スチャダラパーEGO-WRAPPINを迎えた新曲も披露!「ライブ 2017年 野音の旅」レポート

天候にもなんとか恵まれ、あたたかい春の陽気、「あー外でビールが飲みたい!」
そんなみんなの願いを叶えに?彼らが今年も野音にやってきた!

緑生い茂る公園の中、野音の半円ステージに、2m程高くなったもう一つのステージがそびえ建ち、SDPロゴのDJ卓を中心にバンドセットがずらりと並んでいる。あの有名な「2001年宇宙の旅」テーマソングが流れてきたけれど、キーが、、、外れてる。。。いかにもスチャダラパーらしい演出に場内は爆笑。まだ誰も出てきてないのに。

上段ステージに、ザ・コストパフォーマンス、そして、待ってました!スチャダラパー(以下SDP)+ロボ宙が歓声で迎えられ登場!!ポーズを決めて『レッツロックオン』でライブスタート。言葉巧みなパフォーマンスに、なんだかMCみたいと思わせるゆるさと面白さがバンドのおしゃれサウンドに挟まれて心地よい。自然と体も踊りだす。

「何の周年でもない」なんて本人は言っていたけれど、今年で27年!ファンの家族もそりゃ増えますよね。子供育ちますよね。と時の流れを感じます。

続いてオザケンのセリフをパクって曲紹介されたのは 2000年を軸にして今年17歳、甘酸っぱい青春を経験してこなかったSDPの3人が思いを馳せながら作ったライブ初披露の新曲『セブンティーン・ブギ』。

そこから『ライツカメラアクション』『CHECK THE WORD』『FUN-KEY-WORD』と続き、MCになるとビール片手に「MCは余談でしょ」とばかりに自然と着席する“物わかりの良い”客席。

 

 

座ったままゆったりと聴かせる『ソングオブザヒル』から“L字のアレ”繋がりで、これを聴けばちゃんと揃うと披露した防災ソング『その日その時』。さりげなくロボ宙がステージ上に戻ってきて、『ドリジナルコンセプト』『ドキメキニシス』『アーバン文法』と続ける。そしてこの日3曲目の新曲、SPDの夏のアンセム『サマージャム ’95』が2017 年を飛び超え、その先のアツーイ夏がつづられた『サマージャム2020』を披露!続けて『サマージャム ’95』を披露し、会場は一気に夏モード。

夏大好き!!夏大好き!!

 

 

ライブも最高の盛り上がりを迎えたところで、ここで突然のリクエストコーナー!2TBのUSBメモリに入っているという「3兆曲」の中から、会場のリクエストにその場で応じる形式でオーディエンスを喜ばせる。『ノーベルやんちゃDE賞』『あんた誰?』『南極物語』など懐かしい傑作が飛び出す。

 

 

「もっと古いのでも良いんだよ?どうせ5th wheel 2 the coach以降のお客さんばっかなんでしょ!」とBoseが煽っていたが、それでも95年の発売から既に22年…十分な大ファンである。そして「封印した」と逃げようとするANIをBoseが追い詰め、ANIがリリックを「ダウンロード」したところで『0718 アニ ソロ』。

そして先日なくなったマスタリングの巨匠トム・コインを追悼して『アクアフレッシュ』。

『コロコロなるまま』でシャシャミン登場。

 

 

シャシャミンVo、バンドの演奏つきでBOOWY『NO.NEW YORK』のワンフレーズ。さすがプロの素人。最初にANIが「ライブハウス日比谷野音へようこそ」と言い放ったのが繋がった。いつのまにか陽も落ち、茶番(リクエストコーナー)には付き合ってくれないバンドが戻ってきた。ファンキーなバンドサウンドに照明も踊りだす。

 

 

『FUN-KEY4-1』『MORE FUN-KEY-WORD』『MONEY』(いとうせいこう & TINNIE PUNXカバー)『Shadows Of The Empire』と会場を盛り上げる曲が続き、『ジャカジャ~ン』では「異議アリ!」の大合唱。『よさGなスキャット』から『GET UP AND DANCE』にフェードインし、最後はスキャットマン・ジョンでコール&レスポンスを繰り広げる。

 

 

「もう飽きたでしょ?」とEGO-WRAPPIN‘を呼び込み、お待ちかね共作の『ミクロボーイとマクロガール』初披露。中納良恵のソウルフルな歌声が響き今までとは違うグルーヴを生み出す。この公演に合わせて密かに制作された今作は、スチャダラパーとEGO-WRAPPIN’が曲作りから共同作業し、サウンドはSHINCO とEGO-WRAPPIN’ 森雅樹を中心に制作、Bose、ANI のラップを受けてのサビは中納良恵が歌い上げるという、豪華なコラボレーションでありながら、双方が持つユーモアもたっぷりの楽曲となっている。「せっかく来たくれたのに1曲だけじゃ…」と中納良恵をゲストヴォーカルに迎えたまま、あの名曲のイントロがすっかり暗くなった野音に響き、『今夜はブギー・バック』で本編は幕を閉じた。

 

 

新旧バラエティに富んだ選曲。私たちは確かにスチャダラパーと共に大人になっている。「次はオクトーバーフェストを絡めよう」なんて言っていたから、” BGM”にしては贅沢だけれど、またライブで「いつが最高?」「今が最高!」って笑顔で”生存確認”しにいきます。

 

2017.4.15.Sat.「ライブ 2017年 野音の旅」@日比谷野音

 


 

2017.05.10 Release info moraで配信予定

スチャダラパーとEGO-WRAPPIN′「ミクロボーイとマクロガール」

スチャダラパー「サマージャム2020」

 


 

2017.4.15.Sat.「ライブ 2017年 野音の旅」@日比谷野音Set list

(★は新曲)

【SE】Theme From 2001

レッツロックオン

★セブンティーン・ブギ

ライツカメラアクション

CHECK THE WORD

FUN-KEY-WORD

ソングオブザヒル

★その日その時

ドリジナルコンセプト

ドキメキニシス

アーバン文法

★サマージャム2020

サマージャム’95

<リクエストコーナー>

ノーベルやんちゃDE賞

あんた誰?

南極物語

0718 アニ ソロ

アクアフレッシュ

コロコロなるまま

Fun-Key4-1

MORE FUN-KEY-WORD

『MONEY』(いとうせいこう & TINNIE PUNXの同名曲カバー)

Shadows Of The Empire

ジャカジャ~ン

よさGなスキャット

GET UP AND DANCE

★ミクロボーイとマクロガール

今夜はブギー・バック

<アンコール>

再見Adios

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