【関ジャム】「川谷絵音が選ぶ人生のBEST5曲」2020年5月10日放送

2020年5月10日放送の関ジャム 完全燃SHOWは、リモート収録「川谷絵音が選ぶ人生のBEST5曲」!

公式サイトより引用


ボーカリスト、ギタリスト、キーボーディスト、作詞家、作曲家、音楽プロデューサー…多角的なプロジェクトに次々と取り組み異彩を放ち続ける川谷だが、今回選んだ5曲はそれぞれ、彼の人生にどのような影響を与えたのか?

そして、各曲の音楽的なスゴさはどこにあるのか? 川谷自らが徹底的に掘り下げ解説していく。

川谷が迷ったときに度々聴くという「人生のバイブル的な曲」、「高校時代に刺さった曲」、「洋楽を聴くようになった曲」、「初めてオリジナルのバンドをやりたいと思った曲」、「歌詞に全然意味がなくていいんだと思って、衝撃を受けた曲」とは…?

川谷の非凡な才能のルーツが、この5曲から明らかになる!


個人的に川谷絵音大好きなスタッフにとっても非常に興味深い回でした!

 

紹介された楽曲


1.乗車権(04年)/BUMP OF CHICKEN

AAC[320kbps]

人生の選択を迫られる時に聴きプロになるキッカケとなった曲。
夢の先に向かうバスに乗る主人公が、周りに流されて楽して進路を選んだ結末が描かれている。楽曲の後半では自分が夢見た人生との違いへの絶望感も。
ボーカル藤原基央のシャウトや変拍子、違和感のあるコード進行など音楽的な面も含め、J-POPばかり聞いていた川谷がバンドをやりたいと思った曲。

 

2.マシンガンをぶっ放せ(96年/Mr.Children

AAC[320kbps]

反抗期の時にロックが好きと気づいた曲。
過激な歌詞が当時の自分にはカッコよく、新鮮に映った。反抗期の頃と重なって「本当はこう言いたい!」という気落ちを代弁してくれている感じがした。「そして僕に才能をくれ」の一行が強烈に刺さった。ギターをかき鳴らすようなマイナーのコード進行にもロックを感じ、ミスチルの印象を覆した曲。

 

3. グライド(00年)/Lily Chou-Chou

AAC[320kbps]

洋楽を聴くキッカケで暗い曲しか作らないと決めた曲。
当時J-POPを聴き過ぎて新鮮だと思うメロディーが無くなっていたが、冒頭の「I wanna be」のメロディーが衝撃的で、琴線に触れるメロディーの動き方をしている。自分が良いと思うものと良くないと思うものの線引きを出来るようになったきっかけの曲。
「暗くて哀愁感があってイノセントな感じが自分は好きなんだな」と気づいて洋楽を聴く転機になった。川谷自身の書く曲の哀愁も、この曲の影響が大きいと思う。

 

4.Paranoid Android(97年)/Radiohead

※moraでは配信されていません。

歌詞なんていらない!オリジナルバンドをやろうと思った曲。
初めてオリジナルのバンドをやりたいと思った曲。こんな気持ち悪い曲でも好きになるんだ、こういう選択肢もあるんだと思った。そこから邦楽からずれた曲を作るようになった。日本語訳を読んでもあまりわからない歌詞から、当時は歌詞なんていらないと思っていた。いろんな音楽を聴かせるキッカケになった、一番世界が変わった曲。indigo la Endの初期は言語化できない言葉で歌っていたのもこの影響。さらに途中の半音進行が気持ち悪くもフックになっており、そこからそういった進行が好きになり自身の曲にも取り入れるようになった。

 

5.タコ物語(05年) / ゆらゆら帝国

AAC[320kbps]

ゲスの極み乙女。初期の歌詞に影響を与えた曲。
Radioheadで歌詞要らないと思って、ゆらゆら帝国では歌詞の奇抜さにやられた。ゲスの極み乙女。の初期の曲「餅ガール」はこの曲に影響を受け、全く意味のない歌詞を書いていた。ゲスの極み乙女。というバンド名も、「ゆらゆら帝国という変な名前がありならいいんじゃないか」と名付けた。


番組公式HP