『カゲロウデイズ』主題歌担当・GOUACHEメンバーにインタビュー!

11月4日より全国TOHOシネマズ他のシアターシステム「MX4D™」にて公開中の体感型4Dショートムービー、『カゲロウデイズ – in a day’s -』。

作詞家・作曲家としてだけでなく、小説家・漫画原作者としても活躍する「カゲロウプロジェクト」の主宰者・じんが新たに結成したバンド「GOAUCHE(ガッシュ)」による主題歌「RED」は、配信開始直後からmoraサイト上でも大反響!

それぞれに自身のバンドやサポートミュージシャンとしても活動する、手練れのメンバーが集まったことでも話題になっています。

 

今回moraでは映画の公開と「RED」のダウンロード大好評を記念して、GOUACHEのメンバーにコメントをいただくことに成功! メンバー自身がバンドについて、楽曲についてオフィシャルに語るのはなんと今回が初となります。

楽曲に込めた思いや気になる今後の展開まで、密度の高い解答はファン必見! ぜひ一言一句見逃さないようにお楽しみください!

 


 

<GOUACHE(ガッシュ) メンバー>

メイリア(Vo.)
1992年1月31日生まれ 茨城県出身。2014年にメジャーデビューを果たしたGARNiDELiAのヴォーカリストとして活動。
アートワークプロデュースや作詞を担当し、ライブパフォーマンスではダンスもこなす。また様々なファッションブランドのモデルも務め、同世代の女性から支持を集めている。

じん(Gt. & Vo.)
1990年10月20日生まれ 北海道利尻島出身。音楽家、小説家、シナリオライターとして活動。
既存の概念に捕われない、自由な作品作りを得意とする。代表作品は「カゲロウデイズ」など。

グシミヤギ ヒデユキ(Gt. & Vo.)
1990年1月31日生まれ 沖縄県出身。ギタリストとして音楽活動をスタート、2014年より自身のバンドであるcreature falls umbrellaを結成し、ボーカルギター、バンドの楽曲制作も手がける。

白神真志朗(シラカミ マシロ)(Ba. & Vo.)
1988年5月5日生まれ 岡山県出身。ソロアーティスト、シンガーとしての活動の傍ら、ベーシスト、コンポーザー、アレンジャー、レコーディングエンジニアとして、音楽製作に於ける全般を手がける。

伊吹文裕(イブキ フミヒロ)(Dr. & Cho.)
1990年8月27日生まれ 北海道帯広市出身。洗足学園音楽大学ジャズコースドラム科卒。自身がリーダーのバンド「O.P.P.A.I.」を中心に様々なバンドやアーティストサポート等、ジャンルを問わず国内外で精力的に演奏活動を行う。

 

GOUACHE オフィシャルTwitterアカウントはこちら: @GOUACHE_JP

 


 

Q1.  「RED」は『カゲロウデイズ -in a day’s-』の主題歌でありながら、「大人にはわからない、子供の目にだけ映る景色」を歌っており、より普遍的なテーマを扱った内容に思えます。これには従来の「カゲプロ」ファンの外にも届けていきたいという思いがあったのでしょうか。

A1. (Gt.じん)
今回の「RED」は僕が詞を担当したのですが、仰って頂いたように、より多くの人の「童心」に響くような世界観を目指した作品です。
「童心」というのは僕個人としても最も尊いテーマの一つで、それを扱うわけですから、やはり作詞にも多大な時間を要しました。
在りし日の夏の情景をいかに言葉で表現するか、というのがもっぱらの課題だったのですが、その点は特にメンバーのましろさん(Ba.白神)に相談に乗っていただきまして、今のような形になりました。なので、歌詞中にはかつての僕が見た景色はもちろん、ましろさんの過ごした夏の記憶もちりばめられています。
こういった歌詞が生まれるというのも、まさにバンドの醍醐味だと思うので、皆さんには是非そんなところも楽しんでいただきたいです。
GOUACHEは曲を書くメンバーが多いので、今後も色々な角度から尖った楽曲を発表していけると思っています。是非、期待していて下さい。

 

Q2.  「RED」はバンド「GOUACHE」にとっても名刺代わりになる一曲なのかなと思いました。「GOUACHE」で今後表現していきたいことも、この1曲の中に込められていると思いますか。「GOUACHE」の活動のテーマ、最も伝えていきたいこととは何なのかということもお聞かせいただきたいです。

A2. (Gt.グシミヤギ)
今回の「RED」という楽曲は「カゲプロ」の映画主題歌ということで、じんが指揮をとり制作した楽曲です。名刺代わりというよりは、今回は「カゲプロ」という作品に寄り添うような楽曲をバンドのGOUACHEで作るなら、というコンセプトの下での楽曲となりました。なので、この「RED」という楽曲をスタートに、GOUACHEの名刺代わりとなる作品を含めた表現は、これからの活動を通して作っていけたらなと思っています。その活動の中で生まれた作品を聴いて、GOUACHEというバンドのテーマや伝えたいことを感じ取って頂けたら嬉しいです。

