花組 大劇場(’23)「うたかたの恋」ほか

NOW HOT

花組 大劇場(’23)「うたかたの恋」

19世紀のオーストリアで実際に起こった皇太子ルドルフと男爵令嬢マリーの悲恋を柴田侑宏がドラマティックに描きあげたミュージカル。

1889年1月26日、ウィーンにあるドイツ大使館では、皇帝一家臨席のもと舞踏会が催されていた。大勢の貴族が一堂に会する中、皇太子ルドルフが男爵令嬢マリー・ヴェッツェラの手を取り、踊り出す。人々の視線を一身に集め、幸せそのもののように踊るルドルフとマリー・・・しかし、うたかたの恋に終止符を打つ時の訪れを悟っていた二人は、愛を貫くべくある決意を固めていた―。
皇太子ルドルフは、次代のヨーロッパを担う才知に長けた後継者として他国にもその存在が広く知れ渡る青年であった。しかし、その生活は決して心安らかなものではなく、皇太子として果たさなければならない公務や守るべきしきたり、そして政略結婚で結ばれた妻との冷え切った関係が、彼に重荷となってのしかかっていた。一方、ルドルフの従兄弟であるジャン・サルヴァドルは、同じハプスブルク家の青年でありながら、平民の娘を恋人に持ち、人生を謳歌していた。自分もジャンのように何にもとらわれずに生きる事が出来たなら・・・心密かにジャンの生き方に憧れを抱いていたルドルフ。だが、皇太子にそのような自由が許されるはずはなく、むしろルドルフのささやかな願いは次期皇帝の座を彼から奪おうと目論む者に利用されていく。
そんな時、ルドルフとマリーは出会ったのだった―。マリーの初々しい姿は鮮やかな印象をもって、ルドルフの心に深く刻み込まれる。マリーもまた、微笑みを湛えながら時折物憂げな表情を見せるルドルフに強く心惹かれ始めていた。
マリーへの抑えきれぬ想いに身を焦がしたルドルフは、彼女を秘かに王宮の自室に招く。やがて逢瀬を重ねるようになった二人は、許されざる恋に身を投じていくのだった。マリーと幸せを掴むためなら、妻との離婚、更には皇太子の地位を手放すことも厭わないとルドルフは覚悟を決めるが、ハプスブルク家がそのような行動を許すはずがなかった。
ルドルフの人生に彩りを添えたマリーとの恋・・・しかし、それは政治的な思惑にも巻き込まれ、次第にルドルフの望まぬ方へと向かっていく―。

花組 柚香光・星風まどか・水美舞斗 ほか

  • 花組 柚香光・星風まどか・水美舞斗 ほかの写真
  • 花組 柚香光・星風まどか・水美舞斗 ほかの写真2
  • 花組 柚香光・星風まどか・水美舞斗 ほかの写真3
  • 花組 大劇場('23)「うたかたの恋」の情景写真

