永遠のディーヴァ、マリア・カラス 没後40年記念リリース!

マリア・カラスは、2017年9月16日に没後40年を迎えます。 没後40年を記念して、絶対的ディーヴァといわれたカラスの真骨頂であるオペラの舞台でライヴ収録された数々の名舞台の貴重な記録が、最高の状態のマスターテープに施した最新の技術によるリマスタリングにより、「Maria Callas Live – Remastered Recordings 1949-1964」としてハイレゾで蘇ります。さらに同作品の予習ができるサンプラー的音源としてもお楽しみ頂ける、厳選収録のライヴ・ベスト「Maria Callas – Live & Alive」もハイレゾで同時リリース! オペラの殿堂、ミラノのスカラ座やロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場、ニューヨークのカーネギー・ホールなど、世界の有名オペラハウスやコンサートホールのステージでの伝説的な歌唱のライヴ録音におけるカラスの圧倒的な歌声が、最新リマスターで蘇ります。

 

Maria Callas Live – Remastered Recordings 1949-1964

FLAC|44.1kHz/24bit

Maria Callas – Live & Alive

FLAC|44.1kHz/24bit

 

音源は、現在得られる最良のマスターテープから、全曲に最新リマスタリングが施されています。このエディションのリマスタリングは、パリのLes Studios de Circe社とStudio Art et Son社による最新のオーディオ技術を駆使し、音質だけでなくピッチの正確さなどにまで、細心の注意が払われ、実施されました。一部、最近新たに発見された良質なテープによる音源も使用されています。そのことによりこのセットは、カラスの天才的な魅力、歌手として、女優としての真の姿を明らかにしています。
「ザ・ライヴ・レコーディングズ」は、すでに発売されたカラスのランドマーク的リリースであるスタジオ録音の《カラス・リマスター全集》の補完的なものですが、スタジオ録音のない12作(ヴェルディ:「ナブッコ」、「シチリア島の夕べの祈り」、「マクベス」、ワーグナー「パルジファル」(珍しいイタリア語バージョン)、ドニゼッティ「アンナ・ボレーナ」、「ポリウート」、ロッシーニ「アルミーダ」、ベッリーニ「海賊」、グルック「アルチェステ」、「トーリードのイフィジェニー」、スポンティーニ「ヴェスタの巫女」、ジョルダーノ「アンドレア・シェニエ」)を含むオペラ20作品が収録されています。

 


 

マリア・カラスとは?

CREDIT akg-images _ ullstein bild

 

■歌姫のことをDIVA女神 と言うようになったのは、マリア・カラスからといわれる史上最高のオペラの歌姫。

マリア・カラスは生涯、旧EMIレーベル(現ワーナークラシックス)の専属歌手として、80枚にも及ぶ録音を遺しており、そのどれもが名盤となり、歴史上、最も録音が売れ続けているソプラノ歌手。

カラス自身の人生もまた、オペラのごとく恋と歌に満ちた波乱万丈なもので、貧しい少女時代から磨いてきた圧倒的な歌の実力と、30キロ減量の過酷なダイエットで美しい姿に生まれ変わるなど、自分の力で世界のスーパー・セレブとなった生き方が多くの現代女性の共感をよんでいる。私生活では大富豪オナシスを愛するも、オナシスはカラスを捨て、元アメリカ大統領夫人のジャッキー・ケネディと結婚してしまうという悲恋の物語が映画化されるなど、オペラ以外でも注目される稀有な存在。

 

オペラ界に存在する、B.C.(Before Callas=カラス以前)とA.C(After Callas=カラス以後)という言葉があるほど、オペラの歴史を変えた20世紀の永遠の歌姫。

1923年12月4日(2日説、3日説もあり)、ギリシャ移民の両親のもと、ニューヨークに生まれる。 本名マリア・カロゲロプーロス。32年にピアノを習い始めたカラスは、後に伴奏者なしで自分でピアノにむかい全ての役の練習が出来たという。 37年に両親が別居し、両親の故国ギリシャに母と赴き、アテネ音楽院でエルビラ・デ・イダルゴに学ぶ。音楽院では、自分のレッスンが終わっても、終日他の生徒のレッスンを聴いて勉強を重ねた努力家であった。 38年学生公演で初舞台を踏み、41年からアテネ国立歌劇場で歌い、47年アレーナ・ディ・ヴェローナでイタリア・デビュー。名指揮者セラフィンの指導と庇護を受けてイタリアを本拠地として活躍するようになり、 50年ミラノ・スカラ座、52年、ロンドンのコヴェント・ガーデン王立歌劇場にデビュー。 53年に旧EMIレーベル(現ワーナークラシックス)と専属契約を結び、名プロデューサー、ウォルター・レッグのもと初めてのレコーディングで「ランメルムーアのルチア」を録音。 54年、数ヶ月の間に30キロ減量して圧倒的に美しくなったカラスは、56年ウィーン国立歌劇場とニューヨークのメトロポリタン歌劇場、58年パリ・オペラ座などに出演。世界が注目する世紀のプリマドンナとなった。

