<リスアニWEB!×mora 連動企画>愛美 「カザニア」リリースインタビュー!

この春、ソロアーティスト活動をリスタートさせた愛美が、早くも続くニューシングル「カザニア」を7月28日にリリースしました!

TVアニメ『現実主義勇者の王国再建記』のEDテーマとなる表題曲は、ガザニアの花のように誇り高く、吹き抜ける風のように爽快なナンバー。自身が作詞したカップリングの2曲を含め、彼女のこだわりが詰まった作品に仕上がっているます。そんなシングルについて、アニメ・アニメ音楽のポータルサイト「リスアニ!WEB」との連動企画で、たっぷりとお話を伺ってきました。

moraではニューシングルのハイレゾ音源も配信開始ということで、ハイレゾでの聴き所ついて語っていただきました。リスアニ!WEBのインタビューと併せて、チェックしてみてくださいね。

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愛美「カザニア」

TVアニメ『現実主義勇者の王国再建記』EDテーマ

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愛美、TVアニメ『現実主義勇者の王国再建記』EDテーマ

「カザニア」リリースインタビュー

 

-今年4月リリースのシングル「ReSTARTING!!」で久々にソロアーティスト活動を再開したわけですが、リリース後の反応・反響はいかがでしたか?
愛美さん 待ってくれていた皆さんがすごく喜んでくれて嬉しかったです。最初に「ReSTARTING!!」の音源を解禁したときも、「こういう愛美の曲を聴きたかった」ってみんなが言ってくれて。私もみんなが喜んでくれるものにしたくてたくさん考えたし、そのうえで自分のやりたい方向性ともマッチした楽曲が「ReSTARTING!!」だったので、すごく安心しました。

-しかもオリコン週間ランキング初登場4位。
愛美さん 本当にありがとうございます!自分もびっくりしたし、嬉しいし、周りの方々や役者仲間のみんなからも「おめでとう」と言ってもらえました。家族も「また歌えてよかったね」と言ってくれて、それが何よりですね。

愛美「ReSTARTING!!」

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-それに続く今回のニューシングル「カザニア」は、TVアニメ『現実主義勇者の王国再建記』(以下、『現国』)のEDテーマ。制作はどのように進めたのですか?
愛美さん 実はタイアップ曲ということもあって、「ReSTARTING!!」よりも前に制作したのが、この「カザニア」だったんです。なので、今回、アーティスト活動を再開するにあたって、一番最初にレコーディングしたのがこの曲で。たくさんの候補曲があったなかから、『現国』の世界観に合うもの、なおかつ、愛美が歌って素敵になりそうな曲ということで選びました。チームの皆さんを含め、満場一致でした。

-この曲のどんなところが『現国』の世界観に合うと感じましたか?
愛美さん 『現国』は舞台が異世界で壮大な世界観なんですけど、この曲からも壮大さを感じたし、異国感のある楽器の音が入っているところにも『現国』っぽさを感じました。特にドラムのスネアの音がお気に入りで、“旅”をしている感というか、一緒に物語を歩いているような情景がパッと浮かんだんですよね。それと、私が『現国』で演じているカルラ(・バルガス)は、翼が生えていて空を飛べる、空軍に所属している女の子なんですけど、空を駆けているような爽やかさとか、歌詞にある“風”とか“空”の要素は、カルラのニュアンスもあると思います。

-まさに吹き抜ける風のように爽快なサウンドで、愛美さんの歌声も力強さがありつつ、とても伸びやかです。レコーディングではどんなことを意識して歌いましたか?
愛美さん 『現国』の主人公のソーマ(・カズヤ)とリーシア(・エルフリーデン)や、リーシアと私が演じるカルラの関係性、お互いそばで支え合ったり、心で繋がっているような人間関係が印象的だったので、その優しさとか大切な人のために何かをしたい心を、歌声で表現するようにしました。ひと言で言うと、母性というか(笑)。でも、一緒に物語を歩いていくイメージだから、自立感もありつつ。芯があるんだけど、伸びやかで、爽やかな歌い方を目指しました。

-中盤のコーラス部分は少し幻想的な歌い方で、ある種、女神っぽさも感じました。
愛美さん あそこはまさに『現国』の異国感を表現したところで、どこにもない言葉で歌ってるんですよ。今回、久々に
キャラクターではない自分の歌をレコーディングするにあたって、「ソロとしての愛美の歌声とは何なのか?」ということを考えたんですけど、結局、楽曲を聴いて素直に出た歌声が愛美の歌声ということに落ち着いて。この10年の活動の中で、愛美の歌声がいつの間にか出来上がっていたことに気づきました。

-MVも自然に囲まれた場所で撮影されていて、楽曲や『現国』の世界観にマッチした映像に仕上がっていますね。
愛美さん すごく広大で、自然に溢れた場所で撮影しました! メイクする場所もロッジみたいなところだったりして、その土地にいる名物フクロウと触れ合いました(笑)。「ReSTARTING!!」のMVはスタジオでバンドさんと一緒に撮ったんですけど、今回は屋外で一人だったので、ガラッと変わりましたね。「カザニア」が青をイメージさせる曲だったので、衣装とかも青で統一して。私も撮影中は「このMVは青くなるぞ!」と思っていたんですけど、いざ完成したら思っていたより緑の面積の方が多かったです(笑)。

-それだけ緑の大自然に囲まれた場所だったと(笑)。また、今回のニューシングルはハイレゾでも配信リリースされるということなので、ここからは音のこだわりについてお話いただけますでしょうか?
愛美さん 前作もそうでしたが、音に関してはこだわって作っていて。例えばドラムのスネアの音が固く聴こえるからソフトにしたいとか、アレンジに関しても、途中を1小節伸ばしたら素敵なんじゃないかとか、色んな提案をしています。

-そこまで細かく音に関する意見やアイデアを自分で出しているんですね。
愛美さん 今までの活動で音に関してわかるようになったからこそ、こだわれるようになったんだと思います。特に「BanG Dream!(バンドリ!)」でバンド活動をしてきたことが大きいなと思っていて。バンドでライブをする場合、一人ひとりが出す音の重要性がすごいんですよ。なのでより注意深く音を意識するようになりました。

-なるほど。バンド活動の場合、お互いの演奏を聴きながら楽曲を奏でるわけですから、必然的に音に対する理解も深まっていくと。
愛美さん 歌にしても、ボーカリストによって出る音域が違うから、それに合わせてボーカルが映えるバンドの音作りをしなきゃいけなくて。例えばボーカルの音域とリードギターの音色がぶつかり合っちゃうと、ボーカルが消えちゃうとか、これまでの活動で色んな音のこだわりや専門的なことを教えていただいたので、ソロ活動で楽曲を作るときも、自分の中で想像が働くようになりました。

-そんな愛美さんが、今回のニューシングルをハイレゾで楽しむ場合にぜひ注目して聴いてほしいポイントは?
愛美さん 息遣いです。「カザニア」の一番最初はブレスから始まるので。それとカップリングの「アナグラハイウェイ」は1番と2番で歌い分けをしているんですけど、それもハイレゾならより明確にわかると思います!何回も聴いてもらえたら嬉しいです!

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創(リスアニ!)

 

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