【インタビュー】声優・仲村宗悟さん、待望のアーティストデビュー!1stシングル『Here comes The SUN』に込めた想いに迫る
「アイドルマスター SideM」(天道輝役) や「TSUKIPRO THE ANIMATION」(久我壱星役)などで活躍中の仲村宗悟さん。
2019年10月30日(水)にランティスレーベルより待望のアーティストデビューをします!
デビューシングル『Here comes The SUN』は、TVアニメ『厨病激発ボーイ』ED主題歌となっている表題曲の他、自身で作詞作曲を担当した『ゆらゆら』など全3曲を収録。ハイレゾ音源も是非聴いていただきたい、こだわりの詰まった1枚となっております。
『Here comes The SUN』
仲村宗悟
アーティストデビューを記念して、音楽配信サイト moraでは仲村さんへのスペシャルインタビューを実施!
『Here comes The SUN』収録の3曲に込めた想いや、ギターに関する思い出などをお伺いしつつ、高音質のハイレゾ音源を体験していただきました。
■重なってきた経験があるからこそ、今があるんだなって思えるんです
――待望のアーティストデビュー、おめでとうございます!まずは本作の表題曲『Here comes The SUN』についてお伺いさせてください。
本当に素敵な楽曲を提供していただいて、めちゃめちゃ嬉しいです。爽やかで前向きな曲調に合わせて、MVは緑の中で撮らせてもらったのですが、楽曲と映像の親和性がすごく高くて。素敵なMVを作っていただけました。
――MVでは、ギターを弾いていらっしゃいますよね!
(MVの)監督との打ち合わせがあったときに、ギターを持って歌ってる姿を撮りたいっていう話をいただいて。でも実は、コード(ギター譜)が手元に届くのがなかなか直前になっちゃったんですよ!だから撮影中、何回か弾き直しながら撮影をしてもらって。
――そうなんですね!すごく弾きこなしているように見えたので……ギタースキルの高さが伺えます。
いや、全然弾けてないですよ!さすがにコードを間違えてたらちょっと恥ずかしいなと思って、ちゃんとコードだけは合うようにって……必死でした(笑)。
――デビューシングルに関して、楽曲やMVの方向性など、ご自身からリクエストした部分もあったのでしょうか?
楽曲についての相談はいろいろしましたね。デビューシングルだから1曲目は爽やかな曲がいいよね、とか。カップリングの2曲目は、表と裏じゃないですけど、2つの側面が見れたら面白いんじゃないかと思ったんです。
――だから1曲目は「sun(太陽)」で2曲目は「rain(雨)」なんですね。さらに本作で注目したいのは、ChouChoさん、渡辺翔さん、村山☆潤さんという、豪華なクリエイター陣です。
村山さんには3曲すべてを編曲で関わっていただいているんですよね。曲の統一感も出てすごくいいなと思います。
――2曲目の『Rain forecast』は、レコーディングの際などいかがでしたか?
1曲目の『Here comes The SUN』の前向きな歌詞とは打って変わった雰囲気なので、それに合わせてレコーディングでも歌い方を変えました。綺麗に音を出すっていうよりは、がむしゃらな気持ちが全面に出るように、絞り出すように歌うことを心掛けましたね。
―― 一方で、どこかで前向きさも感じる歌詞になっているなと思います。
最後の「光掴もう 飛ぼう」という歌詞は、僕の案を採用してもらったんです。レコーディングのときに、(作詞・作曲を担当した)渡辺翔さんと、プロデューサーと話し合って。最後の1文で少し先が見える、暗いだけではない歌詞にできたかなと思います。あと僕、『Rain forecast』というタイトルがすごく気に入っていて。「雨予報」っていう意味なので、つまり晴れに転じる可能性もあるんですよね。事前にいくつかタイトルの案をいただいたんですけど、「是非『Rain forecast』にしてほしいです」って。
――そして3曲目の『ゆらゆら』は、仲村さんがご自身で作詞作曲をしています。
シングルのリリースが決まった後に作った曲です。アーティストデビューするからには、1曲は自分で作った曲を入れたくて。
――仲村さんの想いが詰まっているんですね。
昔のことを思い出しながら書きましたね。モヤモヤしていた時期から、声優っていう新たな夢に出会って一歩踏み出していく、希望に向かって歩いていくっていう歌詞にしました。
――サビの歌詞が素敵だなと思っていて。「「会いたいね」って君の声で」の「君」は、「なりたい自分」のことですか?
