1977年生まれ、NY出身の女性シンガー。1996年、17歳でつくったデビュー・アルバム『タイダル』は350万枚を売り上げ、グラミー賞「Best Female Rock Vocal Performance」やMTV Video Music Awards「Best New Artist」を受賞。『SPIN』『Harpars' Bazzar』を始めあらゆる雑誌の表紙を飾るなど、彼女の強烈な個性が時代の顔となりひとつのスタンダードとなった。戦列なデビューとともに瞬く間にトップ・アーティストへと登りつめたが、華やかな表舞台から身を遠ざけるようになった。1999年、当時のギネス記録にも認定されたセカンド・アルバム『真実(原題:When The Pawn...)』を発表し、ほとんどプロモーション活動を行わずに2作連続でプラチナ・セールスを記録。

“フィオナに代わるアーティスト/フィオナを超える声/フィオナのような音楽/フィオナを分類できるジャンルは存在しない、今世紀もっとも美しく生々しい比類なき唯一無二の個性”。 90年代から2000年代を生き抜き、これほどまでに長いブランクを空けつつもファンが愛し続け、次の動き、次の声を待ち続けてきたアーティストはいない。