ハイレゾ界にチェンバロ・ブーム到来!? OMFレーベル期待の新作は「マリー・アントワネットの音楽教師」によるチェンバロ曲集
チェンバロ&ヒストリカルハープ奏者の西山まりえ、古楽アンサンブル「アントネッロ」の演奏をはじめとする、人気古楽録音を多数配信しているOMFレーベル。
このたび、西山まりえのチェンバロ演奏による待望の新作『王妃マリー・アントワネットの鍵盤教師 – クロード=ベニーニュ・バルバトル「クラヴサン曲集第1巻(全曲)」 』がリリースされました。
★「Net Audio」vol.32(2018WINTER号)P.21でも当音源が紹介されています!
王妃マリー・アントワネットの鍵盤教師 –
クロード=ベニーニュ・バルバトル「クラヴサン曲集第1巻(全曲)」
西山まりえ(チェンバロ)
17トラック
アルバムの背景
クロード=ベニーニュ・バルバトル(1724-1799)は、フランスの作曲家、オルガニスト、チェンバロ奏者。ルイ18世のオルガニストに任命され、王妃マリー・アントワネットに鍵盤楽器を教えたことでも知られています。
そんなバルバトルの代表作「クラヴサン曲集」は、マリー・アントワネットが生きた時代や音楽の演奏を多数手がけてきた西山まりえにふさわしいレパートリーといえるでしょう。
全17曲からなるこの曲集の第1巻は、すべての曲の表題に、献呈者の名前が添えられているのが特徴。ときのフランス宮廷の華やかな人間模様が垣間見えるようです。
マリー・アントワネットが作曲したという説のある音楽作品を3作収めた人気アルバム『天使のハープ』(西山まりえ演奏)
ハイレゾ界にチェンバロ・ブーム到来!?
さて、チェンバロは、耳の肥えたハイレゾ・ファンの間でもっとも人気がある楽器のひとつ。
その人気の理由のひとつは、量産品のように画一的な楽器が存在しないこと。ひとくちにチェンバロといっても、何百年ものあいだ大事に保存され奏でられてきたオリジナル楽器から、オリジナル楽器の構造をベースにして復刻された新しい楽器まで、その個性はさまざま。聴き比べの楽しみを存分に味わえます。
もうひとつの理由は、チェンバロという楽器の基本特性。音圧や音量の変化が少なく、かつ比較的小さい音であるゆえに、空気の振動や波紋を繊細に感じることができます。楽器の違いだけでなく、演奏者や録音環境、エンジニアやレコーディング手法によってもその味わいが大きく変わります。まさに、オーディオ・システムの試金石としてうってつけの楽器といえるでしょう。
ハイレゾ録音もこの1年で続々と増え、華やかなラインナップに。当サイトで配信されているチェンバロ・アルバムより、日本人チェンバロ奏者が演奏した人気録音をご紹介します。聴き比べもオススメです。
~OMFレーベル 西山まりえ(エンジニア:小坂浩徳)~
西山まりえが日頃愛奏している、装飾も音色も美しいフレンチ・チェンバロを味わいたい方に。フランスのクラヴサン製作家ブランシェ一門のパスカル・タスカン・モデル(1769)を1997年に復刻したチェンバロです。
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J.S.バッハ: イタリア協奏曲&フランス風序曲[2017リマスター](PCM 24bit/96kHz、ミュージック)
西山まりえ
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ヨハン・ゼバスティアン・バッハ: インヴェンション&シンフォニア
西山まりえ
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ドメニコ・スカルラッティ: ソナタ集 鍵盤の魔術師
西山まりえ
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C.P.E.バッハ: 6つのプロイセン・ソナタ
西山まりえ
~dream windowレーベル 桒形亜樹子 (エンジニア:深田晃)~
DXDオリジナルレコーディングによるハイスペック録音を味わいたい方に。最新録音『平均律クラヴィーア曲集』が大好評配信中。
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J.S.バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第1巻 BWV 846-869(1722年自筆手稿譜による)
桑形亜樹子(チェンバロ)
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メディテイション ~フローベルガーの眼差し~
桑形亜樹子(チェンバロ)
~レグルス・レーベル 家喜美子 (エンジニア:峰尾昌男)~
17~18世紀制作の国宝級のオリジナル・チェンバロの音色を味わいたい方に。スコットランドの楽器資料館というレアな環境で、特別に許可を得て行われた貴重なレコーディングです。
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J.S.バッハ: ゴルトベルク変奏曲
家喜美子(チェンバロ)
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エディンバラの銘器
家喜美子(チェンバロ)
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J.S.バッハ: インヴェンションとシンフォニア
家喜美子(チェンバロ)
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J.S.バッハ: トッカータ Vol.1