【TRUEインタビュー】言葉を愛し続けたTRUEが紡ぐ 4thアルバム「コトバアソビ」リリース。

バラエティ豊かな新録曲の数々

――次にアルバムの新録曲について教えてください。今回は実にバラエティ豊かな楽曲が出揃っていますが、特に挑戦だった楽曲はありますか?

TRUE:「Acceleration(トラック6)」です。かなり洋楽っぽいサウンドで、ここまでの本格的な王道なロックって実は私の楽曲だとそんなに多くなかったのではないかなと思うので、新たな挑戦でもありました。あとは今回「コトバアソビ」というアルバムの収録曲でもあるので、とことん言葉で遊ぼうと思っていて、意味合いよりも“言葉の動き方の面白さ”みたいなものを重視しているので、ぜひ皆さんには歌詞の意味を考えるのではなく、そのままの音に乗った言葉を楽しんで感じてくれたらって思っています。そういう意味でも挑戦だったかなと。

 

――この楽曲はとてもライブで盛り上がりそうな楽曲ですね!

TRUE:この曲は、神田ジョンさんに書いていただいているんですけど、ジョンさんとは毎回お互いに果たし状を送り合っているような感覚があって(笑)楽曲を通じて、ジョンさんが「これは歌いこなせないだろう?」って投げてくるものに対して「いや、私ならいけます!」って返事しているような気持ちなんですね。そのジョンさんと制作した楽曲で、今はライブ定番曲に成長した「分身」という楽曲があるのですが、今回は「分身」に入る前の、導入曲になるようなものを目指して制作しました。

「分身」
TRUE

通常 ハイレゾ

――導入曲ですか?

TRUE:ワンマンライブの中で、場面転換になる曲が欲しいなと常々思っていて、ここからブーストがかかって盛り上がる曲に入るよっていう導入曲に「Acceleration」がなったのではないかなと思っています。

 

――続いて、新録曲で作詞に特に苦労した楽曲はどれでしょうか?

TRUE:苦労した楽曲は 「リブート!(トラック7)」ですかね。
「リブート!」の作家sijiさんは初めてご一緒する作家さんなのですが、どこまでも自由で、型にはまらないメロディの構成の仕方がとても面白いなと思っていて、そこに言葉を乗せるというのは色々と苦労したところでもあります。「リブート!」もかなり「コトバアソビ」というアルバムタイトルを意識して作っていて、耳なじみの良さとかゴロの遊び方もふんだんに織り交ぜています。

 

――例えばどのようなところでしょうか?

TRUE:アタックのところで同じ母音を使うようにしたり、簡単な韻を踏んでみたり、そういうものを意識しました。なおかつ、あまりこれまで表現して来なかった“正しくない私”、私の中のエグみだったり、人に見せたくないドロドロした部分を、包み隠さず思いっきりぶつけようと思ったのがこの「リブート!」という曲でした。

 

――次に、レコーディングが特に印象的だった新録曲はありますか?エピソードを教えていただければと。

TRUE:どの曲もそれぞれにあるんですけど…「叙情詩とロマンス(トラック8)」という楽曲が、レコーディングにおいて「私自身を私が芝居をして歌っていくような」歌い方をしていて、そういうアプローチの楽曲は初めてだったので、印象的でした。

 

――実際にどれぐらい歌われたのですか?

TRUE:実はレコーディングでは数本しか歌っていなくて、全部通して歌って、ほとんどそのまま使っているという感じです。なので、映画の場面を切り抜いているような感覚をそのまま味わっていただきたく思っています。生身の人間の息づかいだったり、呼吸だったり、人が生きている証みたいなものを感じていただけるのではないかなと思います。そういう意味ではすごくレコーティングが印象的でした。

 

――確かに「叙情詩とロマンス」は収録曲の中でも特に世界観がある楽曲に仕上がっていますね。

TRUE:音楽的にものすごくクオリティが高いものが完成したので、この楽曲を超えていくというのが、今後の制作過程において新たな自分のハードルだなと思うくらい、私の中でもすごく満足した楽曲に仕上がりました。

 

世界中から愛された「Sincerely」

――アルバムの最後に「Sincerely (English version)(トラック13)」が収録されています。ファンの方のリクエストも多かったんじゃないですか?

TRUE:それもありつつも、この数年間「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の楽曲を様々な国で歌わせていただく機会を頂いていて、その中で日本語の歌を皆さんがすごく素直に受け止めてくださっていたんですね。日本語が公用語ではない国にもかかわらず、涙を流して聴いてくださったり、一緒に口ずさんで下さったりとか、それぞれに受け取ってくださっているなと。

「Sincerely」
TRUE

通常 ハイレゾ

そのように、本当にたくさんの方に愛していただいた楽曲でもあるので、その感謝の気持ちも込めて、より鮮明にこの楽曲に込められた想いを受け取っていただこうと思いEnglish version を制作したと言う形です。

 

――今回もLynne Hobdayさんの英訳となっていますが、今回の訳詞もいかがだったでしょうか?

TRUE:本当に素晴らしいと思います。サビの最後「sincerely」で締めているところは感動しました。普段は脚本等を書かれている方だそうなので、すごく情緒的で、完成度の高い歌詞を作っていただいたなと思っています。

 

――今回は最初から最後までバラエティ豊かな楽曲が揃っていますが、全体のトラック構成はどのように意識されましたか?

TRUE:アルバムの制作時からヴァイオレットの曲で締めようというのはずっと決めていて、同時に「MUSIC」 が完成した段階で、この楽曲から始まる構成が一番今の私にはふさわしいんじゃないかなと思い、最初と最後に関しては特に悩むこともなく決めました。

ただ間の並びは今回すごく苦戦して何度も何度もパターンを並び変えては聴いてを繰り返して10日間ぐらい考えました。最終的には思いの途切れない、流れの良い構成になったのではないかなと思っています。

 

これまで以上に素直にまっすぐステージに立てたら

――11月にはライブ開催も予定されています。ライブにあたっての意気込みをお聞かせください。

TRUE:1月にもワンマンライブを行いましたが、ライブを行うことで得たものはすごく大きくて、そこからまた10か月経って、よりどんな景色が見えるのかというのは自分自身も楽しみではあります。

 

――ライブで成長した部分が大きくあったと。

TRUE:特にコロナ禍に入っての2年間、私が進み続けて成長してきたなっていう感覚がすごくあります。それは今すごくいい環境で音楽制作ができているからだと思うんですけど、その止まっていなかった時間の流れというのをきちんと皆さんに見て頂きたいし、応援して下さっている皆さんはきっとそれで安心するんじゃないかなと思っています。

きちんと時間は流れていたし、その流れていた時間にも皆さんと結んできたもの、築いてきたものがあるんだよってことをきちんと直接お伝えできたらいいかなって思っているので、これまで以上に素直にまっすぐステージに立てたらなと思います。

 

――最後にmoraでお聴きになっている皆様へ、メッセージをお願いします。

TRUE:いつもハイレゾを通して楽曲をより鮮明に受け取っていただき、有難く思っています。今回のアルバムはこれまで以上に完成度の高い楽曲ばかりですし、音のクオリティもはるかに上がっているので、みなさんにもより満足していただけるのではないかなって思っています。細部にもとてもこだわったので、是非その音の揺らぎや、心の揺らぎを存分に味わっていただけたら嬉しいです。

インタビュー:mora スタッフ

 

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2021/08/25 (水) 00:00~2021/9/24 (金) 23:59まで。

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「コトバアソビ」
TRUE

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