優れたハイレゾ作品のみ配信!ミキサーズラボの新レーベル[STUDIO MASTER SOUND]

日本屈指のレコーディング&マスタリング・エンジニア集団、株式会社ミキサーズラボがミキシングやマスタリングで携わった作品の中から、厳正な社内審査にて音楽的・録音的に優れた作品と認めらたもののみをリリースするレコードレーベル「STUDIO MASTER SOUND」を設立しました。音に関しては絶対的な保証をお約束するレーベルからのリリース作品を紹介します。

新レーベル「Studio Master Sound」について

この度、株式会社ミキサーズラボは新規レコードレーベル「Studio Master Sound」を発足致しました。
このレーベルは、ミキサーズラボエンジニアがレコーディングやミキシング、及びマスタリングで携わった作品の中から特に音楽的、録音的に優れた作品と認められた作品のみをリリースするレーベルです。

ミキサーズラボエンジニアが参加した数多くの作品の中には、名曲、名演奏で、しかも録音芸術と呼ばれるような素晴らしい作品であるのに、残念ながら全国的な販売が叶わず自主販売のみとなっている作品もいくつかあるのが現状です。そういった作品を、配信という形態で全国の皆様にしっかりとお届けしたいという想いから、このレーベルを発足させました。

「Studio Master Sound」でリリースする作品は全て、ミキサーズラボのレジェンドエンジニアによる審査、「匠審査会」にて、リリースに相応しいと評価された作品となります。
長きに渡り磨き上げられた熟練の技術と感性に裏付けされた素晴らしい作品を、より多くの方々にお届けいたします。
皆様、どうぞご堪能ください。

株式会社ミキサーズラボ
代表取締役社長
レコーディング/ミキシングエンジニア
三浦 瑞生

 

 

Thank You Everybody/角田健一ビッグバンド

角田健一ビッグバンド 「Thank You Everybody」

試聴・購入 [FLAC]

リリース第1弾の1作品目となるのは、角田健一ビッグバンドの「Thank You Everybody」
バンド結成20年記念アルバムとして、2010年8月にリリースしたSACD/CDハイブリッドディスク「Thank You Everybody」の、DSD2.8MHzのマスター音源を、PCM96kHz/24bitに変換してのハイレゾ配信版となります。

レコーディング&ミキシングは、ミキサーズラボのレジェンドエンジニア、内沼 映二が、マスタリングはワーナーミュージックマスタリングの菊地 功がそれぞれ担当しました。どの曲もとても良い仕上がりの中、特にお薦めしたいのが、3曲目の 「サムバディー・ラブズ・ミー」。ブラス&ホーンセクションの音の分離が素晴らしく、プレーヤーの立ち位置が良く分かる録音&ミックスとなっています。

【角田健一より】
アルバム前半は記念曲の「サンキュー・エヴリバディー」に続き、ツノケンバンドが結成時から演奏している、管楽器のセクション。フィーチャーです。サックス、トロンボーン、トランペットの各楽器の音色の違い、個性の違いをお聴きください。また、中間部はバンド結成以来の二人のメンバーと、プロデューサーでもある家内へのフィーチャー曲です。そして、後半の3曲は皆さんご存知のビッグバンドの名曲です。どうぞお楽しみください。

【 Album Credit 】
Producer : Eriko Tsunoda
Record & Mixed at : Westside in 2010 Sep.
Recording & Mixing Engineer : Eiji Uchinuma (Mixer’s Lab)
Mastered at : Warner Music Mastering (Mixer’s Lab)
Mastering Engineer : Isao Kikuchi (Mixer’s Lab)
Multi Recording Format : PCM 96kHz/24bit ( Avid PROTOOLS )

 

スイング・エクスプレス Vol.1 Live at 紀尾井ホール/角田健一ビッグバンド

角田健一ビッグバンド 「スイング エクスプレスvol.1」

試聴・購入 [FLAC]

