『BLAME!』 音響にこだわり抜いた劇場アニメ作品をご紹介!

5月20日より2週間の期間限定で劇場公開中のアニメ映画『BLAME!』(ブラム)。セルルック3DCGという、まるで手書きのイラストが立体になって動いているかのような技術を使ったこの作品を制作したのはアニメーション制作スタジオ、ポリゴン・ピクチュアズ。

 

 

本作、音響にも非常にこだわって制作されていて、日本のアニメーション作品としては初めて「ドルビーアトモス」(※)を採用。

さらに立川シネマシティや川崎チネチッタなど一部の映画館では、「東亜重音」と銘打たれた7.1chのいわゆる「爆音上映」が行われています。

※ リスナーの頭上に音源を設置し、天井方向も含めた立体的な音響を実現するサウンドシステム。(公式サイト:https://www.dolby.com/jp/ja/technologies/cinema/dolby-atmos.html

 

音響監督を務めた岩浪美和氏は、人気作品『ガールズ&パンツァー』の音響監督も務め、自ら映画館に足を運び“爆音”にふさわしい音響設計を施したことでもファンに知られる人物。

今回も自ら作品の内容に合わせた調整をされたとのことで、その川崎チネチッタでの様子がStereo Sound ONLINEにてリポートされています。

 

本日公開! ハードSFアニメ劇場版『BLAME!』の音響はここで体感したい!! 川崎チネチッタ「東亜重音7.1ch LIVE ZOUND上映」の音響監修の現場をリポート | Stereo Sound ONLINE

 

岩浪氏いわく、「爆音上映では低音が大きめになることで、音楽を聴くとバランスが崩れてしまいやすい。7.1ch爆音ミックスでも、本編とエンディングの音楽は異なるミックスとして、低音のバランスを調整してある」とのこと。また、女性も見に来ることを意識して声を大事にしつつ、迫力ある音に仕上げていったということです。

 

 

Stereo Sound ONLINE編集部によれば、ドルビーアトモスと比べると天井のスピーカーが無いぶん、空間の再現には違いがあるとのこと。

上映終了までは残り2週間に迫っていますが、オーディオファンの皆さんは“聴き比べ”してみるのも楽しいのではないでしょうか?(筆者も観に行きます!)

 

 

またその制作工程について、moraも制作協力しているアニソンランキング番組「アニ☆ステ」でもポリゴン・ピクチュアズへの潜入取材を敢行! こちらもぜひお見逃しなく。

アニ☆ステ 公式サイト

 


 

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作品情報

 

映画『BLAME!』
5月20日(土)より全国公開(2週間限定)

<キャスト>
霧亥:櫻井孝宏/シボ:花澤香菜/づる:雨宮天/おやっさん:山路和弘/捨造:宮野真守/タエ:洲崎綾/フサタ:島﨑信長/アツジ:梶裕貴/統治局:豊崎愛生/サナカン:早見沙織

<スタッフ>
原作:弐瓶勉『BLAME!』(講談社「アフタヌーン」所載)
総監修:弐瓶勉
監督:瀬下寛之
副監督/CGスーパーバイザー:吉平”Tady”直弘
脚本:村井さだゆき
プロダクションデザイナー:田中直哉
キャラクターデザイナー:森山佑樹
ディレクター・オブ・フォトグラフィー:片塰満則
美術監督:滝口比呂志
色彩設計:野地弘納
音響監督:岩浪美和
音楽:菅野祐悟
主題歌:angela「Calling you」 音楽制作:キングレコード
アニメーション制作:ポリゴン・ピクチュアズ
配給:クロックワークス
製作:東亜重工動画制作局

公式HP:http://www.blame.jp
公式Twitter:@BLAME_anime
公式Facebook:https://www.facebook.com/BLAME.anime