【連載】「FLOW×mora ～アニメ縛り～」第5回（全5回）

「FLOW×mora ～アニメ縛り～」連載の第5回更新！

最終回を飾るテーマは、「～NARUTO 縛り～」！
全国ツアーFLOW 15th Anniversary TOUR 2018「アニメ縛り」についてもお伺いいたします！

ライター大窪由香

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──昨年11月にスタートしたこの連載“FLOW×mora縛り”ですが、今月でいよいよ最終回。最後はFLOWとアニメを繋ぐきっかけとなったアニメ「NARUTO」関連の楽曲について伺っていきたいと思います。

TAKE「『NARUTO』をやらせてもらう時は、2ギアぐらい上がりますよね。アニメ作品との繋がりは「GO!!!」から始まって、「Re:member」「SUMMER FREAK」「Sign」「虹の空」と、テレビアニメシリーズは続いていくんですけど、その都度前作を超えていかないといけない。同じ作品に対して楽曲を提供させてもらえるっていう意味では、『NARUTO』は特別でしたね」

KOHSHI「「GO!!!」が自分たちの代表曲になったので、それでアニメの扉が開いたというか。本当に『NARUTO』には足を向けて寝れない気持ちでいつも歌詞は書かせていただいています」

 

──テレビアニメシリーズを続けて聴いていると、まっすぐに突き進んでいく始まりから、徐々に傷を負っていく感じがして。

KOHSHI「そうそうそう。痛みを知ってちょっと大人になる、みたいな」

TAKE「一つの歴史ですよね。バンドの歴史でもあり、一つの作品と一緒に歩んできた歴史でもあるっていう」

GOT’S「「GO!!!」の頃は怖いもの知らずみたいなね、守るものが何一つない感じなんだよね。でも「虹の空」なんて“守りたい”だからね」

（一同笑）

TAKE「子供を授かってしまったらね。里も守らなきゃいけないですし、大変ですよ」

GOT’S「背負うものがいっぱいあるからね」

KEIGO「そうやって聴いてみると、超よくできてんな（笑）」

IWASAKI「バンドの歴史もあって、時間が経つにつれていろいろ変化していく部分もあったけど、真ん中には自分たちのロックのテイストがちゃんと残ってて。」

GOT’S「「Re:member」の時は必要最小限のバンドの音でってことで、ギターもすごい言われてたもんね。重ねて録るんじゃなくて、一本で成立する音で、って」

TAKE「結構スパルタだったよね。いろいろ教えてもらって成長はしてるんだけど、なかなか大変だった。一人一人の質を求められるよね」

GOT’S「シンプルになっていくほど個々が目立つからね」

KOHSHI「そうですね、やっぱり塩がうまい、みたいな感じのね」

KEIGO「究極の調味料ね（笑）」

 

──「SUMMER FREAK」は「NARUTO-ナルト-少年篇」でのテーマソングだったので、出てくるワードも他とは違いますね。

KOHSHI「夏をテーマにしたミニアルバムを作ってた時の一曲だったんですよ」

TAKE「昨年末の“アニメ縛りライブ”で久々に演奏しましたけど、やらせてもらえて“アニメ縛り”に感謝ですよ」

 

──「光追いかけて」はライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」のイメージソングでした。アニメ作品とはまた違うアプローチでできた曲ですか？

TAKE「まさにカーテンコールというか、舞台のエンディングでキャストのみなさんが合唱して大団円を迎えるところで使っていただけるってことなので、その作品が終わった後の読後感みたいな、ある種のエンディングみたいな感じを意識して作りました」

 

──この曲はギターソロが入ってないですね。

TAKE「そうですよ。普段のシングルではなるべくいっぱい入れてMVでいっぱい映ってやろうと思ってるんですけど、これはMVがなかったんでギターソロなしで」

 

──……。

KOHSHI「そういう作り方もあるんです」

KEIGO「そういうタイミングなんです」

TAKE「アハハハハハ。キャストの人たちがヒマになっちゃうからです」

 

──なるほど！ 歌は「GO!!!」からの流れを網羅するようなストーリーになってますね。

KOHSHI「そうですね。お話をいただいた時に舞台のパンフレットを見せていただいたんですけど、すごくクオリティが高くて。ナルトだけじゃなくて、一人一人をフィーチャーできるような、一人一人に当てはまるような歌詞にしたいなあと思って。最終的に結果みんなで歌ってくれるじゃないですか。それを舞台で初めて聴いた時に、よかったなって思いましたね」

KEIGO「まさに『NARUTO』のことを思って書いた曲だから、自分たちの歴史っていう感じもするし、キャストのみなさんの『NARUTO』への愛情もものすごく感じたし、そういう意味でキャストのみなさんが歌ってくれるっていうのは非常に嬉しかったですね。自分たちが歌っててもFLOWの歴史があるわけだから自ずと気持ちが入りますし、この前の“アニメ縛りライブ”の時もそうだったんですけど、なんか特別な曲になったなあと思います」