 

Q3.  「RED」はハイレゾ音源も同時配信になりました。ハイレゾに関心はありますか? ハイレゾで聴いてみたい、または聴いてみて「これはすごい!」と思えた作品はありますか。

A3. (Dr.伊吹)
自宅にはまだハイレゾ対応機器は揃えられていないのですが、先輩ミュージシャンのお宅で一つの作品(SEA BREEZE 2016 / 角松敏生)をCD・アナログ・ハイレゾの3種類で聴き比べた事があります。CDに収録できない音なんて人間の耳に聞こえるの? とずっと疑っていたのですが、ブラインドで聴いても空気感の違いが明確にわかり大変驚きました。普段スタジオでレコーディングしコントロールルームでミックスチェックした音と、スピーカーは違えど家に音源を持ち帰って聴いた時の音の違いに似ていました。CDは面で音が飛んでくる印象で、ハイレゾは奥行きのある粒が飛んでくる印象です。普段自宅ではアナログで音楽を聴くのが好きで、CDより奥行きも感じますがノイズは気になります。「RED」はとにかく全員音作りにこだわった曲なので是非ハイレゾでも聴いてみてください。YouTubeでは全く聴こえない空気を感じて欲しいです。

 

Q4.  ハイレゾはレコーディングスタジオの「空気感」まで再現できると言われています。みなさんの普段のツイートから、機材やレコーディング環境にも相当なこだわりがあるかとお見受けしますが、そういった観点も含めて「今回の音源のここを聴いてほしい!」というところがあれば教えてください。

A4. (Ba.白神)
今回はアメリカのロックバンド的なイメージでドラムをレコーディングしました。
彼らのサウンドは重心が低く、適度にハイが伸びていて、ボーカルはクリアな印象です。個人的に長らく好みのサウンドで、今回メンバー、エンジニア、ディレクターで色々と試行錯誤しつつ製作に挑みました。
ギター、ベースは特に、音符の違いが埋める帯域に大きく影響するため、重心の低いキックに、日本のギターロック的なギターサウンド、間を取ってややミッドよりのベースという構成になっています。
ドラムは適度に天井高をとりつつ、ウェット過ぎないポジションをエンジニアの方が選んで下さいました。ベースはデッドな部屋、ギターは少しライブな部屋で収録しました。
再生環境にも寄りますが、ハイレゾはハイエンドの変化の方がよりわかり易いと感じます。ボーカルの繊細な息遣いやテールのニュアンス、シンバルやスネアの残響、ギターアンプの空気感、対照的にタイトなキックとベースといったコントラストがよりはっきりと伝わるのではないかなと思います。
レコーディング機材に関しては、普段お世話になっているエンジニアさんにお任せしているので把握していませんが(ベースのマイクは確かfet 47、ドラムのトップは414、ボーカルは800Gでした)、ドラムはシンバルからキックのヘッドに至るまで選定し、ギターアンプや歪みエフェクターも幾つか試しました。
左右のギターのサウンドの違いや、ベースのエフェクティブなアレンジ等、スタジオに依拠しない、プレイヤーの意思も感じて頂けたら幸いです。

 

Q5. 最後に、今後の抱負をお願いします。

A5. (Vo.メイリア)
個性溢れまくりの5人でとにかく面白いこと、楽しいことがしたい! と思って組んだバンドです。
音も曲も詞も「GOUACHE」ならではの色々な世界観をお届けしていけたらいいなと思ってます!
今後は新曲もバリバリ発表していきますし、もちろんLIVEもガッツリやっていきたいと思ってますので、楽しみにしていてください!!!

 

GOUACHEのみなさん、ありがとうございました!

 


 

■配信情報

RED_JKT

GOUACHE「RED」

ハイレゾ(FLAC|96.0kHz/24bit)

通常(AAC-LC 320kbps)

 

■映画情報

タイトル:MX4D™『カゲロウデイズ-in a day’s-』
原作:じん
監督・脚本・キャラクター原案:しづ
制作:1st PLACE / JUMONJI  
公開日:2016年11月4日
劇場:全国TOHOシネマズ MX4D™シアターにて限定公開
キャスト:【シンタロー】寺島 拓篤 【エネ】 阿澄 佳奈 【コノハ】 宮野 真守
【マリー】 花澤 香菜 【セト】 保志 総一朗 【キド】甲斐田 裕子
【カノ】立花 慎之介 【ヒビヤ】富樫 美鈴 【モモ】柏山 奈々美
【???】 畠中 祐
製作:『カゲロウデイズ-in a day’s-』製作委員会
(ウルトラシープ / アニプレックス / 1st PLACE / KDDI)

© KAGEROU PROJECT / 1st PLACE
© じん / 1st PLACE・カゲロウデイズ -in a day’s- 製作委員会

 

・カゲロウデイズ-in a day’s-公式サイト: http://kageroumx4d.com/

・TOHOシネマズ公式サイト: https://www.tohotheater.jp/