まさにビンゴですね!もちろん聴いている方それぞれ、自由に解釈してもらえればなと思うんですけれども、僕の中では「君」を「未来の理想の自分」として描いた部分があります。
――「なりたい自分」に会いに行く過程が、一生懸命頑張るのではなく「ゆらゆら」っていうのも、素敵な表現だなと。
まっすぐ突き進むことって、なかなかできないことだと思いますからね。「ゆらゆら」の意味は、1番と2番でちょっと変えていて。1番では「会いたいね」っていう声はかすかに聞こえてくるだけで、どうしたらいいのか分からなくてただその場で「ゆらゆら」しているだけなんです。でも2番では、「会いたいね」っていう声に向かって、右往左往しながらも「ゆらゆら」と先に向かっています。
――そして『ゆらゆら』も、最後の歌詞(「時は戻らなくても重なるんだ」)が印象的です。
僕は26歳のときに、10代の同期とかもいる中で声優デビューして。そして今回、30歳を過ぎてからのアーティストデビューじゃないですか。どちらも一般的には遅いと言われている年齢なんですよね。でも僕自身は遅いなって思ったことは一度もなくて、むしろ声優デビューもアーティストデビューも、それぞれのベストタイミングだなって思ってて。重なってきた経験があるからこそ、今があるんだなって思えるんです。そういった気持ちを、最後の一文に込めてます。
――個人的には、「君」=「なりたい自分」と当てはめながら、1曲目の『Here comes The SUN』を聴き直すと、また違った色味を感じるなと思っています。
『Here comes The SUN』は、最後のサビ前の「ずっと眠ってた夢が そっと目覚めたのは/いつだって君が信じ続けてくれたから」という2行がミソだと思ってて。ただ『Here comes The SUN』の「君」は、応援してくれてる人でも、家族でも友達でも自分でもいいかなって僕は思います。だからレコーディングでは、いろいろな想いを込めながら歌いましたね。
――作詞作曲は異なりますが、3曲通じてどこか仲村さんらしさを感じます。
そうですね!統一感のある1枚になっていると思うので、是非1枚通して聴いていただきたいです。
『Here comes The SUN』
仲村宗悟
■天道とは全部のことを一緒に経験してきましたし、教えてもらいました
――これまでの音楽経験のことをお伺いさせてください。初めてギターを買われたのはいつ頃でしたか?
実際に自分でギターを買ったのは、つい最近です(笑)。とある番組内で、ギターを買うという企画があって。めちゃめちゃ良い音するんですよ!Gibson(ギブソン)J-45っていう、アコギです。
買ったった!
新たな相棒!! pic.twitter.com/jQEXa1N4m3— 仲村 宗悟 (@ShugoAbc) October 8, 2019
これまではずっと、1本目のギターを大切に弾いてきて。上京するときに、親父から「これを持ってけ!」ってプレゼントしてもらったギターなんですけど。
――そうなんですね!ちなみに地元の沖縄では、どんなギターを使っていましたか?
家にあった、親父のクラシックギターを弾いていました。(クラシックギターは)普通のギターよりもネックが太いんです。だから最初にアコギを弾いたとき、すごく弾きやすかったですね。
――アコギを弾きやすく感じたんですね……!
エレキから始めた人は、アコギは弦も太いしが弾きづらいって言うんですけど、僕はクラシックギターという最難関から入ったので……(笑)。エレキ、アコギと比較すると、クラシックギターは本当に難しいんですよ。ギター初心者が挫折しがちなFコードとか、クラシックギターだとより挫折したくなりますからね(笑)。「全然指届かないじゃん!」って。
――最初にギターを弾きたいと思ったきっかけは?
友達の影響です。友達が文化祭でギターを弾いてたのがきっかけで、「うわぁ~かっけぇ!モテそう!」って思って(笑)。
――ギターを始めた頃は、どんな楽曲を弾いていたのでしょうか?
家に歌本があったんで、まずはそれを見ながら弾き語りして。あと、当時流行っていた19とか歌ってましたね。
――初めてライブに行ったアーティストや、特に思い出深い楽曲などはありますか?
スピッツですかね~。東京に来てからは、ミスチルのライブにも行きました。兄貴の影響で、スピッツ、ミスチル、奥田民生さんとかしょっちゅう聴いていたんですよ。スピッツだと、特に『はちみつ』というアルバムがすごく好きですね。ミスチルの『名もなき詩』とか、奥田民生さんだと『愛のために』『さすらい』……あとユニコーン時代の曲で『ヒゲとボイン』とかも聴いてましたね。いい曲なんですよ!
