ジョジョの奇妙な元ネタ紹介! その⑦ 「ザ・ロック(錠前)」&「サーフィス(うわっ面)」
~今週のスタンド~
ザ・ロック(錠前) |
サーフィス(うわっ面) |
今週は2つの元ネタをまとめて紹介します。
ひとつめは先週康一によってコテンパンにされた小林玉美のスタンド「ザ・ロック」。
作中では単に「錠前」と呼ばれていましたが(連載当時もそう)、後に公式設定集が発売された際に正式なスタンド名が表記されたという経緯があります。
いかんせんシンプル極まりない名前なので、これが元ネタだ! と正確に言えないのが辛いところですが、荒木先生の年代と他の元ネタとの時代関係から考えると、The Whoのアルバム『Quadrophenia』に収録された楽曲「The Rock」としておくのが妥当かなと。
ふたつめのスタンドは今週登場の「サーフィス」。元ネタは同名のR&Bグループです。
こちらは初登場時からカタカナでの表記がされていて、その後ろに「うわっ面」という表記が当てられていました。
Web予告でも片鱗を見せている通り、その能力は「特定の人間をそっくりそのままコピーする」というもの。『パーマン』に出てくるコピーロボットから着想されたと思われ、作中でも実際にそのような台詞が飛び出すのですが(本放送で規制されていないかは必見!)、いったいどのような攻撃を仕掛けてくるのでしょうか……。
二人のスタンド使いは双方あっけなく一話で倒されてしまいますが、第四部で障害となるのがDIOの配下のような「戦闘のプロ」ではなく、自分のちっぽけな欲望のためにスタンドを悪用する「小悪党」中心であるということを示す上でも、重要な存在といえます。
「真に怖いのは、弱さを攻撃に変えた者なのだ」とは、第三部→第四部になって「敵が弱くなったのでは?」という読者からの質問に答えた、荒木先生の言葉。
この言葉、覚えておくことで今後の物語がまた味わい深くなるかもしれません……。
TO BE CONTINUED…
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