坂本龍一の名盤『BTTB』が最新リマスターで甦る!

坂本龍一が1998年に発表したピアノ・アルバム『BTTB』の20周年記念盤がリリース!

タイトルの「BTTB」は原点回帰を意味する「Back To The Basic」の頭文字からとられたもの。
初回限定盤に収録された楽曲はピアノによる全曲書き下ろしであり、これは坂本龍一史上キャリア初の試みでもありました。

今回は、98年に発売された初回限定盤に収録された音源に加え、翌年リリースされた通常盤に加えられた「snake eyes」「tong poo」、海外発売されたインターナショナル盤に収録された「reversing」、そして翌99年に発売され、大きな反響とセールスを記録したシングル『ウラBTTB』より「energy flow」(「リゲインEB錠」のCM曲としてオンエアされていたあの曲ですよ!)も収録されます。

 

BTTB -20th Anniversary Edition-/坂本龍一

BTTB -20th Anniversary Edition-

FLAC [96kHz/24bit]

AAC-LC 320kbps

 

リマスタリングを手がけたのは、エジプト生まれの女性エンジニア、ヘバ・カドリー。
Slowdive『Slowdive』The Mars Volta『Noctourniquet』Lightning Bolt『Fantasy Empire』Björk『Utopia』(ミキシング)といった、「シューゲイザー」「ハードコア」「オルタナティブロック」に分類されるミュージシャンの作品を数多く手がけており、その意外性ある組み合わせも気になるところです。ぜひ、その耳でどのように生まれ変わったのか、お確かめください!

ヘバ・カドリーさんのプロフィール/手がけた作品一覧はこちら(外部サイト・英語)

 

また、今回のリリースを記念して「energy flow」のミュージックビデオも公開されました。
映像は、NYを拠点とするクリエイター・チーム、Zakkubalanが制作。「地球で最も霧深い場所」と言われるカナダのニューファンドランド島で撮影されています。

 

【コメント】

エナジーフローという曲は、映像をつけるのが実は難しい曲だ。
今回、Zakkubalanさんたちは苦労してよくやってくれたと思う。
うっすらと、故郷を離れ、また帰ってくるというようなストーリーが受け取れる。

── 坂本龍一

 

坂本さん自身、そしてその音楽は自然界の重要な要素である樹木、水、風、霧に対する深い親しみを表現しています。
同じように私たちも人間と自然環境のかかわり合いに興味を持っています。

漁師達が数千年に渡り居住してきたニューファンドランド島(カナダ)は、それらの自然現象に出会うパーフェクトな土地でした。
大西洋の外れにあるその島は、地球上で最も霧深い場所というユニークな気象条件の下にあります。
長谷川等伯の松林図にインスパイアされた私たちは、今回の映像制作において、この島の風景を切り取ることにしたのです。

── Zakkubalan

 


 

同時配信①

また、インドの楽器・タブラ奏者のU-zhaanさんによる「energy flow」のリワーク作品も配信リリース。幾度も共演し、親交も深い彼だからこその新解釈で楽しめます。

 

energy flow - rework/U-zhaan & Ryuichi Sakamoto

energy flow – rework

FLAC [96kHz/24bit]

 

 

同時配信②

坂本龍一がキュレーションを手がけた、グレン・ グールド生誕85周年記念イベント「グレン・グールド・ギャザリング」のライブ音源が配信開始!
アルヴァ・ノト+Nilo、クリスチャン・フェネスといった坂本龍一と長年にわたりコラボレーションを行ってきたアーティストに加え、気鋭のピアニスト、フランチェスコ・トリスターノが出演。DSD音源も! こちらも合わせてどうぞ。