リリース第一弾(3タイトル同時リリース)の2作品目は、角田健一ビッグバンドのライブ録音アルバム、「スイング・エクスプレスvol.1 Live at紀尾井ホール」です。バンド結成25周年記念アルバムとして2015年4月にリリースした、SACD/CDハイブリッドディスク「スイング・エクスプレスvol.1」の配信版です。
ライブ録音とは思えない程の音の粒立ちの良い仕上がりで、演奏者の掛け声やお客さんの拍手も入る臨場感満載のアルバムです。7曲目の「イン ザ ムード」は特に分離の良い音で、演奏のダイナミクスもそのまま表現されていて、お薦めナンバーです。また、10曲目の「A列車で行こう」はアンコールという事もあり、会場の手拍子が聴こえる中で、演奏がハッキリと滲む事なく粒立ちの良いサウンドで聴こえます。こちらもお薦めです。

PCM 48kHz/24bitのマルチ音源をアナログミキシングし、マスタリングをDSD2.8MHzフォーマットで行った音源です。今回はDSDのマスター音源を、PCM 96kHz/24bitに変換してのハイレゾ配信となります。

【角田健一より】
2014年6月29日に東京の紀尾井ホールで行われた、角田健一ビッグバンド定期公演「4大ビッグバンドリーダーに捧ぐvol.1」のライブアルバムです。ベニー・グッドマン、デューク・エリントン、カウント・ベイシー、グレン・ミラーの、4バンドから2曲ずつと角田のオリジナル曲、そしてアンコールの合計10曲となります。
どうぞ、紀尾井ホールの客席でお聴きになっているつもりでお楽しみください。

【 Album Credit 】
Producer : Eriko Tsunoda
Recorded at : Kioi Hall in 2014 Jun.
Recording Engineer : Takeshi Yoshida (LINE’S CORPORATION)
Mixed at : LAB recorders (Mixer’s Lab) in 2015 Mar.
Mixing Engineer : Eiji Uchinuma (Mixer’s Lab)
Mastered at : Warner Music Mastering (Mixer’s Lab)
Mastering Engineer : Isao Kikuchi (Mixer’s Lab)
Multi Recording Format : PCM 48kHz/24bit ( Avid PROTOOLS )

 

スイング・エクスプレス Vol.2 Live at 紀尾井ホール/角田健一ビッグバンド

角田健一ビッグバンド 「スイング エクスプレスvol.2」

試聴・購入 [FLAC]

リリース第一弾(3タイトル同時リリース)の3作品目は、角田健一ビッグバンドのライブ録音アルバム、「スイング・エクスプレスvol.2 Live at紀尾井ホール」です。バンド結成25周年記念アルバムとして2015年12月にリリースしたSACD/CDハイブリッドディスク、「スイング・エクスプレスvol.2」の配信版です。

ライブ録音とは思えない程の音の粒立ちの良い仕上がりで、演奏者の掛け声やお客さんの拍手も入る臨場感満載のアルバムとなっています。特に、3曲目「エアーメール スペシャル」はスピード感あるサウンドで音の分離も良く、臨場感溢れるサウンド。また、5曲目 「ブラック&タン・ファンタジー~ムーチ」もクリアなサウンドで、音の分離がとても良く素晴らしい。お薦めです。

PCM 48kHz/24bitのマルチ音源をアナログミキシングし、マスタリングをDSD2.8MHzフォーマットで行った音源です。今回はDSDのマスター音源を、PCM 96kHz/24bitに変換してのハイレゾ配信となります。

【角田健一より】
2014年11月30日に東京の紀尾井ホールで行われた、角田健一ビッグバンド定期公演「4大ビッグバンドリーダーに捧ぐvol.2」のライブアルバムです。ベニー・グッドマン、デューク・エリントン、カウント・ベイシー、グレン・ミラーの4バンドの代表曲と角田のオリジナル曲が収録されています。
どうぞ、紀尾井ホールの客席でお聴きになっているつもりでお楽しみください。

【 Album Credit 】
Producer : Eriko Tsunoda
Recorded at : Kioi Hall in 2014 Nov.
Recording Engineer : Takeshi Yoshida (LINE’S CORPORATION)
Mixed at : LAB recorders (Mixer’s Lab) in 2015 Oct.
Mixing Engineer : Eiji Uchinuma (Mixer’s Lab)
Mastered at : Warner Music Mastering (Mixer’s Lab)
Mastering Engineer : Isao Kikuchi (Mixer’s Lab)
Multi Recording Format : PCM 48kHz/24bit ( Avid PROTOOLS )

