【ニューリリース】チェリスト・新倉瞳が「ダンス」に挑む!──アール・アンフィニレーベルより『ダンツァ』配信開始

 

いまもっとも注目されるチェリストのひとりであり、過去作『エルガー: チェロ協奏曲』『祈り ~ チェロとハープ珠玉の名曲集』も多くのハイレゾ・リスナーから支持を集めた新倉瞳。コロナ禍の昨年夏にレコーディングした最新作『ダンツァ』が、待望の配信解禁になりました。

 

ダンツァ

新倉瞳(チェロ)

アールアンフィニ・レーベル

AAC[320kbps]

FLAC[192.0KHz/24bit] FLAC[384.0KHz/24bit]

DSD[11.2MHz/1bit]

 

新倉はカメラータ・チューリッヒのソロ首席チェリストをつとめ、日本でもソリストとして、また『椿三重奏団』のメンバーとして幅広く活動中。若手チェリストを表彰する「第19回(2020年度)齋藤秀雄メモリアル基金賞」の受賞でも話題になったばかり。

いま日本のチェロ界でもっとも注目されている新倉が、今回のレコーディングで挑んだのは「ダンス」をテーマにした音楽作品。

フォーレの哀愁漂う名旋律「シシリエンヌ」(トラック1)、チャイコフスキーの華麗なバレエ曲「眠れる森の美女 – ワルツ」(トラック2)、親しみやすい民謡をベースにしたバルトーク「ルーマニア民俗舞曲」(トラック5-10)、小洒落たムードのプーランク「フランス組曲」(トラック12-18)ほか、古今東西の舞曲の数々が収められています。

 

このアルバムのベースとなっているのは、「民族音楽」と「踊り」双方への関心と情熱。新倉は、スイスで東欧のユダヤ民族音楽(クレズマー)バンド「ハイベバラガン」のひとりとして活動し、このジャンルの音楽ならではの独特なリズム感やムードを身につけてきました。クレズマー音楽のパイオニアであるAlan Bern(アラン・バーン)氏の「どんなジャンルの音楽にも、名曲には tantsndik,  zingendik,  redndik(イディッシュ語で「踊る」「歌う」「話す」)がある」という言葉も、本作をレコーディングする上で大きなヒントになった、と語っています。

幼少期から踊ることを愛し、踊りと音楽の結びつきを強く体感することが多いという新倉。小学生の頃からの友人であるピアニスト・梅村百合を演奏のパートナーとして迎え、抜群に息の合った「ダンス」を繰り広げます。

なお、ジャケットで着用しているのは、新倉がプロデュースにかかわるドレス・ブランド「M Maglie le cassetto(エム マーリエ ル カセット)」新作のシャーリングドレス。舞台上での機能性と美しさを追求したドレスは、同業の女性アーティストからも熱い支持を集めています。

 

デビュー15周年を迎える2021年にふさわしい、新倉瞳の多彩な活動の集大成ともいえるアルバム『ダンツァ』。アールアンフィニ・レーベルのDSD11.2MHzによる高品位なレコーディングは、チェロとピアノの響きと空気感を余すところなく捉え、上質な聴き心地をもたらします。

ダンサブルといっても決して騒々しいわけではなく、チェロとピアノが醸し出すエモーショナルなムードを満喫するのにぴったりな、大人のリスナーにおすすめの作品です。

 

【アールアンフィニ・レーベルから配信中のアルバム】

 

『エルガー: チェロ協奏曲』

新倉瞳(チェロ)

https://mora.jp/package/43000069/MECO-1032/

https://mora.jp/package/43000069/MECO-1032h/

https://mora.jp/package/43000069/MECO-1032d/

 

 

『祈り ~ チェロとハープ珠玉の名曲集』

https://mora.jp/package/43000069/MECO-1037/

https://mora.jp/package/43000069/MECO-1037h/

https://mora.jp/package/43000069/MECO-1037d/

 

 

『メンデルスゾーン&ブラームス: ピアノ三重奏曲第1番』(椿三重奏団)

https://mora.jp/package/43000069/MECO-1057/

https://mora.jp/package/43000069/MECO-1057h/

https://mora.jp/package/43000069/MECO-1057d/

https://mora.jp/package/43000069/MECO-1057dxd/


【アーティスト・プロフィール】

新倉瞳(にいくらひとみ)

桐朋学園大学音楽学部を首席で卒業、皇居桃華楽堂新人演奏会に出演し御前演奏を行う。その後スイスへ渡り、バーゼル音楽院ソリストコース・教職課程の両修士課程を最高点で修了。これまでに毛利伯郎、堤剛、Thomas Demenga、Martin Zaller(バロック・チェロ)の各氏に師事。国内外での受賞歴も多数、近年では第18回ホテルオークラ音楽賞、第19回齋藤秀雄メモリアル基金賞を受賞。桐朋学園大学在学中には EMI Music Japan(現ユニバーサルミュージック)よりCDデビューを果たし、これまでに同レーベルから3枚のアルバム、アールアンフィニ・レーベルから3枚のアルバムが発売されている。

現在はCamerata Zürich のソロ首席チェリストとしてスイスを拠点に活躍する中、ソリスト、室内楽奏者として全国各地でリサイタル、オーケストラとの共演を重ね、司会、番組ナレーション、音楽劇、演奏家のためのドレス M Maglie                  le cassetto のプロデュース等、活動の幅を広げ音楽の素晴らしさを広く深く伝えようとする姿勢は多くの共感を集めている。使用楽器は、宗次コレクションより貸与された Giovanni Grancino(1694年製)。

 

【レーベル情報】

アールアンフィニは、フランス語で「永遠の芸術」を意味するクラシック音楽レーベル。制作過程においては、全てのアルバムにおいてDSD 方式でプロダクションされたマスターを使用。スイス・マージングテクノロジー社のDAW ピラミクスにてDSD11.2MHz、またはDXD フォーマットでのレコーディングを行っています。マイクロフォンが捉えた信号を極力劣化させないようラインの最短化を図り、ステージ上のマイクロフォンの直近で収録されたアナログ信号をDSD、DXD 信号に変換後、RAVENNA(AES67)で伝送しています。また動的リスクを回避するため記録媒体は厳選されたSSD を使用、さらにレコーディング〜編集〜マスタリングまで全ての電力は、高品位なリチウムイオンバッテリーで供給されます。まさに究極とも言える高品位化を実現しています。