ジョジョの奇妙な元ネタ紹介~黄金の風編~ 第4回「ムーディー・ブルース」vs「ソフト・マシーン」

「ジョジョの奇妙な元ネタ紹介」第4回更新! 今回は第5話と第6話を振り返っていきます。

 

ブチャラティの仲間たちが登場! 4人ともがスタンド使いという彼らは、新参者のジョルノを試すような素振りを見せます。
中でも年長者のアバッキオ(彼はブチャラティと同い年の20歳。それでも若いですが……)は、ジョルノに通称「アバ茶」をふるまうという試練(?)を課す……。
自身の能力でそれを回避したジョルノは、ブチャラティ曰くの「人に認められていく才能」を発揮し、彼らにある程度受け入れられることに成功します。

ブチャラティは、死んだポルポの隠し財産を利用して幹部にのし上がることを仲間たちに告げます。その隠し場所はカプリ島という島にあるため、ヨットで海上を移動することになりました。
その最中、隠し財産を横取りしようとする組織のチンピラの襲撃を受けます。次々と襲われていく仲間たち。(いまさらですが、下っ端にいたるまで構成員のほとんどがスタンド使いなこの組織ってかなり危険ですよね……)

敵スタンドの謎を解くため、それまで主人公のジョルノに対してイヤな感じだったアバッキオがかっこいいところを見せてくれます。
(実際ジョルノはボスを倒そうと入団しているわけで、アバッキオの警戒はむしろ当然なんですけどね)

 

アバッキオのスタンドは「ムーディー・ブルース」。
戦闘向きのスタンドではないですが、その場にあった出来事を再生(リプレイ)することができるという探索向きの能力。元警官だったことも関係しているのでしょうか……?
ビデオデッキ(と言って伝わらない人も、もはや多いかもしれませんが)の基本的な機能、早送りや一時停止、巻き戻しもできます。基本的には人の姿に化ける形。作中ではナランチャに化けていました。

ムーディー・ブルースの元ネタは、同名のバンド「ムーディー・ブルース」。1960年代に活躍したイングランド出身のバンドです。
ビートルズと同時期に活動していたということになりますね。リードボーカルとギターを担当していたデニー・レインは、後にポール・マッカートニー率いるウイングスに加入もしています。

 

Days Of Future Passed (Deluxe Version)/The Moody Blues

The Moody Blues『Days Of Future Passed (Deluxe Version)』

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プログレッシブ・バンドの先駆けともいえる彼ら。シンセサイザーなどの電子楽器をいち早く取り入れ、オーケストラとの共演によってロックコンサートの概念を拡張したことからそのように言われます。
その音楽性を確立させた出世作とされるのが、1967年作の『Days Of Future Passed』。昨年50周年記念エディションも発売されました。

 

さて、ブチャラティ一行を襲ったチンピラのスタンドの謎とは……
短剣で刺した人やモノを、空気の抜けた風船のようにぐにゃぐにゃのペラペラにしてしまうという能力でした。

スタンド名は「ソフト・マシーン」。元ネタはやはり1960年代から活動していたイングランド出身のプログレッシブ・バンドです。
明確に対になるような元ネタのチョイスで、興味深い。今回のバトルを振り返りながら、聴き比べてみるのもいいかもしれません。

 

The Soft Machine (Remastered And Expanded)/The Soft Machine

The Soft Machine『The Soft Machine』

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荒木先生はけっこうプログレッシブ・ロックもお好きな印象がありますね。第4部の主人公、仗助のスタンドである「クレイジー・ダイヤモンド」も、ピンク・フロイドの楽曲から取られていましたし。

 

元ネタのジャンル別の比率を計算してみるのも、面白いかもしれませんね。

 

To Be Continued…

 


 

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