ジョジョの奇妙な元ネタ紹介~黄金の風編~ 第3回「ブラック・サバス」
「ジョジョの奇妙な元ネタ紹介」第3回更新! 新たなスタンドが登場した、第3話と第4話を振り返っていきます。
ブチャラティの計らいで、ギャング組織「パッショーネ」の入団試験を受けることになったジョルノ。試験官を担当する幹部の男・ポルポは、なんと刑務所内に収監されている!
どうやって檻の中に入ったか不思議なほどの巨漢のポルポは、ジョルノにある試練を課します。
「ライターの火を24時間消すな」
実はこのお題自体は重要ではなく、消さなかったら消さなかったで入団を認めるし、もし消えてしまって「再点火」しようものなら……ポルポのスタンドが発動し、試験に臨んだ者を「スタンド使い」にしてしまう(ならない場合もある)というのが真相でした。
ライターを「再点火」すると自動的に発動するポルポのスタンド、その名も「ブラック・サバス」。
今回は曲名やアルバム名ではなく、そのものずばりバンド名が元ネタです。
Black Sabbath『The Ultimate Collection』
ブラック・サバスは1968年に結成。2017年に活動停止するまで、メンバーの変遷を経ながら約50年にわたって活動し続けました。『ジョジョ』でも元ネタとして採用がある「レッド・ツェッペリン」「ディープ・パープル」と並んで三大ハードロック・バンドとも言われ、ヘヴィメタルの元祖に位置付けられることもあります。
名物メンバーとしては、やはりボーカルのオジー・オズボーンをおいて他にはいないでしょう。丸眼鏡のサングラスがトレードマークで、日本版も過去に開催された「オズフェスト」の主催者としても有名ですね。また、オジーが一時脱退していた時期にはかのDIOの元ネタであるボーカリスト、ロニー・ジェイムス・ディオも在籍。「DIOの息子」であるジョルノの最初の試練の相手として選ばれたのは、偶然なのでしょうか……?
スタンドとしてのブラック・サバスは「遠隔自動操縦型」だと康一くんが説明していました。「前に一度このタイプのスタンドに会ったことがある」と言っていましたが、これは第4部のラスボス・吉良吉影のスタンド「シアーハートアタック」のことですね(その時の元ネタ紹介はこちら)。康一くん自身のスタンド、「エコーズ」の元ネタについてはこちらをどうぞ。
そんな康一くんの協力も得て、辛くもスタンド攻撃を退けたジョルノ。父であるDIO譲りの「無駄無駄」ラッシュも初お目見えとなりました。
「最後の食事、よく味わって食べるといいぜ」 というセリフには、さわやかなだけじゃない、ダークヒーロー的なジョルノの魅力が垣間見えてゾクッとしましたね……!
さて、ポルポの試練を(イレギュラーな形ではあれど)乗り越え、組織への入団を果たしたジョルノ。
かたち上、上司となるブチャラティの手引きで、彼のチームメンバーと引き合わされる……というところで次回への引きとなりました。
ブチャラティも言っていましたが、4人のメンバーは全員がスタンド使い。
当然、それぞれに元ネタが存在しますので、これから敵スタンドと合わせて、紹介が忙しくなりますよ……!
ぜひ今夜の放送もお楽しみに!
To Be Continued…