雪組 大劇場「凱旋門」-エリッヒ・マリア・レマルクの小説による- など

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雪組 大劇場「凱旋門」-エリッヒ・マリア・レマルクの小説による-

亡命者たちが集う大戦前夜のパリを舞台にしたミュージカル。

1938年、第二次世界大戦前夜の暗黒に覆われたヨーロッパ。戦火を逃れた者や各国からの亡命者たちが、わずかに灯を残すパリの街に集まり始めていた。ナチスの強制収容所の拷問から逃れ、ドイツから亡命してきた外科医ラヴィックもその一人である。彼は今、亡命者たちの唯一の救いの場所である「オテル・アンテルナショナール」に身を置き、モグリの医者として生きていた。
ある雨の日の夜更け、ラヴィックはセーヌ川にかかるアルマ橋の上で今にも身を投げそうな女と出会う。彼女の名はジョアン・マヅー。イタリアからパリに来たが、滞在先のホテルで連れ合いの男が死んでしまったという。錯乱するジョアンを助けたラヴィックは、ナイトクラブ・シェーラザードのドアマンをしている友人、ボリス・モロゾフに彼女の世話を頼む。それから三週間、ラヴィックがジョアンの許を訪ねることはなかった。未来のない亡命者だという重い現実が、愛することを躊躇わせていたのか――。一方でクラブの人気歌手となっていたジョアンはラヴィックを待ち続けていた・・・。

雪組 望海風斗、真彩希帆、彩風咲奈 ほか

月組 大劇場「BADDY -悪党は月からやって来る-」

個性溢れるキャラクター達が繰り広げる奇想天外なショー。

舞台は地球首都・TAKARAZUKA-CITY。世界統一され、戦争も犯罪も全ての悪が鎮圧されたピースフルプラネット“地球”に月から放浪の大悪党バッディが乗り込んでくる。
超クールでホットなヘビースモーカー・バッディ、彼を追いつめようと奮闘する女捜査官グッディをはじめ、個性溢れるキャラクター達が繰り広げる奇想天外なショー。

月組 珠城りょう、愛希れいか、美弥るりか ほか

雪組 バウホ-ル「義経妖狐夢幻桜」

雪桜が乱れ舞う中、妖幻が繰り広げられる和風ロックファンタジー。

ヨシツネはかつて天才的軍略で平家を打倒した英雄であったが、その存在を危険視した兄ヨリトモによって陥れられ、追われる身となっていた。あてどない逃避行の末、自分がどこにいるのかもわからなくなっていたある日、ヨシツネはツネと名乗るキツネ憑きの少女と出会う。少女の願いを一つ叶えるという約束と引き換えに、ただ一人の従者ベンケイと共に果てなき雪の隠れ里に誘われていくと、そこは奇妙に文明の進んだ不思議な村だった。村で久しぶりの休息をとったヨシツネ達は再び出発しようとしたが、雪に惑わされ、何度やっても村に戻ってきてしまう。村人たちは、それこそツネの幻術であり、その代わりこの村には無限の安息があると笑うのだった。一方その頃、ヨシツネを追うため村への入口を探すヨリトモの前にもツネが現れ、同じく夢幻の里へと誘っていく・・・。
果たしてヨシツネは、ヨリトモの追手とツネの幻術を振り払い、桜咲く外界へ戻ることができるのか。雪桜乱れ舞う、妖幻なる和風ロックファンタジー。

雪組 朝美絢、永久輝せあ、星南のぞみ、 ほか

エリザベート コンピレーションアルバムシリーズ

Elisabeth Selection ~(’14)Flower~

エリザベートとトートが織りなす大ヒットミュージカルより公演毎に人気の20曲をセレクト!14年花組版。

19世紀末。ヨーロッパ随一の美貌を謳われた、オーストリー=ハンガリー帝国皇妃エリザベートが、イタリア人アナーキスト、ルイジ・ルキーニに殺害された。ルキーニは独房内で自殺を図る。
煉獄の裁判所では、犯罪行為から百年も経ったにもかかわらず、ルキーニを未だ尋問している。ルキーニは、エリザベートは死と恋仲だった、エリザベート自身が死を望んでいたと主張する。そして、それを証明するため、エリザベートと同時代を生きた人々を霊廟から呼び起こす。最後にトート(死)が現われ、エリザベートを愛していたと告白する。
時代は1853年に遡る。少女のエリザベートは、ある日、綱渡りに挑戦しようとしてロープから落ち、意識不明の重体に陥る。冥界に迷い込んだエリザベートにトートは一目で惹きつけられる。
トートはエリザベートに生命を返してやる。そしてその愛を得ようと、彼女を追い続ける決意をする。
こうして、愛と死の輪舞(ロンド)が始まった。

(花組) 明日海りお、蘭乃はな、望海風斗 (専科) 北翔海莉 ほか

Elisabeth Selection ~(’16)Cosmos~

エリザベートとトートが織りなす大ヒットミュージカルより公演毎に人気の20曲をセレクト!16年宙組版。

オーストリー=ハンガリー帝国の皇妃エリザベート暗殺事件から100年あまり――。煉獄の裁判所では今もなお、実行犯ルイジ・ルキーニの裁判が続いている。皇后本人が死を望んだのだ――エリザベート殺害の理由を問われ、そう答えるルキーニ。彼は死した者たちの魂を呼び起こし、エリザベートが辿った数奇な運命について証言させる。エリザベートは何を求め、何を愛したのか?その答えを知る証人として、深い闇の中から黄泉の世界に君臨する帝王トートが現れる。皇后への愛を認めたトートは、エリザベートへの“偉大なる愛”について語りはじめるのだった……。
1853年、15歳のエリザベートは、常識やしきたりに捉われない父マックスの自由な生き方に憧れを抱き、きままに少女時代を過ごしていた。ある日、綱渡りに挑戦しようとしたエリザベートは、足を滑らせてロープから落下し、意識不明の重体に陥ってしまう。生と死の狭間を彷徨うエリザベートを冥界の入り口で迎えたのは、黄泉の帝王トートであった。死の口づけをしようとしたその時……トートは生命力あふれる瞳で真っ直ぐに自分を見つめるエリザベートに心を奪われてしまう。初めて知る“愛”に、心を震わすトート。エリザベート自身が“死”を求めるまで、どこまでも追い続けよう――その決意を胸に、トートはエリザベートを元の世界へと帰すのだった。
死が人を愛し、人が死を愛することなど果たしてあり得るのか?“愛と死の輪舞”が、ここに始まる――。

宙組 朝夏まなと、実咲凜音、真風涼帆、愛月ひかる ほか

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