GOT’S「あんまりFLOWにないタイプの曲ですよね」

TAKE「“アニメ縛りライブ”の時にこの曲があってよかったよね。この曲のおかげでライブの新展開ができてよかったです。キャストのみなさんが本当に気に入ってくれて、ずっと歌い継いでくれてるっていうのが嬉しいですよね。ギターソロ入れなくてよかった（笑）」

IWASAKI「ミディアムでこういう感じで聴かせられる曲っていうのが珍しくて、この曲ができた時よりも舞台を見に行かせてもらってそこで聴いた時の衝撃が大きかったですね」

 

──4月14 日(土)からいよいよ全国ツアー FLOW 15th Anniversary TOUR 2018「アニメ縛り」がスタートします。その意気込みを聞かせてください。

KEIGO「昨年末に“アニメ縛り”を初めてやらせてもらったんですけど、やってみて自分たちの歴史やライブで積み重ねてきたものが当然そこにはありました。これからもアニメをキッカケに僕たちのライブを見に来てくれる人が大勢いるだろうし、このツアーはその人たちに向かってFLOWのライブを見せられる絶好の機会だと思っています。この前は平日にも関わらずたくさんの方が応募してくれたんですよね。今回はツアーになってまだ生で体験できてない人たちに届けに行くことができるので、自分たちも楽しみだし、大切に一本一本を回れたらいいなと思います」

GOT’S「日本青年館の“アニメ縛りライブ”は、演出も声優さんにお願いしたりして、結果成功したなっていう感じになったと思います。自分たちだけの満足じゃなくて、お客さんもみんな喜んでくれて、非常に達成感、手応えがありました。その時に来れなかった人たちのためにツアーをやろうっていうことで企画したので、ぜひ安心してきてください。」

TAKE「ちゃんとプロモーションしてるなあ（笑）」

IWASAKI「2017年の日本青年館“アニメ縛りライブ”を受けてのツアーなんで、それこそライブ・ビューイングで見てた人たちはぜひ現場に足を運んでもらえればなと思うし、この前やって、こちら側もちょっと曲に対する向き合い方が変わった部分もあって、より深く気持ちをもっていけると思うんで、去年見れなかった人は特に見に来てほしいですね。初めて来ても楽しめるようにできてると思うので、現場に足を運んでください。」

KOHSHI「これは俺らからのまた新しい提案なんですね。俺らとアニメとの融合というか、俺らだからこそできるステージがそこにあるんで、面白い内容になっていると思います。ぜひ来てください」

TAKE「ロックとアニメとの融合というのは、近年加速的に進んでるじゃないですか。これからもどんどん進んでいくと思うんですけど、『これを一番最初に形にしたのはFLOWだったよね』と、人は後に言うでしょうね」

（一同笑）

TAKE「だいぶ上からだけど」

KEIGO「まさかのね。角度高かったよね（笑）」

TAKE「『あのバンドにも“アニメ縛り”やってほしいよ』『あのバンドも“アニメ縛り”この前やったよね。でも一番最初にやったのはFLOWだったよね』と、人は言うでしょう。そして最後にハイゼロで……」

KEIGO「『最後にあいつ噛んだな』と、人は言うでしょうね」

TAKE「（笑）。ハイレゾで聴いてもらって。でもやっぱり現場のスピーカーで音を聴いてもらうのが一番いいですから、ぜひハイレゾで聴いていただいて予習をしていただいて。予習も簡単ですからね。やる曲の答えを全部言ってますから（笑）。それを勉強して来てくれたらいいんで。で、その曲を生で一番いい音で楽しんでいただけたらと思います」

 

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★ 今回のご紹介作品 ★

 

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FLOW information

★【情報1】3/7より「FLOW THE BEST ～アニメ縛り～」好評発売中!!!

 

★【情報2】FLOW 15th Anniversary TOUR 2018「アニメ縛り」、5/19京都公演〜5/27新潟公演チケット一般発売スタート!!!

全国ツアーFLOW 15th Anniversary TOUR 2018「アニメ縛り」、5/19京都公演〜5/27新潟公演までのチケット一般発売がスタート致しました！

尚、6/9仙台公演以降は、各公演、プレイガイドにてチケット先行受付中！
一般発売購入、チケット先行申し込みはこちらから↓

▶︎チケットぴあ　http://t.pia.jp
▶︎ローソンチケット http://l-tike.com/flow/
▶︎イープラス http://eplus.jp

一般発売日
▪️4/15(日) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心 VJ-3 〜 5/13(日) 熊本B.9 V2
2018/3/3(土)発売

▪️5/19(土) KYOTO MUSE 〜 5/27(日)新潟GOLDEN PIGS RED STAGE
2018/3/24(土)発売

▪️6/9(土) 仙台Darwin 〜 7/1(日)豊洲PIT
2018/4/7(土)発売