ZAZ（本名：Isabel Geffroy・イザベル・ジュフロワ）は1980年5月1日生まれ、トゥール出身。1985年に5歳で故郷のコンセルヴァトワールに入学。11歳までソルフェージュ、バイオリン、ギター、ピアノ、コーラスを学ぶ。
20歳の時、地方圏議会からの奨学金を得て、ボルドーのCIAMに入学。やがて初めてのブルース・バンドを結成する。バスク地方のポピュラーミュージック・オーケストラと2年間ツアーを行い、その後バンドDon Diego（ドン・ディエゴ）のボーカルをつとめる。2006年パリに出てピアノバー「オー・トロワ・マイレッツ」で歌を歌い始める。ジャズ、ブルース、フランスのシャンソン、ラテンなど、多様なジャンルの曲を歌う。その後モンマルトルの街頭でストリートミュージシャンとして歌い始め、常に多くの人が立ち止まるようになる。2010年、「ハスキーボイスの歌い手」を探していたプロデューサー・作曲家のケレディン・ソルタニの広告をインターネットで見つけて応募。ソルタニはZAZに楽曲「私の欲しいもの」を提供し、レーベルPlay Onからファーストアルバムがリリース。ZAZは現在、世界で最もアルバムが売れているフランス人ミュージシャンの一人である。ファーストアルバム「モンマルトルからのラブレター -ZAZ」、セカンドアルバム「RECTO VERSO」は世界50カ国で、4年間で計300万枚以上の売上を記録。カナダのフェリックス賞、フランスの歌謡大賞「Victoire de la Musique」、ヨーロッパ・ボーダー・ブレーカーズ賞、フランスの新人賞「prix Constantin」など数々の賞を受賞し、国際的な成功を収めている。またドイツの音楽賞「Echo Award」では2011年、2012年に連続ノミネートされた。オリジナル曲がマーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』（2011）で使用されている。2014年8月に5大陸横断のワールドツアーを行う。どの公演もチケット完売で大成功を収める。現在、サードアルバム「PARIS」がリリース。大物プロデューサー、クインシー・ジョーンズを迎え、シャルル・アズナブール、トマ・デュトロン、ニッキー・ヤノフスキーが共演アーティストとして参加。