『ハチミツ』
スピッツ
『ヒゲとボイン』
ユニコーン
――今後、例えばアニサマなどで、共演してみたいアーティストはいますか?
実はパスピエのボーカル・大胡田なつきさんが、上京したときからの友達で。いつか一緒にライブをやってみたいなと思ってます。アニソン歌手だと、オーイシマサヨシさんですね。ギター教えてほしいなぁ~(笑)。
――仲村さんは「アイドルマスター SideM」の天道輝役としても活躍していますが、天道くんが教えてくれたものはありますか?
いっぱいありますよ。一緒にいろんなことを学んできました。天道は作品の中で、アイドルとして初めてのことをいっぱい経験していくのですが、同時に僕も初めてのことを一緒に彼と経験させてもらって。僕のデビュー作なんですよ。だから例えばダンスとか、彼と一緒で僕も初めてだったし。ドラマCDの収録とか、ゲームの収録とか、ニコニコ生放送だって初めてで……全部のことを一緒に経験してきましたし、教えてもらいました。
――ソロライブはもちろん、アニサマやランティス祭りなど、何万人の前で歌を披露する場面も多かったと思います。
たくさんステージを踏ませていただいて、今まで悪い緊張をしていたのが、良い緊張ができるように変わっていきましたね
■音が立体的で、本当にすぐそこにいる感じがします
――さて、ここからはハイレゾ体験コーナーです!『Here comes The SUN』に収録された3曲を、ハイレゾでお持ちしました。
うわぁ~まじですか!?
『Here comes The SUN』
仲村宗悟
――是非高音質で体験してみてください。
すげ~!いやぁ~いいですね~!音が立体的で、本当にすぐそこにいる感じがします。1つ1つの音が潰れていなくて、すごいくっきりと聴こえるのに、それでも1つ1つがバラバラじゃないのがいいですね。くっきりしているのに、まとまっているというか。
――さすが……耳が良いですね!
こういうスピーカーと、ヘッドホンとか、欲しくなっちゃいますね。沼だなぁ~(笑)。
――他の曲も是非聞いてみてください。仲村さんが好きそうだなと思う曲を、いくつか持ってきています。Stingの『Englishman in New York』は、今年新しくリリースされたセルフカバーバージョンですね。
うわぁ……めちゃめちゃいいなぁ~。
『Englishman in New York』
Sting
――チャットモンチーとユニコーンは、ライブ音源になります。
ライブ音源はまたちょっと違いますね。満足感がやばいです。すぐそこで演奏してるみたいに聴こえます。現地の空気感がそのまま詰め込まれている感じがありますね。
『大迷惑 (D3P.LIVE CD)』
ユニコーン
――SideMの曲もお持ちしていますよ!
打ち込みのサウンドもいいですね~。いやぁ~いいなぁ~。
『DRAMATIC NONFICTION』
DRAMATIC STARS
ちなみにこのヘッドホンとプレイヤーって、お値段はいくらくらいなんですか?
――結構高いです……(笑)。ヘッドホンとプレイヤーを合わせて、10万円はいかないくらいですかね~。
え!でもそれくらいでこんなに良い音で聴けるんですね。ヘッドホンだけで10万円超えるものもありますもんね。
――最近は、安価なものでもハイレゾ対応のヘッドホンも増えてきていて。是非今度、ハイレゾ対応ヘッドホンを買いに行く企画をやりましょうか!
あぁ~それありだなぁ~。沼になっちゃう(笑)。音楽周り、めちゃくちゃいいものが揃っちゃいますね!
――それでは最後に、今夢に向かって頑張っている方に向けて、エールをお願いします。
周囲の人からいろいろと言われることもあると思いますが、自分がやりたいなと思ったことには是非突き進んでいってください。僕は、夢とか目標はいくつあってもいいと思っているんです。楽しいと思えることが人生でいくつもあったら、きっとその分人生が彩るはずなので。自分が興味を持ったことには、「でも今はこっちが夢だからやらなくていっか~」とかじゃなくて、二足のわらじでもいいから挑戦してみて、いろいろ吸収していってください。たくさんの夢とか目標とかを持ってほしいなって思います。僕も実際そうだったから。人生を彩るために、一緒に楽しんでいきましょう!
『Here comes The SUN』
仲村宗悟
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〆切:11/5(火)moraスペシャルインタビューも掲載中👇https://t.co/IRp6vxNH0R pic.twitter.com/dLFwYYn3bf
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□桜田 夢子
音楽好きのアニメ・ゲームオタクとして、mora内ブログやTwitterにしばしば出没。
ライブレポートやレビューなどを随時執筆中。過去の記事はこちら。