小暮浩史(ギター)/ 藤井一興(ピアノ)の新作ハイレゾ配信開始!

クラシックの楽曲や楽器の特性を熟知した繊細な録音を、多彩な高音質フォーマットで届けてくれるレーベル「マイスターミュージック」より、ピアノとギターそれぞれの名手による新作が届きました。

以下にてそれぞれのプレイヤーと、新作をご紹介いたします。

 


 

『オブリビオン』小暮 浩史 (ギター)

1988年生まれ、クラシックギターを始めたのが18歳と同ジャンルでは比較的遅めのスタートながら、ギリシャで行われた第17回ヴェリア国際ギター・コンクールではオーケストラを相手に、アランフェス協奏曲を演奏し優勝。さらに2017年末には東京国際ギター・コンクールで久々の邦人優勝を飾るなど、同じくギタリストである福田進一氏をして「晩学の天才」と言わしめる存在です。

『このセカンド・アルバムでは、故ディアンスが最後に残した話題作のアレンジ、ブラジルのアサドによる最新作、また自身によるバロック編曲、さらにロマン派と現代の超絶技巧作品と、小暮浩史はその豊かな才能を披露している』

―――福田進一氏によるライナーノーツより引用

オブリビオン ~福田進一ギター・ディスカバリー・シリーズ IV~

今作の幕開けは、アルゼンチンのバンドネオン奏者・ピアソラによる言わずと知れたスタンダード「リベルタンゴ」。躍動するような緩急のあるメロディと、絵の具が滲むように切り替わっていく和音が曲のイメージをさらに膨らませます。録音についてもナチュラルなホールの響きがそのまま残っており、ギターの実音はもちろん、ハーモニクスやボディをヒットする音、時には指板の上を左手が移ろう様まで目に浮かぶようです。

関連作品

舞踏の旋回 ~福田進一 ギター・ディスカバリー・シリーズ~

 


 

藤井 一興『ショパン:ピアノソナタ 第3番 他 ~イリュミナシオン 光り輝く事~』

音に百の色を持つ巨匠、藤井一興―――世界各地、日本国内にてリサイタル、室内楽、コンチェルトの他、フランス国営放送局を始めとするヨーロッパ各地の放送局や日本のNHK等での多くの録音、録画、また作曲家としても、フランス文化省から委嘱を受ける等幅広く活動を行うピアニスト。

ショパン:ピアノソナタ 第3番 他 ~イリュミナシオン 光り輝く事~

フランス・バロック〜古典〜現代とそれぞれの響きの様式を繊細に弾き分け、色彩感豊かに表わすテクニックは素晴らしく、その移ろいを耳で追って行くだけでも興味は尽きません。チェリスト横坂源を迎えての世界初演の自作を含む、充実の1枚です。

関連作品

リスト:ピアノ・ソナタ 他 ~古典に導かれる現在のまなざし~

 


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