月組 KAAT神奈川芸術劇場「ELPIDIO」

20世紀初頭のマドリード。かつて死に直面しながらも命を取り留めたロレンシオは、生きる意味を求める中、この街へと辿りついたのだった。

20世紀初頭マドリード。大航海時代には”太陽の沈まぬ国”といわれるほど隆盛を極めたスペイン帝国も、今や植民地は次々と独立、国内においても分裂が続き、かつての栄光は見る影もなくなっていた。国の将来を憂える男達が集う酒場Camino(道)に、仲間達からロレンシオと呼ばれる男の姿があった。死に直面しながらも命を取り留めた過去を持つ彼は、生きる意味を求めて彷徨ううちにこの街へと辿り着いたのだった。ロレンシオは度重なる戦争や民族闘争、軍による弾圧によって市井の人々が抱える悲哀や憤り、孤独といった感情に寄り添うような詩を紡いでいる。その詩は新聞社の編集者の目に留まり、Caminoの仲間達もまた、ロレンシオの素性を深く知らないながらも彼の詩に心揺さぶられていた。
ある夜、ロレンシオは何者かに襲われ、軍の大佐でもあるアルバレス侯爵の館に連れて行かれる。アルバレス侯爵の秘書官ゴメスと執事アロンソの目的は、侯爵と瓜二つのロレンシオを、怪我をした侯爵の替え玉とすることだった。偽の身分証を所持していたことで脅されたロレンシオは、ELPIDIOというぺンネームで新聞社へ詩を投稿し続けることを条件に身代わりを引き受ける。
軍人としての立ち居振る舞いや剣術をはじめ、侯爵の話し方や癖を習得していくロレンシオ。彼は、侯爵を知り尽くしているゴメス達も驚くほど巧妙に侯爵に成りすますが、侯爵の妻パトリシアには偽物だと見破られてしまう。そもそも名家の出身で教養深いパトリシアは、成り上がり者で居丈高な侯爵とは反りが合わず離婚協議中だった。女性の地位向上や恵まれない子供たちへの教育の重要さを熱心に語るパトリシアと、ロレンシオは意気投合し、次第に惹かれ合うようになる。
パトリシアの協力も得て偽侯爵の芝居を続けるうちに、自らの果たすべきことが明確になっていくロレンシオ。巷では、ELPIDIOの詩に触発された人々が”希望”を胸に行動を始めていく。ロレンシオは、スペインが抱える問題を如何に解決していくのか、そして、彼の本当の名に込められた意味を見出すことができるのか――。

月組 鳳月杏 ほか

  • 月組 鳳月杏 ほかの写真
  • 月組 鳳月杏 ほかの写真2
  • 月組 鳳月杏 ほかの写真3
  • 月組 KAAT神奈川芸術劇場「ELPIDIO」の情景写真

TAKARAZUKA SKY STAGEスペシャル

夢の音楽会#3「彩乃かなみ・風間柚乃」

タカラヅカ・スカイ・ステージで放送された憧れの人とデュエットしてみたい…その想いを叶える歌番組より、楽曲をお届け!

憧れの人とデュエットしてみたい…その想いを叶える歌番組。今回は月組の風間柚乃が元月組トップ娘役 彩乃かなみとデュエットソングをお届けします。デュエットソングは月組公演『ME AND MY GIRL』より「ミー&マイガール」、『マジシャンの憂鬱』より「デュエット」を披露します。出演者の思い入れのある2曲をどうぞお楽しみに!

彩乃かなみ・風間柚乃

Suzuho Makaze -The Cosmos(2017)-

真風涼帆のTAKARAZUKA REVUE MUSICオリジナルアルバム!宙組時代の楽曲をお届け!

真風涼帆が宙組時代に歌った数々の楽曲の中から選んだTAKARAZUKA REVUE MUSICオリジナルのコンピレーションアルバム!
心に響く歌声をお楽しみください。

宙組 真風涼帆

Suzuho Makaze -The Cosmos(2018)-

真風涼帆のTAKARAZUKA REVUE MUSICオリジナルアルバム!宙組時代の楽曲をお届け!

真風涼帆が宙組時代に歌った数々の楽曲の中から選んだTAKARAZUKA REVUE MUSICオリジナルのコンピレーションアルバム!
心に響く歌声をお楽しみください。

宙組 真風涼帆

Suzuho Makaze -The Cosmos(2019)-

真風涼帆のTAKARAZUKA REVUE MUSICオリジナルアルバム!宙組時代の楽曲をお届け!

真風涼帆が宙組時代に歌った数々の楽曲の中から選んだTAKARAZUKA REVUE MUSICオリジナルのコンピレーションアルバム!
心に響く歌声をお楽しみください。

宙組 真風涼帆

宝塚特集

TCAオンラインショップ

©宝塚歌劇団/©宝塚クリエイティブアーツ