 

NOT I BUT THE WOOD.../新谷祥子

新谷祥子 「NOT I BUT THE WOOD…」

試聴・購入 [FLAC]

【新谷祥子より】

マリンバを弾きながら、歌っています。
5年ぶりのオリジナルアルバムが完成近くなりました。
このアルバムは10曲の弾き歌いと4曲のインスト、合計14曲が収録されております。

歌詞がある曲を、マリンバの素朴な木の響きに乗せて歌う活動をして10年の歳月が過ぎました。まだ10年、、というところです。自作の曲だけで作るアルバムは今回が4作目となります。
4作目には、高田英男氏にサウンドプロデュースと録音をお願いしました。ずっと願っていたこと。
高田氏との打ち合わせの会話の中から、そして録音現場進行中というタイミングにおいても、私がアプローチしていたマリンバと歌の関係に大きな変化、刺激がもたらされました。

これまで、歌(言葉)を伝えるために、私が楽器として選んでいるマリンバは明らかに「木質」そのもの、豊かな倍音も出る楽器ですが、やはり打鍵というイメージの強い打楽器として考えているところはあります。旋律も和音もリズムも奏でられるマリンバ。でも歌ものの伴奏として使うとなると、リズムや和声コードが優先されるような存在になってしまうことは否めない状況でした。
しかし、今回のアルバムはそんな固定概念から大きく離れ、歌いながらもマリンバの新しい響かせ方、音と音の間、そこには聞こえていない音の意味さえあり、木を打つこと、声を出すことの両方が同格的で、まるで木が言葉、声が音飾りでもある、そんな一瞬がところどころに現れ出ています。マリンバにこんな表情があったのかと、音を録っていただいている瞬間瞬間に発見がありました。これまでのアプローチから大きく飛躍できた弾き歌い、そしてマリンバのインスト曲の導入も増えた1枚となりました。
曲の中では、マリンバを即興的に紡いだ場面もあります。録音現場でそういうマジックが起こったわけです。意図せずに音の必然、音の遊び、音の間、が生まれました。

4枚目のオリジナルアルバムのコンセプトはまさに、このタイトルに託しています。
英語タイトル「NOT I BUT THE WOOD…」
日本語タイトル「私ではなくて 木が …」
は、
フリーダ ロレンスの著書D.H.ロレンス伝「私ではなくて 風が…」という小説からこのタイトルが浮かびました。
小説の内容とは全く関係がありませんが、この社会的には何かを為さねばならない「自分」という役割を外に置いて、まるで他者のしわざであるかのような言い回し、それは実際には他者ではなく、風、私の場合は最後に「木」としましたが、それらは自然が先にあり創作の担い手は自分、それは木に準ずるとした自分の姿勢でもあります。マリンバは木、現在の楽器は音律が狂いもなく調整された楽器として成立はするものの、原初の時代において、木を奏でながら言語活動や、節を繰り返して唱えたり、それを伴奏に歌ったり踊ったり、本能的な活動の根源に「木」があったに違いないと思います。
私はピアノでも弾き歌いをしますが、やはり出逢って長い時間を費やしているこのマリンバという楽器の「木」ゆえの響きがあって弾き歌い、それは回帰性と繋がり自分がほっとする時間でもあるからだと思います。

【サウンドプロデューサー/エンジニア 高田 英男(Mixer’s Lab)より】「NOT I BUT THE WOOD…」録音コンセプト

新谷祥子さんの強いメッセージを歌詞(歌)で表現すると同じ様に、マリンバの音世界で思いを伝えられるサウンド創りを目指した。
一音一音に込めた魂の音を美しい空間・透明感ある響きを大切に、ピアニシモの心地良い緊張感が伝わる音創りである。マリンバ演奏しながら歌の同時録音をする難しさはあるものの、同時録音ならではの歌とマリンバ演奏が一体化した新谷祥子さんの音世界が創れたと感じている。

マスタリングエンジニア菊地 功氏のアドバイスもあり、ミックスマスター音源を基本に繊細なレベル調整にてハイレゾマスターを作成して頂いた。
ハイレゾリューションで表現された新たな新谷祥子さんの音楽の世界である。

レコーディング時のマイクセッティング画像