60年代後半になると次第に舞台から遠のいていたカラスは、私生活でも68年に、愛人である大富豪オナシスが元アメリカ大統領夫人のジャクリーヌ・ケネディーと結婚してしまい、孤独に陥る。 69年、歌ではなく女優としてパゾリーニ監督の映画「王女メディア」に出演。71年にはニューヨークのジュリアード音楽院で行ったマスタークラスが話題になる。 74年10月~11月、ワールド・ツアー・コンサートでテノール、ジュゼッペ・ディ・ステファノとともに日本を訪れ、5都市で全7公演を行ったが、札幌公演を最後に、77年9月16日、パリのアパルトマンで死去。享年53歳。

 

CREDIT Ullstein Bild _ ArenaPAL

 


 

「Maria Callas / LIVE  Remastered Live Recordings 1949-1964」収録音源

 

プッチーニ:歌劇「トスカ」
-第2幕~歌に生き、愛に生き
-第3幕~あの人達はまだ来ないわね
-第3幕~待つということは、なんて長いことでしょう!

カルロ・フェリーチェ・チラーリオ指揮/コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団マリア・カラス(トスカ)、レナート・チオーニ(カヴァラドッシ)
Live stereo recording: 24.I.1964, Royal Opera House, Covent Garden, London

 

ドニゼッティ:歌劇「ランメルムーアのルチア」
-第1幕~暗い夜更け、あたりは静まりかえり
-第1幕~あの方は、この上もなく燃える情熱に
-第3幕~あの方の声の優しい響きが…香がくゆり
-第3幕~私の死骸の上に苦い涙をそそいで下さい

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮/ベルリンRIAS交響楽団&ミラノ・スカラ座合唱団
Live recording: 29.IX.1955, Stadtische Oper, Berlin

 

ドニゼッティ:歌劇「アンナ・ボレーナ」
-第2幕~貴女がたは泣いているの?
-第2幕~連れて行って私のなつかしい生まれ故郷の城に
-第2幕~この不吉な音は何?
-第2幕~天よ、私の長い苦しみに
-第2幕~邪悪な二人よ、だが最後の復讐の言葉は  

ジャナンドレア・ガヴァッツェーニ指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
Live recording: 14.IV.1957, Teatro alla Scala, Milan

 

ヴェルディ:歌劇「アイーダ」
-第1幕~勝ちて帰れ
-第2幕~王よ、王は聖なる神々にかけて…エジプトとイシスの神に栄光あれ  

オリヴィエロ・デ・ファブリティース指揮/パラシオ・デ・ベラス・アルテス管弦楽団&合唱団
Live recording: 3.VII.1951, Palacio de Bellas Artes, Mexico City

 

ベルリーニ:歌劇「ノルマ」
-第1幕~清らかな女神よ  

ヴィットリオ・グイ指揮/コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団 Live recording: 18.XI.1952, Royal Opera House, Covent Garden, London

 

ヴェルディ:歌劇「椿姫」
-第1幕~乾杯の歌
-第1幕~不思議だわ!不思議だわ!
-第1幕~ああ、そは彼の人か
-第1幕~どうかしてる!どうかしてる!
-第1幕~いつも自由で
-第3幕~さようなら、過ぎ去った日よ

フランコ・ギオーネ指揮/リスボン・サン・カルロ劇場管弦楽団&合唱団
Live recording: 27.III.1958, Teatro Nacional de Sao Carlos, Lisbon

 

ワーグナー:舞台神聖祝典劇「パルシファル」
-第2幕~私はあの子が母の胸にすがるのを見た

ヴィットリオ・グイ指揮/RAI交響楽団&合唱団
Live Recording: 20.21.XI.1950, Auditorium della RAI, Roma

 

ベルリーニ:歌劇「夢遊病の女」 
-第2幕~ああ、信じられない

レナード・バーンスタイン指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
Live recording: 5.III.1955, Teatro alla Scala, Milan

 

グルック:歌劇「トーリードのイフィジェニア」 
-第2幕~おお不幸せなイフィジェニア

ニーノ・サンツォーニョ指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
Live recording: 1.VI.1957, Teatro alla Scala, Milan

 

ドニゼッティ:歌劇「ポリウート」
-第1幕~快い感動の涙が

アントニーノ・ヴォットー指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
Live recording: 7.XII.1960, Teatro alla Scala, Milan

 

ベルリーニ:歌劇「海賊」  
-第1幕~お立ちなさい、たとえ事故であっても
-第1幕~この人気のない寂しい海岸に
-第1幕~突然私の夫が怒り狂って
-第1幕~私も血迷っていて、不幸せな女なのよ

ニコラ・レッシーニョ指揮/アメリカン・オペラ・ソサエティ管弦楽団&合唱団
Live recording: 27.I.1959, Carnegie Hall, New York

 

ジョルダーノ:歌劇「アンドレア・シェニエ」
-第3幕~亡くなった母を

アントニーノ・ヴォット―指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団&合唱団
Live recording: 8.I.1955, Teatro alla Scala, Milan

 

プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」~この宮殿の中で

トゥリオ・セラフィン指揮/ミラノ・スカラ座管弦楽団
Studio mono Recording 9-13 & 15 VII 1957, Teatro alla Scala, Milan

 

Digital remastering ℗ 2017 Parlophone Records Limited © 2017 Parlophone Records Limited, a Warner Music Group Company
maria-callas.com / warnerclassics.com