【追悼 犬塚弘さん】

人気グループ「ハナ肇とクレイジーキャッツ」のメンバーで、俳優としても活躍した犬塚弘さんが94歳でご逝去されました。心から哀悼の意を表し、クレイジーキャッツ関連商品をご紹介いたします。

 


犬塚弘(いぬづかひろし)さん 略歴紹介


本名:犬塚弘(いぬづかひろむ)

生年月日:1929年3月23日(享年94歳)

所属グループ:ハナ肇とクレイジー・キャッツ(担当楽器:ベース)

 

東京府荏原郡大森町(現在の東京都大田区大森)に生まれる。

父親が貿易商だったことから「ジャズ」や「ハワイアン」など海外の音楽に触れる機会が多く音楽に興味をもつようになる。

1951年、兄のハワイアンバンド「グリーン・グラス・キャップ・ボーイズ」に参加。兄から「ベース」を担当するよう言われ、そのまま担当楽器となった。

翌年、友人の誘いで「萩原哲晶とデューク・オクテット」に参加し、モダンジャズを演奏するものの自分の望む方向性との違和感をもち始め、当時たびたび楽屋に遊びに来ていた「ハナ肇」の誘いで、クレイジー・キャッツの前身である「ハナ肇とキューバン・キャッツ」の結成メンバーとなり、ウッドベース担当となる。その後は、「クレイジー・キャッツ」の一員として多くのテレビや映画に出演し、多忙な日々を送る人気者となった。

2012年11月、メンバーのピアニスト「桜井センリ」が他界したことにより「クレイジー・キャッツ」メンバーで最後の存命者となる。

2015年頃に妻が亡くなり、自身も90歳を目前に思うように動けなくなったとして、2020年公開の映画「海辺の映画館~キネマの玉手箱」(大林宣彦監督)を最後に「俳優」としての活動を引退する意思を明らかにしていた。