気心知れた名匠アントニオ・パッパーノ指揮するローマ・サンタ・チェチーリア国立管が熱く盛り上げるオーケストラ・パートもカウフマンにぴったり寄り添っています。

  • ザ・ベスト・オブ・ヴィットリオ・グリゴーロ

    [NEW] ザ・ベスト・オブ・ヴィットリオ・グリゴーロ

    ヴィットリオ・グリゴーロ

    AAC

    世界中で高い人気を誇るテノール、ヴィットリオ・グリゴーロが世界的に注目されたのは、2010年にネトレプコと共演したコヴェント・ガーデンでの「マノン」の成功でした。この時「スターの誕生」(「イヴニング・スタンダード」紙)、「ここ数年で最もセンセーショナルなコヴェント・ガーデン・デビュー」(「ファイナンシャル・タイムズ」紙)と絶賛を受け、さらに翌年コヴェント・ガーデンでの「ファウスト」、スカラ座での「ロメオとジュリエット」、チューリヒ歌劇場での「ホフマン物語」などによって、世界を代表するテノール歌手としての名声を確たるものとしました。このアルバムではヴィットリオのイタリアとフランスのオペラの華から宗教曲、カンツォーネまでヴィットリオの歌の神髄を収録したベスト盤となっています。

  • ヘルデン

    ヘルデン

    クラウス・フロリアン・フォークト

    AAC

    ドイツが生んだヘルデンテノール、フォークト。類まれな優美な歌声、颯爽としたステージ姿で聴衆を魅了するフォークトはハンブルク・フィルのホルン奏者としてキャリアをスタートし、のちに声楽へ転向した異色の経歴の持ち主。1997/98のシーズンからローエングリンの歌い手として脚光を浴び、バイロイト音楽祭の「ニュルンベルクのマイスタージンガー」や「ローエングリン」の成功でその名を世界に轟かせました。本作は、今やワーグナー作品になくてはならない存在となったフォークトの2011年7月ベルリン・ドイツ・オペラでのライヴを収録したソロ・デビュー盤。

  • ホルスト:組曲「惑星」

    [NEW] ホルスト:組曲「惑星」

    冨田勲

    AAC

    それまでは一部の人にしか知られていなかったシンセサイザーの名を多くの音楽愛好家に認知させ、その可能性を切り拓いたパイオニア、冨田勲によるRCA第4作となったアルバム。その目は無限の宇宙に向けられ、未知数の魅力を秘めたシンセサイザーにとって格好の舞台であることを示しました。従来のステレオをさらに発展させた特殊効果で、リスナーが宇宙空間に放り出されるような驚異的な音体験も可能にしたサウンド・デザインが、LP発売当時から大きな話題を呼んだものです。これぞまさしく「トミタ・スペース・サウンド」の代表作ととして不滅の価値を持つ1枚です。