ジョジョの奇妙な元ネタ紹介! その⑩ 「アクトン・ベイビー」

 ~今週のスタンド~

アクトン・ベイビー
(元ネタ:U2のアルバム『Achtung Baby』

スタンド使い:???

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宿敵、レッド・ホット・チリ・ペッパーを撃破した仗助たち。杜王町にも平和が戻った……と思ったのも束の間、またも不穏な事件の匂いが。スタンド使いの脅威はまだこの町から去っていない……彼らの「奇妙な冒険」はこれからも続くのです。

とはいえ連戦につぐ連戦ということにはならず。バトルだけでない日常の「奇妙さ」にもスポットが当たるのが、第四部「ダイヤモンドは砕けない」の良いところ。今週は前回登場した承太郎の祖父にして仗助の実の父親、ジョセフ・ジョースターを中心としたエピソードが展開されます。

いやあ、レッチリ戦後の仗助とジョセフのやり取り、よかったですよねえ! ぎこちないながらも父子の初対面を果たした二人。康一くんのセリフ「なおさないから いいんじゃあないか……」も合わせて第四部を象徴する名シーンのひとつだと個人的に思います。

第二部・第三部とアニメを続けて観てこられた方の中には、ぼけぼけのジョセフおじいちゃんの姿にショックを受けた方もいるかもしれません。これには、「ジョセフは波紋(ヨガや気功みたいなもので、若々しく外見を保つことも可能)使いなので、本来ならあんなに老け込むことはない。しかし、奥さんであるスージーQは普通の人間。ジョセフは彼女とともに普通の人間として老いゆくことを選択した」というファンの解釈があり、これを踏まえるといい話だな~と思ってしまいます。何か人生の重みみたいなものを、ジョセフにかぎらずキャラクターの背後に感じるんですよね。そういうところも好きです。

そんなジョセフおじいちゃんがいいところを見せてくれるのが今回の話数です。新たに登場するスタンドは「アクトン・ベイビー」、しかしこれは後年つけられた名称で、作中では単に「透明の赤ちゃん」と呼ばれるのみです。「透明の赤ちゃん」……? 詳しいことは今夜放送の最新話を観ることで明らかになるでしょう。老いてなお健在、なジョセフの魅力を再発見するエピソードになるはずですよ!

 

TO BE CONTINUED…

 


 

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