ジョジョの奇妙な元ネタ紹介! その⑤ 「レッド・ホット・チリ・ペッパー」

 ~今週のスタンド~

レッド・ホット・チリ・ペッパー(元ネタ:レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
(スタンド使い:???)

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ネタバレを避けるため、普段より遅めの更新とさせていただいた今回の「ジョジョの奇妙な元ネタ紹介」。

「弓と矢」で無作為に杜王町の住人を射抜いていた虹村形兆の目的は、「不死身の怪物になってしまった父親を殺してくれるスタンド使いを探す」という、なんとも物悲しいものでした……。

その形兆も、突如現れた謎のスタンド「レッド・ホット・チリ・ペッパー」によって殺害。
「弟であろうが無能であれば見殺しにする」という非情なポーズをとっていた彼も、最期には弟・億泰をかばう「兄」としての側面を見せたのでした……(その死に様から、ジョジョシリーズを代表する「兄貴」キャラの一人にも数えられます)。

「レッド・ホット・チリ・ペッパー」はその本体は姿を見せず、スタンドだけの登場となりましたが、その能力はどうやら「電気」。また、本人(?)の発言から「成長」するスタンドでもあるようです(この「スタンドは成長する」という概念は第4部から加わった要素で、後に広瀬康一のスタンド使いとしての物語にも大きく関わってくることになります)。

元ネタはいまや世界を代表するロックバンドのひとつ、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ。しかし連載当時はようやく代表曲「Give It Away」を収録したアルバム『Blood Sugar Sex Magik』(1991年作品)が出たばかりで、どちらかといえば新進気鋭の、真価がまだ問われていない頃であったはず。

荒木先生がいかに最新の洋楽シーンに目を向けていたか、がわかるチョイスにもなっています(なお、現在連載中の第8部でもレディー・ガガリアーナなど、現代のポップスターの楽曲からの引用を積極的に行っています)。

「レッチリ」との直接対決は持ち越しに。
その際には今回登場しなかった、「本体」についての元ネタ解説もすることになるやもしれません……。

 

TO BE CONTINUED…

 


 

 

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