【TRUEインタビュー】素朴で、純粋で、前向きな歌『WILL』(『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』主題歌)

ファンからもらう、すべての手紙が大事

――人生で思い出に残ってる手紙はありますか?

TRUE:ファンの方からの手紙ですね。私、有難いことにめちゃくちゃ手紙をいただくんですよ。特に……やっぱり『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を担当した頃からですかね。なかには、自分が悩んでいることをご相談してくださったり、そして後日(悩みが)解決したことを手紙で報告してくださったりする方もいて。すべての手紙が本当に大事ですね。あとは身近な人からもらった手紙だと、私が作詞家としてデビューしたときにおばあちゃんから私が書く歌詞のダメ出しの手紙をもらったことがあって(笑)。もっとこういう風に歌詞を書きなさいっていう内容で、詞のタイトルが「我君を想う」だったんです(笑)。でもそれが素晴らしい詞なんですよ!すごい衝撃的でしたけど、大事にしています。

 

――言葉というものに興味を持ちはじめたのはいつ頃ですか?

TRUE:昔、唐沢美帆という名義で活動していたときに、初めて書いた歌詞をフジテレビのドラマの挿入歌として使っていただいたんです。『Way to Love』という曲ですね。まだ高校1年生ぐらいで、恋っていうのを知ったばっかりのときで。恋に落ちていく過程の歌詞って本当にあのときにしか書けないもので、今だからこそすごい歌詞だなって自分でも思います。その頃から言葉をつづったり、歌詞を書いたりするというのは、私にとっては日常で身近なことでした。親に手紙を書いたりもしていましたね。

『Way to Love』
唐沢美帆

Way to Love/唐沢美帆

通常

――在宅期間にハマったことはありますか?

TRUE:ゲームにハマりましたね!宅録できる環境を整えたり、新しい機材とかを買ったりしている延長でいろいろゲームを買っていたら、スプラトゥーンにハマっちゃって(笑)。なんて平和なバトルなんだろうって(笑)。実況動画とかも見ることもあります。あとは、とにかくたくさん曲を作っていました。ここ1、2年ずっとライブやイベントが続いていたので、しっかり自分を見つめながら曲を作る時間ってそんなになかったんですよね。なので、逆にいい機会だなと思って。割り切って制作時間に当てました。

 

――愛用しているイヤホンやヘッドホンはありますか?

TRUE:もう随分昔のものなんですけど、ソニーのMDR-1000Xを普段使い用として使っています。私の耳の形に合っているのか、全然疲れないんですよね。レコーディング用のMDR-CD900STも持っていますし、ゲームをやるときはゼンハイザーを使ったり、用途によって使い分けています。あと、外出時にはAirPodsも使用しています。

 

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は愛の溢れた超大作

――最後に、moraで『WILL』を聴いてくださった皆様にメッセージをお願いします。

TRUE:何はともあれ劇場版を見てほしい!劇場に足を運んでいただいて、その目でヴァイオレットが選んだ道を見届けてほしいです。私は皆様より一足先に映像を見せていただいたんですけど、こんな超大作の劇場作品は見たことないっていうくらい、京アニさんの本気を感じました。こんな超大作、生半可な気持ちじゃ作れないんじゃないかって……そのくらいすごかったし、そのくらい愛が溢れた素晴らしい作品です。もちろんコロナの影響もあって難しい状況下ではありますが、体調には気をつけながら、新しい環境で、是非皆さんに劇場へ足を運んでいただけたらと思います。

(取材・文/桜田夢子)

 

『WILL』
TRUE

WILL/TRUE

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